これまで読んできた全てのラノベをランク分けしてみた
この記事は
ライトノベルの記事。
はじめに
カフェでまったりとラノベを読むのが、ここ2年程の趣味になっています。
週末は大抵kindle片手にコーヒー飲みつつ優雅に読書してます。
これぞ大人の余暇の過ごし方。ふっ。
「ねぇねぇ、あのおじちゃん、女の人のはだかの絵をむちゅーで見てるよ、ママ」
「ダメよ。ロリコンなんて見ちゃ目が潰れちゃうから止めなさい」
おかしい。
全然卑猥でもロリでも無い絵を、まるで世界遺産の美術品を拝むかのごとく見てただけなのに。
失礼な。この手のジョーク嫌いな方にはごめんなさい。
気を取り直して。
そんな訳でして、どんどんと読んだ作品が増えてきました。
まだまだ面白い作品に出会いたい。
そこで、名案を閃いたわけです。
僕の趣味を公開すれば、それに基づいてオススメをどこかの優しい誰かが紹介してくれるんじゃないか…と。
僕も一端のブロガーです。
8年近くブログやってて、10年くらいはtwitterで呟いている。
コメントも無ければ、バズったこともただの一度も無いけれど、きっと誰かがオススメ作品を教えてくれる。
そうに違いない!!
だから、今まで読んできた全部を曝け出しちゃう事にしました。
いつもは避けている「合わなかった作品」についても書きます。
好きな作品ばかり挙げてても、他人の趣味を把握するのは難しいという判断です。
あまり細かく分けるのは面倒というか難しいので、大まかに「人に薦められる」「普通」「ダメだった」の3つにカテゴライズしてみます。
では、「ダメだった」から書いていきますね。
(タイトルの五十音順で紹介しています。)
ダメだった
僕には合わなかったラノベです。
あんたなんかと付き合えるわけないじゃん!ムリ!ムリ!大好き!
著者 | 内堀優一 |
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イラスト | 希望つばめ |
タイトルとイラストに惹かれて購入。
合間合間に挿入されている日記やタイトルに伏線が張られており、それが意外な結末に向けて収束される構成は見事。
仕掛けとしては非常に面白いし、成功していると思うのです。
けれど、個人的な趣味ではないという理由でダメでした。
3巻まで出てますが、どうしても2巻以降に手を付けられないでいます。
結末だけは知っちゃったので、この先も読まないと思います。
エロマンガ先生
著者 | 伏見つかさ |
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イラスト | かんざきひろ |
メインヒロインが究極の引き籠りという設定が足枷になっていた感が強い。
主人公含めヒロイン勢が旅行とかに行っても、メインヒロイン不在(ビデオチャットで参加)というのはあまりにも寂しい。
また、心に傷を負った少女が立ち直るまでを描きたいのか、ラブコメを中心にしたいのか、少しどっちつかず感がありました。
「笑わせよう」というコメディ方面の欲を抑えて、いっそシリアス中心に組み立てていた方が良かったのかもなぁと。
文句言いつつ、まだ買い続けてるんですけれどね。
お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ
著者 | 鈴木大輔 |
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イラスト | 閏月戈 |
アニメで入って、秋子のあまりのド変態ぶりに嵌って、原作に手を出したけれどダメでした。
秋子が好きだからこそ、余計にダメだったのかも。
文章で綴られた彼女達の日常は、どう好意的に解釈してもイジメにしか見えなかったんです。
秋人を取りあうヒロイン達の秋子に対する仕打ちがリンチにしか思えなくて、結構胸糞悪かったんですよね。
それでも我慢して読んでたのですが、どうしてもこの印象が拭えず途中で読むのを止めてしまいました。
可愛ければ変態でも好きになってくれますか?
著者 | 花間燈 |
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イラスト | sune |
アニメ化決定しましたね。
4巻発売日に「妹覚醒」の帯の惹句に釣られて1巻購入。
ブラコンこじらせている妹が好きな僕は、どんな拗らせ具合を魅せてくれるのだろうとハァハァしながら1巻を読みましたが…。
あまりの内容の無さに挫けています。
でも負けない。4巻までは、4巻までは辿り着いてやる。(今3巻途中)
クソゲー・オンライン(仮)
著者 | つちせ八十八 |
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イラスト | にろ、東雲太郎 |
女の子キャラは可愛いんだけれど、それ以外の全てが合わなかったです。
文章にも乗れなかったですし、なにか物語性がある訳でも無く、ギャグも肌に合わない。
3巻まで読みましたけれど、最後まで相性悪いなと感じました。
年下寮母に甘えていいですよ?
