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アニメな日々、漫画な月日

アニメ、漫画の感想・考察

最近のTVアニメが12話単位なのは何故なんだろうか?

【アニメ】その他 アニメ

この記事は

TVアニメが12話単位で作られる事が多くなったのは何故だろうかという事を考えた記事です。
今年最後のネタ(妄想・考察)記事です。

はじめに

最近アニメを見ていて、ふと思う事があります。
「ここ最近のアニメって、12話以内で終わる事増えたな〜」って。

ちょっと前までは、13話単位が普通だったと思うのですよ。
1クールなら13話、2クールなら26話てな具合に。

でも、最近は寧ろ13話単位のアニメが減ってきている。
ノイタミナに関しては、基本的に全11話(1クールアニメの場合)だし、UHF局のアニメも12話で終わる事が多い。
2クールアニメでも、12話単位で全24話だったり。
何故なんだろう?と。
少し考えてみましたが、いつも通り「答えの提示」は御座いません。

調べてみた

といっても、これってあくまでも印象論なんですよね。
実際の所、調べた訳では無いので何とも言えない。
こう言う記事書くには、では、先ずは調べなきゃ。という事で、軽くではありますが調べてみました。

wikipediaの深夜アニメ一覧より、項目の先頭にいつも書かれているテレビ東京系列の深夜アニメのみに着目。
過去2年ごとに振り返ってみましょう。

リストは、タイトル・放送話数・(全話数)の順で書いていきます。
タイトルと放送話数はそのまま読んで字の如く。
全話数というのは、DVD(BD)等に収録されたTV未放送話や配信限定話等を含めた作品全体の話数の事です。

▼2012年テレビ東京系深夜アニメ

タイトル 放送話数(全話数)
夏目友人帳 肆 13
男子高校生の日常 12
新テニスの王子様 13
アクエリオンEVOL 26
君と僕。2 13
めだかボックス 12
戦国コレクション 26
咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A 12(15)
這いよれ! ニャル子さん 12
織田信奈の野望 12
トータル・イクリプス MUV-LUV ALTERNATIVE TOTAL ECLIPSE 24
超訳百人一首 うた恋い。 13
ゆるゆり♪♪ 12
貧乏神が! 13
探検ドリランド ?
となりの怪物くん 13
神様はじめました 13
イクシオン サーガ DT 24?
めだかボックス アブノーマル 12
ハヤテのごとく! CANT TAKE MY EYES OFF YOU 12

「探検ドリランド」と「イクシオン サーガ DT」は越年する為、話数が不明ですが…。
この2本を抜いた18本中9本が12話(2クールの場合は24話)で完結しています。
50%も12話(もしくは24話)で終わっていたという事は、僕の印象も満更では無さそうです。

とはいえ、これが昔からなら、やはり間違った印象を持っていたという事になります。
2年程遡って、2010年のテレ東アニメを見てみます。

▼2010年テレビ東京系深夜アニメ

タイトル 放送話数(全話数)
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 12(14)
閃光のナイトレイド 13(16)
世紀末オカルト学院 13
バカとテストと召喚獣 13
はなまる幼稚園 12
荒川アンダー ザ ブリッジ 13
伝説の勇者の伝説 25
おとめ妖怪ざくろ 13
侵略!イカ娘 12
神のみぞ知るセカイ 12
FORTUNE ARTERIAL 12
テガミバチREVERSE 25

この年は、テレ東のアニメの本数が少なかったようで。
12本中5本が該当。
約42%となってますね。

ドンドン遡ってみましょう。
続いては2008年。

▼2008年テレビ東京系深夜アニメ

タイトル 放送話数(全話数)
ARIA The ORIGINATION 13(14)
みなみけ〜おかわり〜 13
ヴァンパイア騎士 13
モノクローム・ファクター 24
ゴルゴ13 50
隠の王 26
ネオ アンジェリーク Abyss 13
夏目友人帳 13
ワールド・デストラクション〜世界撲滅の六人〜 13
スレイヤーズREVOLUTION 13
ネオ アンジェリーク Abyss -Second Age- 13
ヴァンパイア騎士 Guilty 13
美肌一族 12
とらドラ! 25
ヒャッコ 13
今日の5の2 13
スキップ・ビート! 25

12話ないしは24話で完結したアニメの本数が、ここに来てググッと減りました。
17本中2本です。
2008年と現在だけを比較すれば、成程、分かりやすい位数字で差が出ている気がします。
とはいえですね、この年1年だけを見て比較しても意味は無いかなと。

念の為、もう4年遡ります。
2006年と2004年のテレ東アニメを一挙に。

▼2006年テレビ東京系深夜アニメ

タイトル 放送話数(全話数)
ARIA The NATURAL 26
いぬかみっ! 26
エア・ギア 25
おろしたてミュージカル 練馬大根ブラザーズ 12
格闘美神 武龍 REBIRTH 25
陰からマモル! 12
かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜 12
金色のコルダ〜primo passo〜 25(26)
ギャラクシーエンジェる〜ん 13
キン肉マンII世 ULTIMATE MUSCLE 2 13
ゴーストハント 25
史上最強の弟子ケンイチ 50
スーパーロボット大戦OG -ディバイン・ウォーズ- 25(26)
スクールランブル 二学期 26
シムーン 26
ときめきメモリアル Only Love 25(26)
.hack//Roots 26
武装錬金 26
ヤマトナデシコ七変化♥ 25
よみがえる空 -RESCUE WINGS- 13
ラブゲッCHU 〜ミラクル声優白書〜 25

