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劇場版「BanG Dream! FILM LIVE」プレミア先行上映イベントに行ってきた感想

この記事は

劇場版「BanG Dream! FILM LIVE」の感想です。
ネタバレ注意。

はじめに

9月13日に公開される劇場版「BanG Dream! FILM LIVE」。
2か月以上も前に先行上映ということは、試写会のようなものという認識でOKなのかな。
それにしても早い気もしますが、本編+上映後舞台挨拶をライブビューイングで鑑賞してきました。

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©BanG Dream! FILM LIVE Project
忌憚のない意見をモットーにして、感想を書きます。
尚、繰り返すようですが、本上映前の特別上映の感想です。
本来であればネタバレはマナー違反な気もしますが、今回申し訳ありませんが内容に踏み込んでいます。
その点ご了承ください。

感想

2期の終盤に於けるおたえ引き抜きのドラマが結構面白く見れて、そういった期待感も込めて鑑賞を決めたのですけれど…。
まさかタイトル通りだったとは。

今回登壇されたキャスト自身が仰ってましたが、前代未聞と呼べる映画。
約70分の上映時間全てがライブパート。
延べ17曲くらいかな。
殆どが1コーラスのみでしたが、1グループあたり3曲を基本として順々に持ち歌を披露するという構成。

Poppin'Party⇒Afterglow⇒Pastel*Palettes⇒ハロー、ハッピーワールド!⇒Roselia⇒Poppin'Party⇒Roselia(アンコール)⇒Poppin'Party(アンコール)
とメインバンド2組多めで、こんな感じ。

MCは1バンドあたり5分前後かな。
ほぼほぼライブを聞いてるだけになるので、作品のファンでないと結構辛い。

「ライブだけでも盛り上がって楽しいじゃないか」と思われるかもしれません。
その意見には反対しません。
仰る通りかと。

ただ、僕にとってはやや退屈でした。
理由は大きく3つあります。

先ず、アニメーションとしての見応えが無い。
テレビシリーズと同レベルのCGアニメーションなので、作画に見惚れるということがありませんでした。

その代わりといってもなんですが、ファンであればRoseliaのパートは必見のようです。
工藤晴香さんがトークで仰っていたのですが、練習スタジオにサンジゲンのスタッフが押し寄せて、モーションキャプチャで動きを取り込んで、劇中の動きに反映させていたらしいです。
時間的制限の関係で、メンバー全員という訳では無かったようですが、Roseliaのリアルライブをアニメで再現しているらしいですよ。


次に臨場感も無い。
現実のライブを撮影してるようなリアルなカメラワークで撮られていれば、臨場感も出て面白く見れたのでしょうけれど、カメラワークもアニメ的な現実では再現の難しいものが中心でした。
それはそれで、現実では見られない映像として貴重とも言えますが、映画ならではのコダワリは魅せて頂きたかったというのが僕の率直な感想でした。


最後に、劇場版書下ろしの新曲も無い。
2期でも披露された曲が多く、そういった意味でも新鮮味が薄かったです。
それでも僕が気付かなかっただけで、2期では短かった曲も長めに尺が取られていたり、7月24日発売のRoselia新曲「FIRE BIRD」の未公開部分を初公開していたりとサプライズは仕掛けられていたとのこと。


なんていうのか、よく劇場版に踏み切ったなぁといった印象の方が強かったです。
劇場版ならではのレベルアップしたCG表現なり。
徹底的に中の人達の動きを取り込んだコダワリがあったり。
リアリティ溢れる臨場感一杯のライブ演出だったり。
なにかしら劇場版ならではのポイントがあれば全編ライブでも一定の満足感は得られたと思うのですけれど、僕には何も見出せませんでした。
僕が作品のファンとは呼べない人間だからというのが大きいことは自覚しております。

ファンであれば、僕の感想なんてアンチ以下のゴミくそレベルの戯言にしか聞こえないとは思います。
きっと楽しめるんじゃないでしょうか。

あ。
この映画、全上映会を応援上映にした方がいい気がします。
黙って大人しく見るようなタイプの作品じゃないです。
リアルライブのLVよろしく、常識の範囲内で、立ってサイリウムやペンライトを振って、声を張り上げて見た方が多分絶対楽しい。

終わりに

中身のない、しかも、批判的な内容に終始してしまい申し訳ありません。
ドラマパート…欲しかった…。