「ゲーマーズ!」9巻 ネタバレ感想
この記事は
「ゲーマーズ!」9巻感想記事です。
ネタバレを含みます。
はじめに
毎日毎日自堕落な生活を送っているnurutaです。
こんにちは。
土曜日も暇な僕は、ポケモンGOをやりに外出してきました。
20日の正午から15時までの僅か3時間ですが、「波乗り」を覚えたピカチュウが大量発生するイベント「コミュニティデイ」が催されました。
「コミュニティデイ」です。
ポケモンGOを通じて、知らない人と出会い、共闘し、縁を深める。
僕の友人もポケモンGOのレイドバトルを通じて、知人を作ったらしいです。
「お兄さん、この伝説ポケモン倒すのに協力して頂けませんか」。
顔を赤らめつつも共闘をお願いしてくる美女。
それを受けた友人は、爽やか笑顔で返します。
「ええ。一緒に頑張りましょう」。
ポケGOを介した出会い。
素晴らしいです。
「コミュニティデイ」は、そんなポケGOならではのイベントなのかもしれません。
まぁ、ボッチの僕としては、そんな出会い全く無いんですけれどね。
リア充爆発しろ。
そんな訳で「ゲーマーズ!」第9巻感想です。
ネタバレありますので、ご注意ください。
唐突に現れたボスキャラ
9巻にして、新キャラが登場しました。
しかもやたら唐突に。
この物語に似合わない程、悪辣としたキャラですね。
ちょっと言い過ぎかな。
いや、個人的には、あんまり好きになれそうもないので良いです。
景太はジャイアンを引き合いに出してましたが、全然違うでしょう。
ジャイアンはあれはあれで根は良い子です。
ですが、真音は、今のところそういう面が全く見受けられません。
人を物扱いして、所有権という言葉を使うなんてあまりにも傲慢です。
貴方、怠惰デスカ?(「リゼロ」)
…。
閑話休題。
真音のゲームの腕は、花憐が連日徹夜してなんとか超えたのに、更にその上を軽々と行くぐらいです。
下手の横好きな景太にはどうしたって越えられない壁です。
2時間という時間で、景太もそれを身を以て体感した。
それでも、友人の為、アグリの為、全てを投げ打って勝負に出る。
最高にカタルシスを感じるじゃあないですか。
真音が悪役然とすればするほど、盛り上がるってものです。
毎回クライマックスへの流れ…次巻への引きが上手いですよね。
次も読ませてやろうという作者の掌で見事に踊ってます。
今回もどうやって景太はこの流れを変えるのかが気になって仕方ありません。
果たしてどうなるのか。
と、こういった「対戦」的な行方も気になるのですが、ここに恋愛も絡ませてるのが憎いというか。
景太は誰とくっつくのか。
花憐によって制定されたリミット。
これは「ゲーマーズ!」という作品自体のリミットにも成り得ます。
続けようと思えば、その先も続けられるけれど、物語の1つの区切りには違いない。
ラスボス的な真音も出て来たことで、その想いは一層強く感じます。
11巻から12巻くらいで物語が収束したら、綺麗に終われる気がするのです。
そんな残り時間の中で、景太のラブコメの行く末はどう描かれていくのか。
傍から見てると、景太と花憐の間に割って入るのは無理ゲーに思えます。
両思いですしね。
お互いを好き過ぎるし、ここに千秋が割って入る隙間は無い様に見える。
千秋派(星ノ守姉妹派)の僕としては、千秋に逆転ホームランをかっ飛ばして欲しいというのが本音ですが、本編読んでるとそれは無理そうです。
だからといって、このまま千秋に勝利の目が無いまま、終わる訳はない。
ホームランのチャンスは必ず巡ってくるだろうし、そこで千秋がどれだけ頑張れるかに掛かっている。
その辺がラブコメ面の面白さに拍車をかけているのですが…。
9巻を読むと、アグリエンドもアリに思えてきます。
個人的にアグリも好きなキャラ。
景太との掛け合いは息ピッタリだし、祐とよりを戻すよりも景太とくっついた方が物語的に美味しいw
真音との勝負に勝って、アグリを"取り戻して"、勢いでキスしちゃって…。
そのまま付き合うことになってとかなったら、錯綜系ラブコメ的にも面白いと感じるのですが…。
うん。
真音との勝負は勝ったとしても、ただでは終わりそうもないんですよね。
真音に景太がアグリの彼氏だと嘘を吐いた件もまだ残ってますし。
「アグリの所有権をお前に返した以上、別れたら許さないからな」的な脅しを掛けられたら、景太もアグリも逆らえ無さそうだし。
なんかそういうこと言いそうなキャラだし。
ど本命過ぎて、逆に一番有り得なそうな幸薄系が似合う花憐。
本気モードが可愛すぎるけれど、花憐好き過ぎる景太を振り向かすことが難しそうな千秋。
ココに来ていっきに最前線に食い込んできたダークホース・アグリ。
誰が景太を射止めるのか。
気になりますね。
ああ。
祐エンドという斜め上方向への舵きりでも面白そうなのでアリです(笑
終わりに
いっきに物語の終わりが見えた様な、そうじゃないような9巻でした。
ラブコメ面に関しては、一層混迷を深めたような気がしなくもない。
先ずは10巻、vs真音の行方が気になりますね。
どう決着するのか。
楽しみに待ちたいです。