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アニメ、漫画の感想・考察

「DRAGON BALL超」 第6巻感想 相変わらずアニメ版には無い納得の物語だった(キリッ)

この記事は

「DRAGON BALL超」第6巻の感想です。
ネタバレあります。

はじめに

第6巻が発売されました~♪
刊行ペースが早くて、とても嬉しいです。
いよいよ宇宙サバイバル編に突入した本編。
今回は仲間集めがメインになっていました。
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簡単ではありますが、感想を綴っていきます。

悟空の責任問題

アニメ版で一番腑に落ちなかったのが、負けた宇宙が消滅してしまうというルールの原因を作ったのが悟空にされていた件。
あまりにも悟空が身勝手すぎて。
だから身勝手の極意を習得するに至ったのかもですがw

悟空は確かに強い相手を求めていますし、闘いを欲しています。
強い奴と戦えるとワクワクする。サイヤ人の本能ですね。
でも、成長して「これから先のこと」をしっかりと考えられる大人になりました。
「人造人間セル編」も「魔人ブウ編」もそういう物語。
(ブウは後任が取り込まれてしまったので、仕方なく自分でケリを着けた。)

分別を弁えるようになったのに、アニメ版だと見ていてイライラするくらい自分勝手でした。
周りがどうなろうと、自分の欲望に従うまさに子供に成り下がっていた。
その行きついた先が、宇宙消滅でした。
12の宇宙全てから悪人呼ばわりですよ。

アニメなんかでよくキャラ崩壊って批判を目にしますが、どんなアニメを見ても、僕はそういう感想を持ったことがありませんでした。
そんな僕が初めて「キャラ崩壊」だと思ったのがアニメ版「超」の悟空。

この気に入らなかった部分はやっぱりアニメ版スタッフの「暴走」だったのですね。
ネームからしっかり鳥山先生が監修されている漫画版では、悟空が原因とされつつも「全王は最初から宇宙を減らすつもりだった」という真意が全員に伝わっており、さらに悟空もその状況を良しとしていない事が描かれていて、ホッとしました。

フリーザ登場の件

「なんでフリーザ?」とはアニメ版の頃から思ってました。
ブウで良いじゃんと。

結局悟空最大の敵がフリーザだという事なのでしょうね。
前述のようにセルは悟飯が斃し、純粋ブウも宇宙中の皆の力を借りて倒した。
悟空1人で倒した最後の敵はフリーザなのです。
そのフリーザも最終的にはトランクスが斃している。
「復活の『F』」で強くなって復活した際も、不意打ち気味で倒していて、悟空としては「フリーザに勝った」という気にはなれて無かったのかもしれません。

悟空は強い奴が好きです。
一度負かしても相手が強くなれば興味を持って戦える。
ベジータとはだから生涯のライバルになり得ている。
太っちょブウは超サイヤ人3で既に超えているし、ブウ自身強くなろうとしていないから、悟空は「戦う相手」としてはあまり興味が無いのでしょう。

その点フリーザは悪人とはいえ、悟空も認める天才です。
ブルーに渡り合える力を身に付けて、更に地獄で強くなってる。
(イメトレだけで強くなるとか納得いかないけどw)
宇宙の存亡を掛けた試合で、頼りたくなるのも分かります。
責任を感じてるからこそ、自分が(強さに)信頼できる相手となるとフリーザが最適だったのでしょう。

また暴れたら倒せばいいやって点も悟空らしい。

「悟空が宇宙存亡の責任を感じている」からこそ、フリーザ加入も納得出来るようになっていました。

全王ってホントに強いの?

