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期待感の持てる「背すじをピン!と」が面白くなりそう!!「週刊少年ジャンプ」2015年24号 感想

この記事は

「週刊少年ジャンプ」2015年24号感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

はじめに

久々に「ジャンプ」の感想書いてみます。
新連載が面白いとついつい書きたくなってしまうんです。

「背すじをピン!と〜鹿高競技ダンス部へようこそ〜」 STEP1 競技ダンス部へようこそ

正直「第1話」としては物足りなさが大きかったというのが本音。
主人公の活躍がその片鱗すら無かったですからね。
部活動紹介での先輩達の演技がメインに来ていて、入部の経緯までしか描かれなかったので、少年漫画の1話目としては、ちょっと弱かった。

けれど、個人的には大期待。

「コロコロ」とか「ボンボン」系統の絵が好みというのもあるのですが、題材がね。
部活動に捧げる青春っていうのが、凄く期待させてくれます。
その「青春」の一端が窺えてましたからね。

競技ダンスって、健全な男子学生諸君が盛り上がっていたように、異性とのスキンシップが取れるって点が「少年漫画」に於いては最大の利点と考えます。
「月マガ」の「ボールルームへようこそ」はアプローチがやや異なり、どちらかと言えば「硬派」な形ですけれど、今作ではこの利点を最大限に利用されるんじゃないかな。

煩悩全開の学生がエロ目的で入部して、段々と競技自体の面白さに惹かれていく…となると、焦点は「熱血競技ダンス」へとなる。
逆に、女子に苦手意識を持ってたりすると、ラブコメ要素が入り込む余地がググッと増してくる。

「異性とのスキンシップ」を使いたいなら、断然後者だと僕は思います。
主人公・雅春君は、まさに後者のキャラクター。
彼を形成するキャラクター像の中心が、まさに「女子が苦手」なんでしょうね。
そこを強調するような作劇でしたから。

女子に対するプチトラウマを払拭させつつ、競技ダンスの面白さに惹かれていくことで、ダンス部員としても・精神的にも成長を描ける。
トラウマ克服の過程で、ラブコメも織り交ぜられる。
一癖も二癖もありそうな部員との交流を密にすれば、青春群像劇としても面白くなる可能性を持っている。

面白くなりそうな要素が1話の中にギュッと詰まっているから、期待感が高いんです。
久々に・久々に大期待な新連載が始まりました。

「ONE PIECE」 第785話 "足が折れても"

覇気には「量」という概念があることがハッキリと判明しましたね。
同じ覇気でも、使用者によって効力に差がありましたから、必然といえばそうですけれど。
「質」もあるし、まだまだここは鍛える余地…成長の可能性があると。

もう1つ、悪魔の実の「覚醒」という概念。
これ、ルフィが会得したらなかかな面白い事になるやもです。

ゴムゴムの能力が、己以外にも影響を及ぼすとどうなるか想像してみました。
今回ドフラミンゴがやっていたように、町そのものがゴムになるのでしょうね。
すると、どうなるか?

ベラミーが得意とするスプリング跳人と同じ事が出来るようになるんじゃないかな。
ベラミーはバネバネの実の能力で、全身をバネにする事が跳躍力とスピードを手に入れた。
縦横無尽にターゲットの周りを飛び回り、その跳躍力とスピードで翻弄する戦法。
建物自体がゴムになれば、ルフィも同じようにゴムとなった建物を足場に変えて、同じ技が使えそうです。

欠点があるとすれば、敵も真似できてしまう事でしょうか(汗
ベラミーとは決定的に違う点。

だけれどこれも解釈1つで克服できるかなと。
ルフィが自らの意志で「ゴムに出来る範囲をコントロール出来る」ならば。
自分が利用する建物のみ、利用する瞬間だけ、ゴムに変えられれば、敵が利用する事は適いません。


倒れ去った友の意志を引き継ぐというと、なんだか大袈裟ですけれど。
ベラミーの得意技を習得して、ドフラミンゴを討つ。
こういう決着だと、1つ大きな見せ場となる気がします。

そんな簡単に「覚醒」しちゃうってのは、無しかもですけれどね。

「暗殺教室」 第138話 過去の時間・5時間目

月が無くなった訳。
殺せんせーが暗殺されなくても死んじゃう理由。
根幹を成す疑問が解消されました。
あとは、殺せんせーが「地球を救いたい理由」の解明ですね。

月の破壊をわざわざ自分の仕業と誤認させているのは、自分を殺して欲しいからに違いないです。
本気で殺して欲しいと願っているのは、地球を救いたいからなんでしょう。
なにせ全ての事情を知っている訳ですからね。

今はまだそこまでの気持ちは持って無さそうなので、あぐりの死が1人の死神をそういう気持ちにさせて、教師へと変えさせるのでしょうけれども…。
どういう物語なのか、ちょいと想像出来ないので楽しみです。
この過去篇であぐりが気に入ったので、そのシーン(あぐりの死)が来て欲しくないなという矛盾を孕みつつですが。

「NARUTO-ナルト- 外伝 七代目火影と緋色の花つ月」 No.700+2:写輪眼の少年

ボルトが話に入り込む隙ってあるんだろうかw
タイトル通りボルトの物語と言うよりサラダの物語として解釈するのがベターなのかも。

取り敢えず今のナルトとサスケの関係が気になりますね。
どういう会話を交わすのかが楽しみで仕方無い。

「ブラック・クローバー」 ページ12 再会

人気あるみたいですね。
最初の打ち切りラインあたりで2話連続センターカラーを取れたという事は、アンケでも実際人気取れてるのでしょうから。

ちょっと意外…っていうと、語弊を生みそうですが。
僕自身ちゃんと毎回読んでますし。
(つまらない・合わないと判断しちゃうと、読まなくなる人間なので。)

