「ONE PIECE」の実は一番凄い所
この記事は
「ONE PIECE」の記事です。
はじめに
皆さんは、コミックス買ってますか?
雑誌は読んでますか?
僕はというと、「週刊少年ジャンプ」、「ジャンプSQ.」、「月刊少年マガジン」を読んでいます。
買っているコミックスは
【コミックス購入中限定】未完漫画ランキング2017 - アニメな日々、漫画な月日
より抜粋しますと
新仮面ライダーSPIRITS | 村枝賢一&石ノ森章太郎 | 講談社 | マガジンKC DX |
金田一少年の事件簿R | さとうふみや&天樹征丸 | 講談社 | マガジンKC |
名探偵コナン | 青山剛昌 | 小学館 | 少年サンデーコミックス |
ひだまりスケッチ | 蒼樹うめ | 芳文社 | まんがタイムKRコミックス |
ご注文はうさぎですか? | Koi | 芳文社 | まんがタイムKRコミックス |
ナナマルサンバツ ~7○3×~ | 杉基イクラ | KADOKAWA | 角川コミックス・エース |
よつばと! | あずまきよひこ | KADOKAWA | 電撃コミックス |
とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲 | 冬川基&鎌池和馬&灰村キヨタカ | KADOKAWA | 電撃コミックス |
この美術部には問題がある! | いみぎむる | KADOKAWA | 電撃コミックスNEXT |
やがて君になる | 仲谷鳰 | KADOKAWA | 電撃コミックスNEXT |
甘々と稲妻 | 雨隠ギド | 講談社 | good!AFTERNOON KC |
おおきく振りかぶって | ひぐちアサ | 講談社 | アフタヌーンKC |
ぎんぎつね | 落合さより | 集英社 | ウルトラジャンプコミックス |
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ | 赤坂アカ | 集英社 | ヤングジャンプコミックス |
恋は雨上がりのように | 眉月じゅん | 小学館 | BIG SPIRITS COMICS |
からかい上手の高木さん | 山本崇一朗 | 小学館 | ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル |
ULTRAMAN | 下口智裕&清水栄一 | 小学館 | ヒーローズコミック |
響 小説家になる方法 | 柳本光晴 | 小学館 | ビッグコミックス |
僕らはみんな河合荘 | 宮原るり | 少年画報社 | YOUNG KING COMICS |
月刊少女野崎くん | 椿いずみ | スクウェア・エニックス | ガンガンコミックスONLINE |
マイぼーる! | いのうえ空 | 白泉社 | ジェッツコミックス |
つぐもも | 浜田よしかづ | 双葉社 | Action Comics COMIC HIGH'S BLAND |
のんのんびより | あっと | メディア・ファクトリー | MFコミックス |
七つの大罪 | 鈴木央 | 講談社 | マガジンKC |
FAIRY TAIL | 真島ヒロ | 講談社 | マガジンKC |
Q.E.D. iff-証明終了- | 加藤元浩 | 講談社 | マガジンKC |
約束のネバーランド | 出水ぽすか&白井カイウ | 集英社 | ジャンプコミックス |
ONE PIECE | 尾田栄一郎 | 集英社 | ジャンプコミックス |
ワンパンマン | 村田雄介&ONE | 集英社 | ジャンプコミックス |
天野めぐみはスキだらけ! | ねこぐち | 小学館 | 少年サンデーコミックス |
嘘解きレトリック | 都戸利津 | 白泉社 | 花とゆめCOMICS |
ウルトラマン超闘士激伝 新章 | 栗原仁&瑳川竜 | 秋田書店 | 少年チャンピオンコミックスEXTRA |
また、片想う | タチバナロク | KADOKAWA | 角川コミックス・エース |
三ツ星カラーズ | カツヲ | KADOKAWA | 電撃コミックスNEXT |
Infini-t Force 未来の描線 | 江尻立真&タツノコプロ&小太刀右京 | 小学館 | ヒーローズコミック |
君が死ぬ夏に | 大柴健 | 講談社 | マガジンKC |
ドメスティックな彼女 | 流石景 | 講談社 | マガジンKC |
龍眼RT-ドラゴンアイ- | 藤山海里 | 日本文芸社 | NICHIBUN COMICS |
こんな感じ。
ここで、読んでいる雑誌で連載している漫画を抜粋すると
新仮面ライダーSPIRITS | 村枝賢一&石ノ森章太郎 | 講談社 | マガジンKC DX |
約束のネバーランド | 出水ぽすか&白井カイウ | 集英社 | ジャンプコミックス |
ONE PIECE | 尾田栄一郎 | 集英社 | ジャンプコミックス |
これだけ。
何故これだけなのか。
一度雑誌で読んだ漫画は、コミックスで集めるほどじゃない
一度雑誌で読んだ漫画は、コミックスで集めるほどじゃないかなというのが最大の理由です。
雑誌で読んでいて、コミックスで買っているのと同じくらい好きな漫画ってあるんですよ。
「ぼくたちは勉強ができない」とか「ボールルームへようこそ」とか。
でも、コミックスまで買わない。
本棚がパンクしちゃうからというのも大きな理由の1つだけれど、一度読んだ漫画はコミックス買ってまでという想いがないからなんです。
それでも買ってる漫画の中に「約束のネバーランド」があります。
何故か?
