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ユニットライブツアーは、Aqours新章の幕開けに違いない

この記事は

「ラブライブ!サンシャイン!!」についてです。

まさかのユニットライブツアー

2020年に予告されていたAqoursのライブツアーの詳細が発表となりました。
誰しもが6thライブかと思っていたであろう中、まさかのユニットライブツアーでした。

発表された今だからこそ、当時の違和感が浮き彫りになりますね。

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©プロジェクトラブライブ! サンシャイン!!
ナンバリングライブであるならば、普通に6thライブであることを発表していたはずです。
隠す必要性が皆無ですからね。
また、今までは「Aqoursのライブ」という形で発表していたものを「ラブライブ!サンシャイン!!のライブ」としていたことからも、2020年のライブツアーは特殊なものであると宣言していたようなものですね。
こうして発表されるまで全く気にも留めていませんでしたが、しっかりと隠された意図を汲めていたのならば、今回の件も想定できていたのかもしれません。

さてさて、アニメのプロジェクトが1つの大きな節目を迎えた「ラブライブ!サンシャイン!!」。
結成から4年も経ちましたし、いよいよ終わりなのではないかという危惧が僕らファンの間では最早共通認識のごとくある訳です。
僕だって終わるかもとヒヤヒヤしながら4th以降見守っているのですけれど、この度の発表で考えが変わりました。
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まだまだ続けてくれると受け取りました。

キャストのソロ活動と解散に因果関係はあるのか?

「ラブライブ!サンシャイン!!」は終わり、Aqoursも解散をするのではないか。
そのような憶測が特に強まったのが、5thライブ前後でした。
キャスト陣の個人活動が目立ってきたからです。

逢田梨香子さん、斉藤朱夏さんのソロデビュー。
高槻かなこさんのユニット結成。
μ'sを引き合いに出し、ソロ活動が増えて来たのは、終わる前兆だと懸念がる人が目立ってきたのです。

だが、この考えはおかしいです。
そもそも彼女たちは、Aqoursの活動をメインとしたアーティストではありません。
あくまでも「ラブライブ!サンシャイン!!」という1つのコンテンツが継続している間限定で活動を行っている期間限定のユニット。

ソロ活動が目立たなかった(出来なかった)のは、Aqoursの活動が忙しすぎたからなのでしょう。
この2年間は特にライブばかりでしたからね。
ライブ関連の仕事だけでも月単位でスケジュールが埋まりそうですし、これに加えてファンミやレコーディング、グラビア撮影などなど。
アニメもあったので、そちらのアフレコ。
活動の中心をAqoursに置かざるを得なかった2年。
ソロ活動に割く時間が中々作れなかったというのが本音なのでしょう。

そんな中でも、例えば伊波杏樹さんは精力的に舞台女優としての仕事もこなし、鈴木愛奈さんだって他作品でメイン級を演じ、小宮有紗さんも女優業に精を出していました。
彼女たちはプロジェクト以前からやってきた仕事を、Aqoursが忙しい中も続けていた「だけ」。(「だけ」という言葉を使うと誤解を生みそうですが他意はありません)
逢田さん、斉藤さん、高槻さんの活動は、Aqoursで人気が出たから、プロジェクトの区切りを契機に次々とお仕事が決まっていったということなのでしょう。
アニメの区切りと同時にプロジェクト全体が大きな節目を迎えたのは確かでしょうけれど、「ソロ活動の増加」(そもそもこの表現自体間違ってるんだけれどね。最初からソロなので)はイコール「ラブライブ!サンシャイン!!」の終わりの前兆では無いと。

寧ろ、Aqours以外の活動があることの方が健全ですよ。
Aqoursの活動ばかりが忙しくて、他の仕事を入れにくいなんて状態が続いていた方が怖いです。
不満も溜まるでしょうし、辞めたいという気持ちが強まっても不思議ではありません。
声優交代を是としないプロジェクトのように思えますので、1人でも辞めることになったら、それこそプロジェクト自体を終わらせるんじゃないでしょうか。

だから、個人の活動が増えていくことはとっても良いことだと捉えています。
それぞれの仕事で、また人気を獲得し、実力を蓄え、新しい経験をする。
再びAqoursとして集まった時に、それらが活かされ、今まで以上のパフォーマンスを発揮してくれる。
そういう良い循環が生まれそうですから。
他の仕事ができるというガス抜きにもなりますからね。


2020年のユニットライブというのも、もしかしたら、キャスト陣の「Aqours以外の仕事」を尊重した結果なのかもですよね。
というか、そう勝手に解釈してます。
9人よりも3人ずつの方がずっとスケジュールが組みやすそうですし。
個々の活動を優先させつつ、柔軟な対応が出来そうです。

で、終わってもおかしくない時期であるはずなのに、ユニットライブという形で継続の姿勢を打ち出してきた。
ファイナルライブという選択肢を避けてくれた。
これこそが、継続するという声明なんじゃないかと受け取ったわけなのです。

ユニットライブのナンバリングに可能性を信じる

「ユニットライブを行った後に、ファイナルライブをやって、プロジェクトが終わるんではないか」と突っ込まれたら、関係者でもない僕には否定する材料もなく。
そうかもしれないねとしか言えないわけですけれど。

でもさ、そんな計画を立ててたら、わざわざユニットライブにナンバリング振りますか?
3組とも1stライブであると銘打たれています。

世の中には、1stがあっても2ndが無いものなんてごまんとあります。
それは否定できない事実です。
「ラブライブ!サンシャイン!!」でも「デュオトリオコレクションCD」は未だにVol.2が出ていません。
今回だって同じではないかという疑問は拭えません。

しかし、これについては僕は否定したいのです。
同じではないと。

そもそも大抵のものは続きを想定しているからこそ、「1つ目」であると宣言してるんです。
続きが出てないのは、最初の想定通りに事が運ばなかったから。
売れなかったとか、事情があって作れなくなったとか。
結果論なんですよね。

ユニットライブも同じで、現時点では2回目のライブも計画にあるのでしょう。
ならば、ユニットライブ後にAqoursの解散はあり得ませんよね。
なんせAqoursあってのユニットなので。

来年は充電期間。
ユニットライブだけの可能性はあります。
ただ、その先で、Aqoursとしての新しい挑戦が始まるのだと信じています。

終わりに

リアル脱出ゲームが楽しみです。
9月か~。
ワクワクすっぞ。