コミックスを打ち切る編集部は割と本気で解散して欲しい
この記事は
なんか無性にdisりたい気分なの。
すみません。
寝れない
追記
解散して欲しいとか何様って感じですね。
気分でこういう記事書いた事を反省してます。
眠れなくてちょっとイライラしてるので、ブログで発散するという最低なオッサンです、おはようございます。
ちょっと日頃思っていたけれど、言えなかった事を書いてみます。
コミックスを打ち切ることって連載打ち切り以上にヒドイからね。
いや、マジで。
チャンピオンがヒドイ
「週刊少年チャンピオン」のことですよ。
この雑誌は本当に酷いと思う。
アンケート成績が悪く短期打ち切りになった作品では、単行本を出せる量のページ数が溜まっていても、採算が取れないと判断されると単行本は発売されない場合がある。
また、発売されても部数は極端に少ない。
少年チャンピオン・コミックスで全話収載された場合でも、その後秋田文庫やAKITA TOP COMICSで再刊した際に売上が悪い場合そちらでも途中で刊行が行われなくなる場合がある
打ち切られた漫画はコミックスが発売されない。
1巻が発売出来ても、売上が悪いと連載が打ち切られ、コミックスも打ち切られる。
stohspaceg.hatenablog.jp
ハッキリ言ってヒドイ。
作家としての立場から見ても、読者の立場から見ても、酷過ぎる。
読者の場合は、まだマシ。
残念ではあるが、諦めはつきます。
それに、希望だって無い訳ではない。
別の出版社…復刊ドットコムとかが完全版という形で復刊してくれる可能性もゼロではないから。
しかし、作家の立場からすると死活問題。
よく言う連載貧乏ってやつです。
マンガの制作には僕らが思っている以上にお金が掛かっています。
最近はデジタル化のお陰で多少はマシになってるのかもしれませんけれど、お金が掛かっている。
大きいのはアシスタント代らしいですね。
週刊連載にもなれば、アシスタントは数名は必要。
1人でこなせる超人もいるっぽいですが、普通は数名雇っている。
そのアシスタント代がバカにならない。らしい。
他にもスクリーントーン代、生活費、などなど。
色々と出費がかさんでいく。
雑誌に載った時の原稿料なんて微々たるものらしく、しかも若手は特に安いらしいじゃないですか。
それなりのベテラン作家でも多くはコミックスの印税でなんとか賄っていると聞きます。
「仮面ライダーSPIRITS」や「俺たちのフィールド」で有名な村枝先生ですら、そういう状況だと奥さんがブログで暴露していた気がします。
だから、コミックスが出ないってマジで死活問題です。
作家を飼殺しているようなものです。
あまりにもヒドイ。
電子書籍だけってヒドイよ
最近では、マンガボックスもなかなかにヒドイ。
こちらは読者側にとって特にヒドイ。
紙媒体のコミックスでは売れないと見るや電子書籍版しか出さない。
「朱にまじわれば」という漫画がそうだと作者が公表してます。
このケースも酷いけど、途中で紙媒体のコミックスを打ち切って、電子版のみにするのもヒドイ。
「僕たちの生きた理由」とかがそれに当たりますね。
最初知った時、開いた口が塞がりませんでした。
マンガボックスで気に入った作品があっても、コミックス買いづらいなと正直思いました。
昔の話ですけど、「コミックボンボン」もよくコミックス打ち切ってましたね。
何故か12巻までしか出さないという謎の法則があったりして。
「ウルトラマン超闘士激伝」と「OH!MYコンブ」の件は許さないよ。
(特に後者は、未だに未収録の状態ですからね)
「ウルトラマン超闘士激伝」に関しては、冒頭でdisった秋田書店が復刊(2度目の)をしてくれてるので、複雑なんですが…。
商業誌だから仕方ないと言われると、何も言えないことです。
採算が取れないから出せないと。
でも、そこは頑張ってよと言いたい。
僕は作家側は連載を始めた以上、描けない状態にならない限り、作品を完結させる義務があると思っています。
同人誌では自分の都合で好きなタイミングで辞められるけれど、商業誌はプロなんだから、始めた以上その責任があると。
同じように出版社にも義務を課すべきです。
自分の雑誌で連載させた以上は、最後までコミックスを発刊すべきです。
それが出来ないなら、解散して下さいよ。
この辺ジャンプ編集部を見習ってほしいです。
(「Vジャンプ」はダメだけど。「貯金戦士キャッシュマン」の2巻はまだですか?)
終わりに
言いたい事を言っちゃいましたが、コミックスの打ち切りは、編集部(出版社)しか得しません。
下手すると作家生命を奪いかねない最悪な行為です。
作家の為にも、赤字覚悟ででも、コミックスは最後まで出して欲しいものです。
漫画雑誌業界全体で見ると、青年誌や女性向け漫画誌などを筆頭に連載の多くがコミックス化されず、話題作のみ刊行する雑誌も多い。
僕が知らないだけで、同様のケースは滅茶苦茶多いっぽいです。
業界全体の問題として、無くして行ってもらいたいですね。
追記
id:YukeSkywalkerさん他から電子書籍の何が悪いのかって話ですが…。
先ず、紙の本の場合、印刷された時点で印税が発生します。
発行印税と売上印税の2種類がある。
出版物は通常、出版取次を通じて買戻条件付販売形態を採るので、両者には差異が生ずる。
最近では、著者に有利とされる発行印税から、版元に有利とされる売上印税に移行しつつある
最近が何時を指しているのか不明ですが、まだまだ発行印税の方が多いんじゃないでしょうか。
対して電子書籍は、「発行」という概念がありませんから、売れた場合のみ印税が発生すると考えられます。
また、こんな話もあります。
togetter.com
作者にとっては、紙の本で出して貰いたいんですよ。
あと、別口のコメントですが、2000円超の完全版(6巻だけですけど)なら僕は所持してます。
欲しかったので。
流石に1万円というのは普通に考えても在り得ませんが(個人で出版するにしても)、2~3000円程度なら欲しければ買いますね。