理由は1つ。
伏線が張り巡らされているから。
纏めて読む事で面白さが変わってくるし、あとで読み返して新鮮な驚きが期待できるから。
これと同じことが「ONE PIECE」にも言えます。
ワンピはとにかく伏線が多い。
世界観に関する謎も多く、まだまだ全容が掴めない様になっている。
一度読んだだけでは、物語の全容を把握する事は困難なんです。
だから、コミックスは必要なんですよね。
んで、本題。
ワンピの実は一番凄い所
ジャンプで連載してるのに、発行部数3億部
「ジャンプ」という現在最も売れている雑誌で連載している「ワンピ」。
それだけ多くの人が雑誌で読んでいるにも関わらず、累計3億部という前人未到の発行部数を誇っているところが実は一番凄い。
「一度読んだ漫画はコミックス買ってまでという想い」はなにも僕の特有な考えではないと思うのです。
誰だって同じ。
実は出版界でも以前同じ考えだったと最近知りました。
「雑誌で読んだものを再度読む訳がない」という理由でコミックスの発売に反対の意見があったとか。
多くの人が「雑誌で読んでも買い集めたくなる」要素が「ONE PIECE」にはあるんでしょう。
その1つが魅力的な謎にあるのは僕の妄想では無いはずです。
張り巡らされた伏線は、回収されるまでに多くの時間を費やすことがあります。
一度読んだだけでは忘れてしまうことだってある。
本当に楽しみたいのならば、コミックスを買って、何度も読み返す必要がある。
だから、コミックスが売れている。
データを出してみる
少し古いデータですが、「ジャンプ」の発行部数と「ワンピ」の発行部数のデータです。
年 | WJ平均発行部数 | 概要 |
---|---|---|
1986 | 400 | |
1987 | 410 | |
1988 | 430 | |
1989 | 460 | |
1990 | 480 | |
1991 | 530 | |
1992 | 590 | |
1993 | 610 | |
1994 | 620 | |
1995 | 555 | 653万部達成 |
1996 | 480 | |
1997 | 405 | 「ONE PIECE」連載開始 |
1998 | 360 | |
1999 | 363 | |
2000 | 363 | |
2001 | 340 | |
2002 | 320 | |
2003 | 300 | |
2004 | 300 | |
2005 | 290 | |
2006 | 280 | |
2007 | 278 | |
2008 | 279 | |
2009 | 281 | |
2010 | 288 | |
2011 | 289 |
年 | WJ平均発行部数 | JC発行月 | OP初版部数 | 巻数 |
---|---|---|---|---|
1986 | 400 | |||
1987 | 410 | |||
1988 | 430 | |||
1989 | 460 | |||
1990 | 480 | |||
1991 | 530 | |||
1992 | 590 | |||
1993 | 610 | |||
1994 | 620 | |||
1995 | 555 | |||
1996 | 480 | |||
1997 | 405 | |||
1998 | 360 | 12 | 88 | 6 |
1999 | 363 | 12 | 135 | 11 |
2000 | 363 | 12 | 204 | 16 |
2001 | 340 | 12 | 230 | 21 |
2002 | 320 | 12 | 260 | 26 |
2003 | 300 | 2 | 263 | 27 |
2004 | 300 | 3 | 250 | 32 |
2005 | 290 | 2 | 225 | 36 |
2006 | 280 | 12 | 220 | 44 |
2007 | 278 | 12 | 244 | 48 |
2008 | 279 | 12 | 246 | 52 |
2009 | 281 | 12 | 285 | 56 |
2010 | 288 | 11 | 340 | 61 |
2011 | 289 | 11 | 400 | 64 |
共に2009年に上昇カーブを描いています。
要員は様々であったと想像出来ますが、その1つが「ONE PIECE」にあったのかなと。
丁度この頃は、戦争編で盛り上がっていた時期です。
映画も併せて「ONE PIECE」のブームが始まった年でもあります。
早く連載で追おうと雑誌を購入し始めた人とコミックスを買い集めだした人が増えたのかなと推測します。
「ジャンプ」でも読んでコミックスを買ってる層をここから割り出すのは無茶ですが、少なくとも「ジャンプで読んでるからコミックスは買わない」という人は少ないのかなと。
コミックスの発行部数の上昇には、少なからずジャンプ読者層の流入も考えられるからです。
終わりに
「雑誌で読んでもコミックスを買わせる」ことってよっぽどです。
「仮面ライダーSPIRITS」は僕の中では「よっぽど」なんです。
何かコミックスを買わせる程の魅力があると、コミックスの発行部数も伸びるのかもしれません。