著者 | 今慈ムジナ |
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イラスト | はねこと |
バブみってどういうことだろうという興味本位で手を出した一作。
求めていたのと違ったので…。
ファンタジー要素を根幹の設定に持ってこられちゃうと「コレジャナイ」感が強く残りますね。
ファンタジー・年下・バブみ要素を混ぜ込むのならば、漫画の「小学生がママでもいいですか?」のような味付けにして欲しかったです。
やはり1巻でゴメンナサイしちゃいました。
ねこシス
著者 | 伏見つかさ |
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イラスト | かんざきひろ |
「俺妹」熱に浮かされていた時に購入した作品。
今作が一旦ボツになった後に「俺妹」の企画が立ち上がり、設定の流用が試みられたというだけあって、黒猫そっくりの猫(猫又)が主人公になっている。
スターシステム的な面白味はあったものの、物語自体には特段惹かれるものはありませんでした。
全1巻ではなく、もう少し長ければキャラに感情移入出来ていたかもしれません。
変態王子と笑わない猫。
著者 | さがら総 |
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イラスト | カントク |
先は気になって、どんどんと次の巻を読んじゃうんだけれど、面白かったかと問われると…。
主人公をあまり好きになれなかったというのが理由なのかもです。
もう一歩感情移入出来てたら違ったのかもしれない。
それでも最後まで読んだのは、偏に好きなヒロインの顛末を知りたかったから。
僕の知らないラブコメ
著者 | 樫本燕 |
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イラスト | ぴょん吉 |
設定をストーリーに落とし切れてなかった感が強かったです。
一発勝負のネタでもしっかりと調理してれば、毎回異なる料理に出来る筈なのですが、1巻も2巻も同じような品が出されてしまって…。
1巻時点では割と美味しく食べられていたけれど、続けられると食傷気味になります。
練り込みをしっかりとしてれば、ちょっと変わったラブコメとして残れていたかもと思うと少し残念。
普通
普通に面白いという意味です。
異能バトルは日常系のなかで
著者 | 望公太 |
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イラスト | 029 |
ラスト数巻、挿絵が029さんじゃなくなっていたのは辛かった。
アニメスタッフとはいえ、似てるんだけれど、似てるだけでやっぱり全然違いますね。
本編で言えば、物語としてはもう一歩。
必要なこととはいえ、少し「黒き十二枚の翼」側(桐生一側)の物語が多かった。
もっと文芸部のコメディを見ていたかったです。
キャラが抜群に立っていただけに、余計に好きなキャラの物語を多く読みたかった欲が強く残ってしまいました。
教え子に脅迫されるのは犯罪ですか?
著者 | さがら総 |
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イラスト | ももこ |
世の中にはリアル二足の草鞋作家さんがいます。
「俺ガイル」の渡先生がサラリーマンをしつつというのは有名ですけれど、本作のさがら先生も塾講師の傍ら作家業を営んでいるとご本人が語っています。(2012年の「このラノ」インタビューで)
てなわけで、取材だけでは知り得ないリアリティを以て塾講師が小学生女児を日頃どういった卑猥な目で見ているのかが克明に語られています。
「ロリアリティ」(ロリのリアリティ)を提唱し、高いロリアリティを持つ白鳥先生が仰ってるので間違いないです。
白鳥先生「私のロリアリティは53万です」
アホなこと書いてる場合じゃないですね。
ロリに翻弄される主人公がおかしくて、非常に楽しい。
主人公に好感が持てるだけで、作品自体の印象がガラッと変わりますね。
俺を好きなのはお前だけかよ
著者 | 駱駝 |
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イラスト | ブリキ |
主人公とギャグのノリが合わない分マイナス。
ヒロインの可愛さと毎巻作り込まれたシナリオの分プラス。
突き抜けた部分は無いんですが、かといって、致命的に悪い部分も無い。
普通という言葉が一番しっくりくるんですよね、なんとなく。
ゲーマーズ!
