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「約束のネバーランド」脱獄編考察 -ミネルヴァのフクロウは夜に飛ぶ-

この記事は

「約束のネバーランド」の記事です。
ネタバレあります。

脱獄編もクライマックス

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遂に脱獄編もクライマックスに入りました。
第35話では、4歳以下を残して、5歳以上15名だけで一先ず逃げることにしたエマ。
しかし、予想よりも早い警報で鬼が動き出しました。

さて、ここで少し卑怯な逆算をしてみます。
第3巻には17話から25話までの9話が収録されています。
3巻の帯を信じるのであれば、次の4巻で脱出篇は終わりを告げる訳です。

現在35話。
今まで通り9話収録となると、34話までしか収録されず、終わる事が出来ません。
帯の予告は嘘なのか?
1つだけ可能性があるとすれば、「ONE PIECE」のように物語の都合上で収録話数…つまりページ数を大幅に増やすことです。
それにも限界があり、残り1~2話というところでしょう。

あと2話以内で終われるのか?
鬼の追及を逃れられるのか?

たった1つだけ、鬼ごっこを早急に終わらせる手段があります。

鬼ごっこは行われるのか?

そもそも僕は行われないと思っています。
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こんなおっかない連中に追い回されたら、ひとたまりもありません。
鬼が立ち向かってきたら、絶対にエマ達は捕まります。
一網打尽でしょう。
というか、エマら以外の年少組は殺されてしまいます。

そんな展開には絶対にならない。
鬼ごっこの始まりがイコールゲームオーバーとなるんです。

ならば、どうやって脱出するのか。
僕は正規のルート。
たった1本の橋からの脱出はしないと考えています。

空から

何故エマは全員脱出を諦めたのか?
35話で語られている内容が真実なのか?
19話(3巻56ページ)で語られたエマの作戦は4歳以下では不可能だからなのではないか?
この時は可能という判断を下してますが…。


僕の考えた今後1~2話の展開はこうです。
シーツなどを簡易的なグライダーのようにして、火事で起こした上昇気流に乗って、崖を空から飛び越えるのではないでしょうか。

火事を起こしたのはレイが自害するためでしたが、それを看破していたノーマンは、それを作戦に含めたのでしょう。
止めようと思えば、もっと早く止められた。
でも、それをしなかったのは、混乱を招く為。逃げる隙を作る為。
そして、真の目的は、地上の空気を暖めて、上昇気流を生む為。
「ミネルヴァの梟は迫り来る黄昏に飛び立つ」。
まさに、17話の伏線を拾っています。

ノーマンがわざわざ壁の上を上ったのは、飛んでいける距離かどうか測る為だったのではないでしょうか。
子供達の体重も考えあわせて、十分可能と判断して、エマに作戦を授けたのではないかと考えます。

ノーマンの生死

彼は最後何を見て驚いたのでしょうか?
この伏線が回収されていない以上、彼が死んだとは思えないのです。

もし、農園の内部に内通者…味方がいたとしたら…。
エマの作戦を知っているノーマンが、その内通者と待ち構えていて、エマ達を回収。
いっきに農園から逃げ去るのかなと。

そして物語は2年の歳月を経て、いよいよ最終章へと入っていく。
そんな気がするのですが、果たして。


感じ的にそこまで長く連載が続くとは思っていません。
鬼との戦いを描く作品では無いですからね。
逃げ出したら、あとは、残りの子供達を救い出し、農園を潰して終わり。
やることは見えてるんです。

展開も早いですし、10巻前後での終わりが見えてきたんじゃないかな。
良い感じです。

このままスパッと終わって、名作になって欲しいものです。


ミネルバのフクロウってどっかで聞いたことあるな、どこだっけな~と考えたら「Q.E.D.」だったw
第1話か。
懐かしい。

約束のネバーランド 3 (ジャンプコミックス)

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