▼2004年テレビ東京系深夜アニメ

タイトル 放送話数(全話数)
キン肉マンII世 ULTIMATE MUSCLE 13
最遊記RELOAD GUNLOCK 26
十兵衛ちゃん2 -シベリア柳生の逆襲- 13
せんせいのお時間 13
蒼穹のファフナー 26※
tactics 25
月詠 -MOON PHASE 25(26)
鉄人28号 26
遙かなる時空の中で〜八葉抄〜 26
ファンタジックチルドレン 26
双恋 13
BECK 26
舞-HiME 26
MADLAX 26
マリア様がみてる 13
モンキーターン 25
モンキーターンV 25
RAGNAROK THE ANIMATION 26

2006年は3本、2004年に至っては0本という結果に。
昔のテレ東は2クール以上のアニメが多かったんだなという新たな発見もありましたが、それは横に置いて…。

うん。僕の印象はどうやら正しい事が証明されましたね。
本来ならば、深夜アニメ全体について調査しなければ信用度も落ちるというモノですが、とはいえ、2000年代前半当時の状勢が
12話アニメ>13話アニメ
だったとは思えません。
これはテレ東アニメだけの調査でも十分だと判断いたします。

故に、ここ数年の傾向として、13話アニメ(26話アニメ)が激減し、12話アニメ(24話アニメ)が大勢を占めるようになってきているというのは疑いようの無い事ではないでしょうか。

制作体力の減退から生じている?

では、何故13話アニメが減ってきているのか?
理由など無いのかもしれません。
しかし、もしも何らかの事情があるのならば…。

考えられる可能性として最も高そうなのは、制作体力の減退でしょうか。
勤続疲労みたいな感じかな。

これは、近年増えてきた分割スタイルにも通じるところなのかもしれません。
参考:アニメ業界の新トレンド!? “分割2クール作品”急増の裏事情(日刊サイゾー)

アニメ業界に蔓延するネタ切れと、アニメファン向けにパッケージ商品を売るためのアニメを作る、という90年代以来のビジネスモデルの崩壊という深刻な問題が分割2クール作品の増加という現象の裏にあるようだ。

今年初めの頃のやや古い記事な上に、ソースがサイゾーというのが心許ないのですが。
分割スタイルが増えたのは、この記事に上がっているような理由の他にも、制作事情的な理由が色々とあるのでしょう。
そんな事情の一つに「2クールアニメを作る体力が無くなってきた」というのもありそうですし、これはそのまま「13話作る体力が無くなってきた」とも転換出来そうな気がするのです。

たった1話。されど1話なんですよね。
昔っから「制作が間に合わなくなったら総集編」みたいな合言葉的なものがありますし。
総集編で繋ぐ1週間というのは、存外僕らが思っている以上に貴重なものなのだと思います。

アニメ1話作るのに必要な時間は、3か月だとも半年だとも言われてますしね。
滅茶苦茶大変な作業には違いなく、それが1話減るだけでも、スタッフの疲労も軽減されるというモノなのでしょう。

ソフトに於ける巻毎の価格差を生まない為ではないか?

もう一つ思い付く事と云えば、単純ですけれどパッケージ商品の為でしょうか。

13話って、面倒くさい数字なんですよね。
奇数な上に、素数と来ている。(素数だから奇数なんですけれどねw)
どうあっても割り切れない微妙な数字で。

これをパッケージ化するとどうなるかというと、巻によって収録話数が変わってきます。
例えば。
1巻だけ1話収録で、残りを2話ずつ収録というスタイル。(逆に最終巻だけ1話収録というのもあるかな)
例えば。
1巻と最終巻だけ2話収録で、残りを3話ずつ収録というスタイル。(「夏目友人帳」シリーズがコレ)

こういうのって、販売サイドからすれば「いい事」なんだと思います。
1巻1話収録のソフトと1巻2話収録のソフトの価格差って大体1000円ちょっとですしね。
販売サイドとすれば、1巻1話収録のソフトって美味しいんじゃないかな。
収録話数が少ない程、粗利益も出せそうですし。(実際は不明です。)

でも、ユーザーからすればそうでは無くて。
特に収録話数等気にしない層からすれば、単純に値段が上がる現象だけを捉えて、続きを買わなくなったりしそうですし。

「1巻は安かったのに、2巻以降は(1巻よりも)1000円も値上がりしてるので買うの止めました」みたいな。

実際こういったユーザーがいるのかどうか。
居てもどの程度存在しているのかどうか。
その辺は僕には分かりません。
もしかしたら、こんなユーザーは僕の頭の中にしか居ないのかもしれません。

なので、相も変わらず仮定の上に仮定を重ねる事ではありますが、こういった層を取りこぼさない様する為に、価格差の生じにくい12話編成で作られる事が多くなったのかなと。

全12話ならば、全巻2話又は3話収録という形に出来ますしね。

まとめ

結局は、13話単位で作り続ける事って難しい気がします。
だって、1年間って52週と1日じゃないですか。

1つのスタジオが間断なく13話単位で1作品作り続けると、年間ピッタリ4本分。
休みの週が無くなってしまいます。
人が入れ替わり立ち代わりしていたとしても、ちょっと辛い。
アニメーターの一般的な賃金等劣悪な制作環境まで考慮に入れれば、大変なんて言葉では言い表せないと思う。

12話単位ならば年4週「休み」が出来ますし、例え現場ではここでいう「休み」が休みとして機能していなくとも、息抜き程度には使えるのかもしれませんし。


13話単位に慣れてしまうと、12話ってやや物足りなさを感じてしまいます。
でも、僕等が今後もアニメを視聴していく上では、12話ではないと難しくなってきているのかもですし、だとするならば、きちっと受け入れていかねばならない事なのかもですね。

まあ、本当に実際は何の理由も無いのかもしれませんけれどもw