著者 | 葵せきな |
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イラスト | 仙人掌 |
勘違い錯綜系でキャラクター達が「僕たちは勘違いが多いから気を付けよう」と自覚してしまう作品が今まであっただろうかw
まぁ、それほど細かいことで本当に見事に勘違いを繰り返してきた彼ら。
基本的には主人公・景太視点に軸足を置きつつも、章によってメインキャラそれぞれの視点で物語を多角的な方向から描くという手法を採用。
一人称小説が陥りがちな「主人公以外のキャラの心情表現の少なさ」をカバー。
メインキャラそれぞれの心情表現をしっかりと描くことで、活き活きとした彼らを活写出来ていたと思います。
ゲーマーズ!DLC
著者 | 葵せきな |
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イラスト | 仙人掌 |
本編主人公・景太の一人称が少々苦手で、どこかくどさを感じていたのです。
あまりにも卑屈過ぎて、(そこが景太の良い所なのかもですが)詳細に語られるとウザさがあって。
その分外伝主人公である歩は、そういった部分が無いので、スッキリと読めるのが大きかったかな。
一人称小説の場合、語り手の性格で好き嫌い分けている節が僕にはありますね。
物語は凝った部分は無いのですけれど、徐々に主人公が追いつめられていく所が笑えて面白かったです。
この素晴らしい世界に祝福を!
著者 | 暁なつめ |
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イラスト | 三嶋くろね |
キャラメイクが上手い。
1人1人の個性が濃すぎて、忘れようがない印象を刻んでくる。
美少女であることをかなぐり捨てているところがギャグとしての面白さに繋がっているんですよね。
それでいて、恋するとグッと可愛くなるから卑怯。
今すぐにでも爆裂魔法を撃ち込まれたい。
そんな濃いヒロイン達を纏め上げる主人公カズマもまた負けず劣らず濃い。
ゲスくてクズでロリで、強くも無いのに数々のスキルを使いこなして決めるところは決める。
ひとつ間違えると印象最悪な性格なのだけれど、根は良い奴だし、裏表なく本能に忠実なので憎めない。
この辺のバランス感覚も秀逸です。
スレイヤーズ
著者 | 神坂一 |
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イラスト | あらいずみるい |
僕が最初に読んだラノベ。
1巻で魔王を倒しちゃったので、2巻以降敵ボスが弱くなるんですが、にも拘らず緊迫感と不安感を扇動する筆致は流石の一言。
世界設定がしっかりしており、毎回凝ったプロットを提示してくれるので飽きずに読み続けられる点も今作がいつまでも色褪せない名作である証左なんじゃないかな。
第2部はコメディ要素が鳴りを潜め、ガラッと作風が変わってしまうので人によって好みが分かれそうです。
悲劇的な結末もあって、個人的には気分が重くなるので苦手でした。
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア
著者 | 大森藤ノ |
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イラスト | はいむらきよたか |
本編ヒロインのアイズを主人公に、彼女の属するロキファミリアの激闘を綴った物語。
大森先生の特徴である絶望的な状況作りの真骨頂を拝めるところがキモでしょうか。
作中でも1・2を争う実力派集団をメインに据えつつ、そんな彼らでも限界まで追い込まれてしまう敵の創造とシチュエーション作りを「本編の世界観」を壊さずに作り出している所が凄い。
やりすぎると本編の方が陳腐になっちゃいますからね。
「ダンジョン」を本編に譲って、人を敵に設定したのは大きな意味があったなと思います。
(強さを定義すると「ダンジョン」>>>「人」でしょうから)
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル
著者 | 大森藤ノ |
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イラスト | ニリツ |
「ダンまち」の外伝。
リューを主人公にした1巻のみの書評となりますが、面白いは面白いです。
ただ、どうしても本編を読んでる前提となってしまうのでこちらの枠に入れました。
サブキャラの過去が明かされるので、意外な事実に嬉しい悲鳴こそあれ、この辺はファンじゃないと存分に楽しめないよなということです。
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金
著者 | 鳳乃一真 |
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イラスト | 赤りんご、のん |
途中まではバツグンの面白さを誇っていて、大興奮で読んでいたのですがラストで少しだけ評価を下げてしまった作品。
とはいえ、しっかりとした終わりではあるので、あくまでも好みのお話なのですけれど。
第1巻から引っ張ってきたシリーズ最大の謎に対する期待感が高くなり過ぎていたのでしょうね。
あって欲しく無かった解答ということもあって、正直ガッカリしちゃいました。
人に薦められる
甘城ブリリアントパーク
著者 | 賀東招二 |
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イラスト | なかじまゆか |
9巻が発売延期になって1周年になります。いつでるのでしょうか。初夏っていつのことですか?