ううんと。
「HUNGRY JOKER」と作風がそうそう変わらないように見えるんですよ。
作者が同じにしても、色々な部分が似通っているというか。
前作が打ち切りになってしまって、今作で人気というのが面白いなと。

個人的に唯一大きな違いがあるとすれば主人公のキャラクターなんですよね。
「HUNGRY JOKER」ではハイジのキャラクターが「ジャンプの主人公向きではない」という第一印象があって、それだけで打ち切られそうな感じを持っていました。

今作は、ちゃんと「ジャンプの主人公」していて、だけれど、一度打ち切られてしまったので今作もダメなんじゃと言う酷い先入観を持ちながら読んできたので、「意外」でした。

閑話休題、本編感想。
ライバルとの最初の対決の舞台として、非常に盛り上がって来そうな気配がありました。
奈落のロータスという敵が敵として魅力にあふれていたら、より盛り上がっていくような気がします。

「ハイキュー!!」 第156話 GUESS・MONSTER

読みと直感で、どんな動きでも察知して先に先に動く。
スポーツをやる為に・ブロッカーになる為に生まれてきたような才能ですね。
こういうのを天才というんだろうな…。

んで、この手のライバルの上を行くには、「読まれない動き」をすれば良い。
敢えてフェイントなんて入れない。
とはいえ、それって難しいじゃないですか。

「誰にボールを挙げるか」を考えないで動くなんて、そりゃ無理です。
スパイカーの動きを見ないと出来ないし、当然目を動かさないといけない。
目を動かせば、天童に読まれてブロックされる恐れがある。

フェイントは当然としても、ボールを挙げる為に絶対に必要な動きさえ出来ない。

それをいとも容易くやっちゃう影山も十分怪物ですねw

「僕のヒーローアカデミア」 No.41 飯田くんファイト

サブタイトルが辛い。
「飯田くんファイト」。
これまでの話の流れからしたら、彼の体育祭での活躍を応援するようなサブタイトルにしか思えません。
実際読む前まではそうでしたし、轟との準決勝がありましたから。

最後の1ページが全てをひっくり返してきましたね。

「ヒーロー殺し」の異名を持ったヴィランに倒された飯田兄。
闘いを鼓舞する「ファイト」ではなく、肉親を傷つけられ落ち込んだ彼を励ますための「ファイト」。

このヴィランが体育祭にどういう波紋を投げかけて来るのか…。
ただでは終わらないシリーズになりそうで楽しみです。

「ニセコイ」 第169話 バカンス

遂に万里花の伏線回収でしょうか。
ココまで来て、すっとぼけは無しでお願いします。

文字通り「時間が無い」=「死期が迫っている」だと、ラブコメが破綻するので、婚約者がいる方向で纏めて欲しいな〜。
婚約者と結ばれる日が既に決まっていて、万里花はそれまでの間は自由にして良いという約束が交わされてるんじゃないかなと。
そうだったらいいなと。
ちなみに本田さんは、その婚約者サイドの人間。
万が一にも万里花が婚約者以外の男(楽)と結ばれない様(または逃げない様)監視しているという設定。
好きな人と結ばれない事が規定事項になってしまってるのは、ラブコメにとって死に等しい重い枷ですけれど。

それすら楽が解き放つ可能性がありますから、まだ救いが見出せるんです。
救いの見出せない「死」より全然良いですしね。

「銀魂」 第五百四十訓 悪役

このシリーズの佐々木の言動が腑に落ちていませんでした。
なんだかんだ言いつつ、敵になりきれない味方っぽいポジションにいたのに、どう考えても敵っぽい行動を取っていましたので。

今回で納得。
敢えて敵に徹していた訳ですね。

状況的に本当に死ぬ以外に道が無い圧倒的な閉塞感だったから、神楽の登場はホッとできますね。
「もういい……もう充分アル」。
なんか全てを救ってくれるような力強い台詞が良かった。

「BLEACH」 625. リビング・ジャガー

リルカの再登場が殊の外嬉しい(笑
てっきり死んだものと思ってましたからね。
姿を晦ますというより、飛び降り自殺してる絵にしか見えなかったもので(汗

久々にコメディタッチで、やっぱりこっち方面の方が好きだな・面白いなと感じました。

「学糾法廷」 最終話 鬼の棲む場所

…うん。
連載前は期待してましたし、1話目もそれは変わらなかったんですが…。
その後急激に僕の気持ちが盛り下がって行ったので、打ち切りにも納得しちゃう自分が居ます。

やっぱり一番はアバクの性格に馴染めなかった点かな。
最初から最後まで、好きになれなかった。
つくづく僕は、主人公に重きを置いて漫画を読んでるんだなと思い知らされます。

「改造人間ロギィ」 第11話 続・ろくでもない奴ら

嗚呼…。
ちょい残念。
初期「NARUTO-ナルト-」のような絵(但し、少年漫画ぽさをグッと薄めて)。
作風はなんとなく「COOL -RENTAL BODY GUARD-」を彷彿とさせるような。
会話が面白かったので読んでいたんですが、地味と言いますか分かり辛いと言いますか。
ロギィ以外のキャラにもストーリーにもパンチが無かったのは否めない。

大人しい作風なので、ヤンジャンとかの方が合いそうな感じではあります。