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「29とJK」5巻感想

この記事は

「29とJK」5巻の感想です。
ネタバレあります。

サイン本売ってた

買っとけばよかったかな…。
5巻の感想です。
ネタバレありますのでご注意ください。
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高い満足感がそこにあった

4巻の感想でこんなことを書きました。

何故、アルカンフェルCEOは直接鋭二に首を言い渡しに来たのか?
この謎の解が、最大にして最悪の局面を切りぬける最後の一手になる気が致します。

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正解は⇒たまたま来日していたCEOに剣野が掛け合っただけ。特に意味は無かった。


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さて、たっぷりと自分を馬鹿にしたところで、感想に入りますと…。
満足感の高いクライマックスだった。
読み応えが凄い。

ドブネズミら「小物」は、小物に相応しい最期を用意しつつ、剣野との決着は「長年のライバルとの戦い」に相応しいものになっていたと思うの。
今までの相手に対するような敵愾心を持って完膚なきまでに叩き潰すような事は無く、純粋に勝負をしてるというか。
正攻法で正論で攻めてくる剣野は、やはりどうしても崩しようの無い相手。
ドブネズミのパワハラを見てみぬふりをしていたのは頂けないけれど、部下じゃあないですしね。
清く正しいばかりではなく、政治を絡めつつも、しかし、肝心の部分では真っ向から勝負を仕掛けて来ていた。

鋭二もだからこそ、「相手を叩き潰す」のではなくて、「相手の仕事を無くす」方法を貫いたのだと思う。
巻を跨いで引っ張ってきたからこそ、これまで提示してこなかった道筋からの解決策(奇策)を望んでいたものの、初志貫徹じゃないけど最初の手段に拘り抜いたところはやはり評価すべきところなのでしょう。
ストレートに挑んできた者に対する礼儀としてストレートで真っ向勝負。
そこが、この対決の気持ちよさを生んでいると感じました。

後味の良い負け方とでもいうのかな。
「どんな手段も講じる」と宣言するほど勝ちに拘ったケンが、奥の手を使わせなかったのは、鋭二の姿勢に対する最大級のお礼だった気がします。
勝負が終わった後の「サラリーマン」としてのケンを思いやる鋭二の姿、そして、もうこれは「元鞘に戻った」という表現で構わないでしょう3人の関係の清々しいラストも非常に良かったです。
外連味の無い勝負の爽快さとカタルシス溢れる死闘の痛快さ。
両方が高いレベルで融合し、それぞれを楽しめるエンタメ作品に仕上がっていました。

ラブコメ

さて、本作はラブコメであるからして、ここが大切。
ラノベもビックリの本格的なサラリーマンドラマは、全てここに収束しているから面白いんですよね。

鋭二は否定してますが、やはり彼は憧憬に値する男です。
なんだかんだと言い訳をしたところで、上司に逆らう・間違ったことを間違いだと言えるのは、なかなかに出来ることじゃありません。
世の殆どのサラリーマンが権田課長に近いはずです。
(そんな課長もしっかりと男を上げましたので、一般的なサラリーマンは彼にも及ばないのかな)
鋭二の相手が強大であればあるほど、彼が周りから信頼を得ていくという構図は、非常に説得力があります。
サラリーマンとしての生き様とラブコメが密接にリンクしてるんですよね。
だから、巻を増すごとに鋭二ハーレムが拡張していくのも納得出来るのです。


さて、このラブコメレース。
JKが増え、シングルマザーが参戦の名乗りを挙げ、元カノ幼馴染も腕をまくり、ますます盛り上がって来ました。
どんなにライバルが増えても、花恋エンドは覆りそうもないところですが、果たしてどうなるのか。

絶対無二なメインヒロインがいるからこそ、先が気になるんですよね。

鋭二らしく1人1人と向き合い、誠実にお断りしていくのでしょうか。
それだとドラマが無い。
やはり波乱を期待しちゃいます。

個人的には、やはり綾エンドを所望したいところ。
綾ちゃんだいしょうりぃぃぃぃ。


どう決着が着くのか不明ですが、残り時間は少ないのかもしれませんよね。
大変面白い作品なので、もう暫く読み続けたいので、次で終わりってことにはなって欲しくないのですが…。
鋭二の誕生日が間近に迫って来ています。
歳を取ったら、タイトルに偽りアリとなっちゃうから、イコール終わりが近いと解釈するのがベターです。
この1年で、彼も平社員から役員にまで有り得ないスピードで昇進しちゃいました。
流石にそちらのドラマもこれ以上続けていくことは難しいところまで達してきた感じです。
だって、「弱者」が「権力者」に挑むジャイアントキリングが面白味になってましたからね。
鋭二自身が権力者になっちゃうと、それはちょっと違うかなとなる。

あと1、2巻で終わってしまうのか。
終わるのなら、どのヒロインエンドとなるのか。
そんなことが気になってしまう5巻でした。

終わりに

新シリーズ「30とJK」に期待しましょう(笑