他作品のお仕事も大事だとは思いますが、こっちのことも思い出して下さると嬉しいです。
閑話休題。
やっぱりコメディも上手いということを再認識させてくれました。
遊園地に行った時のようなとことん楽しい気分にさせてくれます。
妹さえいればいい。
著者 | 平坂読 |
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イラスト | カントク |
短編の寄せ集めなので、サクサクと読めるというのが長所。
ラノベらしく軽い気持ちで読めるコメディです。
ただ、キャラの心理描写を疎かにしてないので、青春群像劇という一面を持たせる事に成功していて、軽くなり過ぎないようバランスが取られている。
こんなところも長らく読み続けられている理由なのかなと思う。
俺の妹がこんなに可愛いわけがない
著者 | 伏見つかさ |
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イラスト | かんざきひろ |
ドタバタラブコメとして大いに笑えて、センシティブな性愛を真正面から取り組んだドラマに考えさせられました。
シリアス面でも踏み込んで描かれた点は素晴らしいのかもですが、僕が嵌ったのはやっぱり愛しいキャラクター達。
桐乃を筆頭に、黒猫、あやせと魅力的で可愛らしい女の子が多く出てくる作品も珍しい。
僕の中では、忘れられない、外せない大好きな作品。
弱キャラ友崎くん
著者 | 屋久ユウキ |
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イラスト | フライ |
青春群像劇の新たなスタンダードとして残っていくに違いない名作。
漫画的(ラノベ的)キャラクタライズされすぎてない等身大の登場人物達が背丈にあった日々を送っている。
って書くと抽象的過ぎますかね?
記号化された性格を型に嵌めたまま盛り込む事無く、「どこにでもいそう」と思わせてくれるまでに削ぎ落としているところが良いよね。
だからこそ、彼らの物語もどこか有り得そうな現実感を伴っているし、彼女(メインヒロインの葵)の理論も嘘っぽくも安っぽくも無い説得力がある。
フライさんの描くイラストも過度にデフォルメされたタッチでは無く、どちらかといえば写実寄りのタッチであることが作品のイメージと合っていて、相性が抜群に良いです。
涼宮ハルヒシリーズ
著者 | 谷川流 |
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イラスト | いとうのいぢ |
京都アニメーションが作ったアニメから入ったのですけれど、「良く出来たアニメ」の面白さを軽々と飛び越える原作の面白さったら…。
アニメ版を貶めるつもりはないんですが、原作には敵わないのだなと思い知りました。
SFを学園ものに落とし込んだ小説としては、屈指の出来なんじゃなかろうか。
読みやすい文章に、分かりやすく噛み砕かれたSF状況、練り込まれたプロット、記憶に残るキャラクター。
完結してない事が唯一にして最大の欠点ですが、内容に関しては文句などつけようがありません。
スレイヤーズすぺしゃる
著者 | 神坂一 |
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イラスト | あらいずみるい |
小説で生まれて初めて爆笑した作品。
本編の前日譚的な立ち位置の短編集なので、本編未読でも全く以て問題ありません。
ハチャメチャなリナとリナ以上にしっちゃかめっちゃかなナーガの凸凹コンビが、事件を解決してるんだか破壊して回ってるんだか分からない珍道中を繰り広げるというのが、大まかな筋。
笑ってストレスを発散したい時には大変オススメです。
青春ブタ野郎シリーズ
著者 | 鴨志田一 |
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イラスト | 溝口ケージ |
思春期症候群というSF要素をキャラクターの内面を描き出す事に徹底的に利用出来ている点が、最大の長所です。
勿論キャラクターのドラマから逆算して、それぞれの思春期症候群を作り出しているのでしょうけれど、それを不自然とさせないような世界観設定なのでキャラのドラマだけに集中できる。
結果として、キャラクターを好きになれるんです。
設定をストーリーに落とし込むとはこういうことだよというお手本のような作品。
間違いなく傑作です。
生徒会探偵キリカ
著者 | 杉井光 |
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イラスト | ぽんかん⑧ |
巨大な学園を舞台に生徒会の会計を任されているキリカを主人公に、彼女の元に舞い込む依頼を次々と解決するミステリコメディ。
ミステリと言っても殺人などの残忍なものは取り上げない、所謂「日常ミステリ」を扱っており、中でも学園と言う舞台装置に適したものばかり。
今作が秀逸な点は、生徒会選挙や学園祭という学校ならではの行事にミステリを絡めて物語を構築しているところ。
惜しむらくは未完のまま長年放置されてしまっていること。
杉井先生は他作品を次々と起ち上げているので、もう続きは出ないのかもです。非常に残念。
