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「友達の妹が俺にだけウザい」第2巻感想 彩羽可愛すぎ問題

この記事は

「友達の妹が俺にだけウザい」2巻の感想です。
ネタバレあります。

はじめに

ううううん。
好きだなぁ。
トマリさんの絵。
経歴知りたくて、ちょろっと調べてみたら「シャニマス」の公式イラストレーターと考えられてたのね。
ユーザーから滅茶苦茶評判良かったみたいですけれど、さもありなん。
分かる~、良いよね~。

彩羽の魅力が100倍増しだよね。
取り敢えず書店の彩羽POP売って頂けませんか?

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©三河ごーすと/トマリ
2巻の感想です。

彩羽可愛すぎ問題

彩羽可愛すぎ問題。(大事なことなので)
ラスボス臭をいよいよ醸し出してきた母親・天地乙羽との間に何があったのかは、まだまだ朧気ではっきりとはしていませんが、およそやりたいこと・好きなことを出来ないような家庭事情があったものと思われます。
鬱屈した毎日を晴らしてくれた明照だからこそ、彼だけには素の自分を出せるというのは、なんか分かる。
分かるから、ひたすら可愛く思えます。

母の前で素を出せないのだとしたら、辛くないですか。
家庭って、裸の自分をさらけ出せる場所であって欲しいですよね。
気兼ねなく、気遣うことなく自分というものを示して、リラックスできるのが家庭で、子供にとっては尚更そういう場所であることは大事なことだと思うのです。
これはあくまで妄想に過ぎませんが、もし、彩羽は母の前で素をさらけ出すことを咎められ、「優等生」でいることを「躾」られていたのならば。
清楚キャラを強いられていたのなら、今回の件は辛すぎですよね。

唯一素の自分を受け入れてくれた明照が、清楚な真白になびいている。
彼女の怒りはごもっともですよね。
そんで、落ち込んだろうなと。
やっぱり素の自分を抑圧しないといけないんだろうかという気持ちにもなるだろうし、否定された気分にもなるかもしれない。


いや、勝手な憶測なので間違っている可能性大ですけれど、ともかく、好きだからウザ絡みしてるってところが愛おしすぎる。
素の自分を出せるってことは、彩羽にとって、明照は家族同然の気を許せる相手ってことですよ。
安心して、心を開放できるということで、それほど彼を慕っているという証左でもあります。

しっぽをぶんぶか振り回して、ご主人ご主人と懐いてくる子犬のような愛らしさがあります。
2巻も彼女の可愛さが存分に詰まっていて、大変満足です。

展開に疑問もあったけど…

さて今回は演劇部の問題に取り組んでましたが、それでいいの?と感じるところもありました。
主演2人が次々とトラブルに見舞われ、突如の降板を強いられて、結局ヘルプの彩羽と明照が代打に立つというのは、「演劇部的にどうなの?」と。
良く言えば王道展開ですが、悪く言えばご都合主義全開です。
明照自身が言及してましたが、ちょっとあり得ないハプニングですからね。
あくまでもサポートをしてる彩羽達が主役まで奪っちゃったら、演劇部の為にはなってない、その場限りの延命策にしかなりえないですので。

解決とは言えないよな~と思っていたら、エピローグでこういった展開になったことに納得しました。
次の展開への布石なのね。

明照が舞台に立っていたことを知った乙羽。
この事実が後に巡り巡って、「彩羽が明照の相手役だった」ことが乙羽に伝わって、親バレとなるのかな。


物語の主軸が「演劇部を救うこと」ではなくて、あくまでもそれは仲間の諸問題を解決するための手段でしかないからこその飛び道具って感じですね。

あ、でもでも、翠はレギュラーとして見てみたいキャラですね。
なかなかにポンコツで可愛いです。
「紫式部先生」を間近で見ても、大好きなお姉ちゃんと同一人物だと気づけないところとか、あり得なさ過ぎてツッコミが追い付けないところもありますが、そこも可愛いです。
(お姉ちゃん好きすぎて、脳内補正しまくってるんだろうな~w)
見事にフラグ立ててましたし、回収されなかった以上は、再登場は確定のはず。
少なくとも3巻は菫がメインになるでしょうから、次巻は出て来てくれるかな。
再登場に期待。

終わりに

真白に言及しませんでしたが、彼女もなかなかに良いキャラしてますね。
いくら気恥ずかしいとはいえ、対面時の対応とネット越しの対応が真逆すぎて笑えます。
開き直って全力で好き好きアピールしてくる展開も良き。

ヒロインがみんな活き活きしてて、本当に読んでいて楽しいです。

中でもやっぱり個人的には彩羽推しですね。
トマリ先生のイラストも抜群に良いし、キャラ描写も図抜けて好き。
是非一色のいろはさんと一緒になって「先輩先輩」って主人公に絡んでくるコラボをやって欲しいです。
尊死する自信があります(笑