という疑問。
破壊神や天使すらも跪くほど強いの?
本当に?
アニメだと滅茶苦茶強くて、誰も敵わないってなってたけれど、漫画版だとどうもそんな感じじゃない。

確かに宇宙を一瞬で消滅させる事は出来ます。
それは「未来トランクス編」で描かれていたから、否定出来ない要素。
だけど、それはイコール強さとは言えませんよね。
そういう能力を持ってるというだけで。

純粋な戦闘力で言えば、少なくとも大神官よりは下なのではないのかな。

アニメでも大神官に戦いの説明を受けていたし、漫画版でもそれは変わらない。
破壊神の戦いを見ても、よく分からないと悟空と似たような意見を持っている。
「早すぎる」と言ってます。

強ければ、何をしているのか闘いのスピードについていける世界です。
ついていけてない時点で、破壊神よりも戦闘力は低いのかもしれません。


となると、全王の印象も変わります。

アニメだと、誰も敵わない程戦闘力も高くて、宇宙も一瞬で消し去れる存在。
その上で、見た目も喋り方も、性格すらもまさに子供。
「宇宙が多いから」というとんでもない理由で宇宙を消し去ろうとする純粋な恐ろしさがあり、誰も止められないワガママし放題できる絶対唯一神になってます。
親代わりのストッパーがいないと、簡単に全ての宇宙が無くなっちゃうんですよ。
ビルスが「関わるな」と口酸っぱく言う説得力はありますが、最終回の全王とは結び付かないんですよね。

悟空達が優勝して、超ドラゴンボールで消滅した宇宙を戻すと見通していた…?

ただただ無邪気に戦いを愉しみ、戯れるように宇宙を消滅させておいて?
そんな頭の切れる人物には見えないんです。

しかし、もし全王の戦闘力が「宇宙で一番」では無いのだとしたら。
本当に万が一の場合を想定して、大神官が仕えているのだとしたら。
全て納得出来るんです。


大神官は全王の決定を最大限尊重します。
彼が宇宙を消すと言ったら、止めもせずに従うのでしょう。
実際、8つの宇宙を消すと言いだした時に、従う素振りを見せています。

けれど、特に理由もなく「ただ多いから」というだけで消すと言い出したら、どうなんでしょう。
真っ向から否定する事はせずに、しかし、回避する道を提案するんじゃないかな。

例えば、人間レベルを持ち出して、いくつかの宇宙を消滅対象外にする。
例えば、力の大会を利用して、優勝宇宙は免除するという条件を提案する。
例えば、優勝した宇宙が超ドラゴンボールで他の宇宙を復活させた場合は、それを見過ごして貰う。

全王にこれら自分の意見を飲ませる代わりに、全王が望んでいることも受け入れる。
「優勝した宇宙が超ドラゴンボールを私利私欲の為に使ったら、全宇宙(対象の8宇宙)を消滅させる」。

こうして、「本当に人間として劣っている宇宙だけ」を消滅の対象と見做すように持って行く。
大神官としては、そういう宇宙は不要という意見だけれど、流石に理由もなく8つも宇宙を消される暴挙は止めたいのだとしたら納得出来ます。
で、万が一全王が何の理由もなく、また、自分の言う事も聞かずに実力行使に出ようとしたら、全王以上の戦闘力で止めにかかる。


全王はどこまで行ってもただの子供。
無邪気な王様。
その行為に、裏もないし、先見の明も無い。

ただそれだと宇宙のバランスが取れません。
簡単に全宇宙を消滅させかねないので。
万が一の際には、彼を止める存在が必要です。
全王よりも強く、敏い人物が側に仕える必要があります。
それが大神官。


これなら、全王と大神官の関係も理解出来ます。
なにより漫画版の「大神官が宇宙一強い」という設定も筋が通ります。

今のところ漫画版では、このような関係が成立してるような描写に見えるので、全王が「ただの子供のまま」に見えるんです。
アニメだと独裁者然としてましたからね。
大神官含めて、視方を変えると究極の悪者に見え、それが全宇宙のトップという設定にもやもやしてましたが、「ただの子供」となるとちょっと印象は変わります。
子供なら仕方ないかみたいなw
そんな子供をサポートする為に大神官がいると考えれば、自然に見えますしね。

うん。
6巻を読んで思ったことでした。

終わりに

ただアニメ版をdisってるだけじゃん。
ダメな感想。
精進しよ。