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アニメ、漫画の感想や考察を書いてます

オススメの深夜アニメ映画5選

この記事は

深夜アニメ映画のオススメを書いたよ。

はじめに

ネタが無いと、適当なランキングで逃げるクセ。
はい。
ということで、今日も今日とて更新するネタが無い。
なら、書かなきゃいいじゃんって話ですが、ね。

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やぶきかな~♪
僕の好きな深夜アニメ映画について語ってみます。
現在公開中の作品は抜いています。

涼宮ハルヒの消失

僕の中で、深夜アニメの常識をぶち破ったのが「フルメタルパニック?ふもっふ」ならば、深夜アニメの映画の常識をぶち壊したのがこの作品。
アニメは当時かなり嵌ってました。
ただ、2期の方が残念な感じで、テンションは確実に下がっていたのです。
そんな中、2010年2月6日に封切られたこの映画。
なんだかんだと初日に見に行ったのです。(確か平塚まで行った覚えが…)

上映時間は驚愕の150分。
長いです。
一般的なアニメ映画の尺が100分前後の中、突出した上映時間。
これだけ長いと飽きるんじゃないかと思ったのですが、杞憂でした。
一切時間を感じさせず、最後まで魅せられたのです。
この長さで、中弛みを覚えずに最後まで楽しめる作品は、後にも先にもこの作品以外を知りません。

当初24館スタートながら、セカンドラン含めて103館にまで拡大ロングランされ、興行収入8億円超えという記録を樹立。
その後の深夜アニメ映画隆盛の礎となった記念碑的作品なので、日本の劇場アニメの歴史に残ることは確かだと思う。
ただ、そういった記録とは別に、作品の出来に関しても歴史に残したい優れ"過ぎた"1作。

映画 けいおん!

テレビアニメ1期では、普通の萌えアニメに過ぎなかったのだけれど、2期で趣が変わりましたよね。
プロデューサーの指示…だったかな?
もっと広く一般的に見て貰いたいとかの判断で、キャラクターデザインのアレンジを敢行。
1期よりも目を小さく、萌え絵になりすぎないようにして、更にドラマ性を打ち込んできました。
軽音部でたった1人の在校生となる梓視点での「先輩との別れの物語」を導入し、結果として大ヒットしました。

そんな背景をそのまま映画に持ち込んで、スケール感を上げて、ドラマの補間という名のフィナーレを盛り込んだら…
そりゃヒットしますわな。

(確か)初の100館超の上映館数。
当時深夜アニメ映画最高の興行収入。
記録を塗り替えまくった映画。

兎に角「天使にふれたよ!」は反則。
泣くに決まってる。
TVシリーズから梓の気持ちに寄り添って見るような作りになってるんだもん。
梓を泣かせに来る=ファンを泣かせに来る
でしょう。

間違いなく僕の思い出に残り続ける作品。

ストライクウィッチーズ 劇場版

この映画だけは、公開時に劇場で見てませんでした。
あの頃はシリーズ自体ほぼ未見で、興味が無かったんですよね。
公開から何年も経ってから、レンタルDVDでTVシリーズに嵌って、その流れで初めて視聴しました。

TVから派生した映画版の定義としては、TV版を未視聴でも楽しめる作りになっていることが大前提としてあるのかもしれません。
けれど、深夜アニメはやっぱり既存のファンを喜ばせてなんぼだと思うのですよ。
TVシリーズを見て来たファンが「見たい」を詰め込んだ映画になってるのが、一番なのだと信じています。

そういう意味で、この映画はまさにって感じ。
絶対にTVシリーズ見てないと、ついていけないんですよ。
だが、それが良い。
見てたファンからすれば「こうなって欲しい」が実現した映画。

クライマックスの世界中から仲間が駆けつけるシーンが本当に熱いよね。
美緒の芳佳を想う叫びは感動もの。
少佐来た~~~~って興奮しました。

劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ

SFアニメで、「シュタゲ」以上の作品を僕は知りません。
TVシリーズは圧倒的なまでの完成度を誇っていて、これ以上は何を以ても蛇足以外の何物でもないだろうと考えていたのです。
それほどに綺麗に纏まっていんですよ。

故に劇場版は期待してなかったんです。
いくらなんでも満足は出来ないでしょとさえ思ってました。
僕が浅はかでしたね。

見終わった直後には掌返し余裕でした。
「TVシリーズでは、その人は確かに救われたとは言い切れなかった。」
「まさに劇場版では、その人の救済になっている。」
「間違いなく必要なエピソードだった。」
こんな感じで全面肯定w

脚本の完成度は言うまでも無く、全ての面に於いて高クオリティな映画ですね。

THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!

僕史上一番泣かされた映画。
ファンにとっても最高の映画であり、また、この映画からシリーズに入ったという方でも楽しめるという、まさに1つの理想を形にした1本。
765プロのアイドル達に直接スポットを当てていたTVシリーズとは異なり、彼女達の後輩を通して、765プロを描くという構成が、それを成し遂げた一因だと思うのです。

後輩ちゃん達は初登場だから、自己紹介から入ります。
そこから夢や憧れ、悩みと弱さを描いていくから初めての人でも感情移入できるんですよね。
物語は特に可奈を軸として、可奈を通して765プロのアイドル(春香)が描かれていくという構図。

可奈って、どこにでもいる「アイドルに憧れる女の子」なんですよね。
特別何かに秀でている訳でもないし、容姿が際立っているという訳でも無い。(少なくとも可奈自身はそう感じている)
そんな普通の女の子の持つ「憧れの春香ちゃん」像は一体どういったものか。

容易に想像出来ますよね。
もうね、それこそ非の打ちどころのない完璧なアイドル像を持っていたと思うのですよ。
可奈の理想をぎゅうぎゅうに詰め込んだ完璧なまでに。

そんな状態で現実を見たら、普通は理想と現実のギャップに苦しむんですよ。
こんなの私の憧れてる春香ちゃんじゃない…みたいな感じで。
けれど、現実は理想を超えていて…。

TVシリーズでの挫折が無かったら、春香は可奈の理想に勝てていたであろうか?
(春香と可奈の)悩みの根幹は同じだから、恐らく答えはNOで、可奈の求める答えを春香は提示できなかったんじゃないかな。

仲間の絆を改めて知った春香だからこそ、可奈を救えた。
可奈の理想を凌駕出来た。
普通の女の子(可奈)を通して、春香の成長した姿を克明にすることに成功していて、TVシリーズのファンも満足させてくれるのです。

語りが長くなってしまいましたが、大好きな1本。

終わりに

基本的にはTVシリーズ視聴を前提としていますが、深夜アニメ映画はそれはそれでアリだと思うのです。
やっぱり既存のファンを楽しませてナンボでしょうから。
故に、TVシリーズから好きな作品の劇場版ばかりのラインナップになりました。