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「女子高生の無駄づかい」がダークホース過ぎて腹筋持ってかれてる

この記事は

アニメ「女子高生の無駄づかい」第7話の感想です。
ネタバレあります。

はじめに

完全にノーマークでした。
だから1話の本放送は普通にスルーしていたのですけれど、「Dr.STONE」の次のプログラムということで、たまたま視聴。
見終わった瞬間に毎週予約を設定していました。

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©女子高生の無駄づかい製作委員会
面白過ぎる。

萌えの元締め・KADOKAWA(2代目)さん

昔から「オタク漫画の出版社」という括りで見られていたKADOKAWA(2代目)。
オタクコンテンツには無類の強さを誇っており、中でも萌えは中核の1つでもあります。

雑誌「電撃」シリーズを発行する「アスキー・メディアワークス」。
「コミックビーム」や「ハルタ」のエンターブレイン。
「月刊少年エース」を筆頭としたエースシリーズを展開する「角川書店」。
「月刊ドラゴンエイジ」を持つ「富士見書房」。
「月刊コミックアライブ」等を出版している「メディアファクトリー」。
これらブランドを持った巨大出版団がKADOKAWA(2代目)。

ラノベのシェアもダントツで業界No.1。
「電撃文庫」
「角川スニーカー文庫」
「富士見ファンタジア文庫」
「MF文庫J」
「ファミ通文庫」

代表作を挙げればキリがありません。
萌え漫画、萌えラノベもいっぱいおっぱい美少女ざっくざく。

萌えとは何か。
美少女とは何か。
KADOKAWA(2代目)に語らせると勝てる出版社はいないと思われます。
(唯一「芳文社」だけが対抗できるんじゃなかろうか)


そんなKADOKAWA(2代目)の中で、ごくたまに萌えの異端児が生み出されることがあります。
「あずまんが大王」から始まって、「日常」とか「ヒナまつり」とか。
萌え美少女漫画の皮をかぶって、全力でギャグをぶっ込んでくる作品ですね。
今作もその系統に乗った作品。
かと思いきや「ニコニコ静画」出身なのですね。

まぁ、でも(2代目)がスカウトしたのも納得できるんですよね。
(2代目)らしい作風でもあります。
女子高生という萌え美少女の中心的存在を扱いつつ、徹底的にギャグにする。
そのギャップで面白さを生んでるところとか。

何が言いたいのかというと、「2代目」ってなんやねん…。

回を増すごとに腹がよじれる

1話でメイン3人を中心にした紹介を。
2話でヲタを。

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©女子高生の無駄づかい製作委員会
3話でロリ。
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©女子高生の無駄づかい製作委員会
4話でマジメ。
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©女子高生の無駄づかい製作委員会
5話リリィ、6話マジョ。

濃いキャラ達を1人1話使ってじっくりと「特集」してくれて、だからこそ毎回新鮮な気持ちで臨めるし、なにより「どういうキャラか理解した」登場人物が回を重ねるごとに増えていることが、「どんどん笑えてる理由」になってるのだと思います。
そんな中、お当番回の無い中にあってキラリと光る逸材がいました。

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©女子高生の無駄づかい製作委員会
ヤマイです。
金髪碧眼の中二病少女。

彼女と担任のワセダのやりとりが本当に好きで好きで。
5話Cパートの会話は何度見ても笑えます。

だから7話はサブタイトル見ただけで笑いました。
第7話「やまい」。

これは絶対に笑えると思って身構えてたら、予想の何倍も面白くて面白くて。

冒頭から大好きなヤマイとワセダの会話から始まるんですよ。
これで笑うなって方が無理。

ひとしきり笑ってたら、作中ではゲーセンに舞台を移し、そこでも爆笑。
Bパートに入るなり、ガスマスクを着けて学校でくつろいでるカットで大草原。

しかもワセダの今日一の名言まで飛び出す始末。
『くそ…!ここで悪夢のようなタッグが完成するとは!』
バカとヤマイの(悪)夢のタッグが完成した瞬間でした。

しかし、この2人のタッグのヤバさをこの時の僕はまだまだ理解してませんでした。

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©女子高生の無駄づかい製作委員会
ヤマイ1人だけでも笑ったのに、バカと2人で顔が抜けなくなってしまうなんて誰が予想できたか。

その姿のまま学校まで行って、ワセダに写真を撮られまくるなんて最早想定の埒外。
この時は遂に声が出ないほどの笑いになっていました。

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©女子高生の無駄づかい製作委員会


ヤマイとワセダ。
中二なヤマイに眼鏡を壊され続けた(精神攻撃)ワセダ。
たまりにたまったストレスが解放された瞬間、僕の腹筋も決壊しました。

終わりに

ロリとかマジメ、あとヤマイも可愛いのよ。
ちゃんと萌え成分を入れつつも、それ以上に印象に残るギャグをぶっこんでくる。
本当に貴重な面白さ。
今後もどんどん腹筋を壊して欲しいですね。