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
著者 | 大森藤ノ |
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イラスト | ヤスダスズヒト |
最弱から伸し上がっていくヒーローのドラマは、やはり熱いですね。
周囲の評価を覆していく活躍には胸がスカッとします。
好印象な主人公、可愛いヒロイン、頼れる親友、そして悪辣な敵と極悪なダンジョン。
徹底的に追い込まれた状況からの大逆転劇を見せ場とした物語。
全てに於いて一級品。
29とJK
著者 | 裕時悠示 |
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イラスト | Yan-Yam |
外資系保険会社のコールセンターに務める29歳の槍羽鋭二が社長命令でJKと付き合う事になったら…。
設定こそラノベで荒唐無稽なのですが、描かれるドラマは非常に骨太。
サラリーマン社会に蔓延る不正や理不尽に追い込まれる力を持たない社畜が、知恵と経験と部下からの信頼をもって敢然と戦う姿は非常に熱い。
やるせない日々を送るサラリーマンにこそ読んでもらいたいラノベ。
フルメタル・パニック!短編集
著者 | 賀東招二 |
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イラスト | 四季童子 |
短編集しか読んでなくて損をしてるのかもしれない。
けれど、面白い。笑える。
やはりアニメ「ふもっふ」から入ったのですが、一般常識を知らない宗介が巻き起こす騒動には笑わずにはいられません。
ツッコミ(かなめ)も楽じゃ無いなぁと同情しちゃうw
ぼくたちのリメイク
著者 | 木緒なち |
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イラスト | えれっと |
突如10年前にタイムリープして、リメイクを図る主人公。
憧れだった3人のクリエイター達と出会い、彼らの未来の為にと奮闘するのだけれど…。
「本来居なかった存在が、成功したはずの若者達の中に混ざったらどうなってしまうのか」。
予定調和とはいかない「バッドエンド」をしっかりと見せつけてくるところが最高ですね。
魅力あるキャラ、爽やかな青春譚と主人公に甘くない物語。
全ての面でレベルが高くて、本当に面白いです。
僕は友達が少ない
著者 | 平坂読 |
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イラスト | ブリキ |
残念系青春ラブコメの走りにして到達点。
キャラの魅力だけで突き進んでいるといっても過言じゃない。
物語が無いと言われても強く否定は出来ないんですが、キャラの魅力に取りつかれてしまうともう抜け出せない、止まらない。
物語は提供されるだけじゃない。時には見出すものだ!!(どやっ)
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
著者 | 渡航 |
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イラスト | ぽんかん⑧ |
初期は連作短編コメディだったのが、いつの間にか長編青春活劇になっていたでござる。
本物の関係に拘った彼らの不器用な青春を切り取った名作。
結構好き嫌い分かれそうではあるのですが、嵌るととことん嵌りますね。
やっぱりいろはすが可愛いわけですよ。
あのあざとさも許せちゃう。いろはす~。
Re:ゼロから始める異世界生活
著者 | 長月達平 |
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イラスト | 大塚真一郎 |
死に戻りというワンアイディアだけで、ワンパターンにならない物語を創造している。
今作もやはり設定をしっかりと活かしており、飽きさせず・先読みさせない物語を提供してくれています。
絶望的なシチュエーション作りは、「ダンまち」の大森先生と並ぶほど上手い。
こんなんじゃ絶対に逆転なんて無理でしょうという状況から、鈍臭くもがきながらも見事にひっくり返すところに大きなカタルシスを覚えます。
りゅうおうのおしごと!
著者 | 白鳥士郎 |
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イラスト | しらび |
最年少竜王がJCを内弟子にしたら、クズ竜と呼ばれるようになった。
関西を舞台に、将棋の世界を熱いドラマと濃厚なロリで描いた一作。
腹の底から笑えて、棋士たちの熱い戦いにハラハラする。
将棋初心者にも問題無く楽しめるようになっている点も好き。
終わりに
殆どがぼんやりとした抽象的なコメントになってしまいましたので、趣味は伝わりにくいかもしれません。
これが僕の限界です。
もし「これ読め」ってオススメしてくれる作品がありましたら、twitterで教えて下さると嬉しいな。
(コメントははてなユーザーにしか開放してませんので、難しいかと思います)
まぁ、記事が読まれる事すら殆ど無いんでしょうけれど…。
あぁ、売れっ子ブロガーになりたい。