Mangaism

アニメ、漫画の感想や考察を書いてます

アニメ・漫画【平成】6大事件簿

この記事は

平成31年間を振り返ろう企画。

はじめに

ちょっと前まで「平成生まれなの?若!!」とか言ってたのに、平成元年生まれでも今年30歳という恐るべき現実。
昭和生まれなんていうと、もう本当にジジイと呼ばれちゃうのかな。
哀しいな。
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そんな平成もあと1週間あまりで終わってしまいますね。
そこで、平成31年間を振り返ろう企画です。
漫画やアニメに纏わる個人的に大きかった出来事をランキング形式で纏めてみました。
映画については今回省かせてもらいますね。

6位:「シティーハンター」サブリミナル事件

1989年(平成元年)12月24日に放送された「CITY HUNTER 3」第11話「クリスマスにウェディングドレスを…(後編)」において、サブリミナル効果としてオウム真理教の松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚の画像が使用されていた問題。
放送当時は、新興宗教団体の面白素人扱いでテレビ出演をしていた元死刑囚。
世間的にもまだ「犯罪者集団の親玉」という認識が無かった時です。

その6年後、オウム真理教が日本を揺るがす大事件を起こしたのは、多くの人の記憶に残っていると思います。
「地下鉄サリン事件」、「松本サリン事件」。
更に89年11月には「坂本弁護士一家殺人事件」が発生しており、95年に遺体が発見されています。
(この事件を調べたら、神奈川県警のクソさ加減がよ~く分かりました。友人が神奈川県警をこき下ろしてたのも納得)

「シティーハンター」の件がTBSニュース番組で取り上げられたのは、確かこの年だったと記憶しております。(調べた所、95年5月2日だそうです)

尚、「CH3」を報道・批判したTBSは、1か月後日本テレビに「95年5月放送のTBSの真理教関連番組内に於いても、松本元死刑囚の顔写真を何度もサブリミナルで使用していた」と報道されています。
壮大なブーメランを食らったTBSは、郵政省に怒られて謝罪。

まぁ、ショックだったよね。
好きな作品が嫌な感じで取り沙汰されたのですから。
作品はなにも悪くないのにね。
結局、当時のスタッフのお遊びとして、真理教との関係性などは無かったようですが、変な猜疑心を生んだのは事実。
(この時まで、サブリミナル効果を使った「お遊び」は、多くのアニメ番組で多用されていたようです。)


この出来事が切欠で「サブリミナル効果は危ないぞ」という認知が広まって、95年にNHKが、99年に民放がそれぞれサブリミナル表現手法の禁止を明言しました。

5位:ポケモンショック

1997年(平成9年)12月16日に放送された「ポケットモンスター」を見た子供達が、体調不良を訴えて搬送されるという事件が起こりました。
過度な光の明滅が原因とか言われてましたね。
この件を受け、今では定番となった「テレビを見る時は部屋を明るくして、離れてみてください」というテロップが全てのアニメで表示されるようになりました。
当時「番組を見ていた児童の多くが、部屋を暗くし、テレビの近くで視聴していた」と報道されたため、このような文言になったのでしょうね。

で、最近知ったのですが、この回のメインポケモンがポリゴンだったらしいのですが、ポリゴンと事件は全く関係無いにも関わらず、この事件以降現在までアニメ「ポケモン」には一度もポリゴンとその進化後が登場してないらしいですね。
主に悪かったのはピカチュウなのに、ピカチュウはお咎めなしで(あったらあったでおかしな話だけれど。)、ただゲストだったというだけで全ての罪を背負わされたポリゴン。
あんまりだ。

4位:「週刊少年マガジン」、「ジャンプ」を抜く

1997年(平成9年)11月。
そのニュースは、夕方のニュース番組でも大々的に取り上げられました。

「マガジン」が「ジャンプ」を抜いた。
95年に653万部という驚異的な部数を記録した「ジャンプ」。(ギネス記録)
伝説の三本柱(「DRAGON BALL」、「SLAM DUNK」、「幽遊白書」)を筆頭とした黄金期は、しかし、3本が次々と終了していくことで低迷。
僅か2年で400万部程まで落としてしまいました。
当時は「暗黒期」なんて呼ばれていましたね。(それでも400万部も出てたのだから、「暗黒期」なんて言い方は失礼過ぎますけれどね)

そんな中、「金田一少年の事件簿」と「GTO」という2枚看板で「マガジン」が猛追。
ついに「ジャンプ」を抜いて、発行部数のトップに立ったのです。
これが夕方のニュースで結構大きめに扱われていたのですから、事の重大さが分かって頂けるでしょうか。

当時は漫画雑誌もまだまだ元気な時代でしたね。
懐かしい。

3位:「こち亀」連載終了

子供の頃はずっと続いてるものはそのまま永遠に続くのだと根拠もなく思い込んでました。
そんな子供心が壊れたのは96年(平成8年)の「DRAGON BALL」連載終了でした。
518話の最終ページに「次回で大発表」的なことが書かれていて、なんだろうなんだろうとワクワクの1週間を過ごしたんですよ。
期待に胸を膨らませ、微塵も終わるなんて想像して無くて。
ショックだったなぁ…。
僕の中で1つの時代が確かに終わった瞬間でした。

んで、「DRAGON BALL」以上に終わる訳無いと思い込んでいたのが「こち亀」。
秋本先生がメカになってでも続いていくものだと信じていた。
まさか自分が生きている間に終わってしまうとは…。

「こち亀」の載ってない「ジャンプ」は想像出来なかったなぁ。
「ジャンプ」を読み始めた時から既に載っていたし。
同誌にとっては、創刊〇周年以上に大きな大きな区切りとなる出来事だったと思います。
それ程までに「こち亀」は「ジャンプ」にとっては掛け替えのない作品だったなと。

2位:「ドラえもん」メイン声優陣交代

もう14年も経つのね。
アニメ「ドラえもん」が通称「わざドラ」になったのが2005年(平成17年)。
いつまで経っても僕の中では大山さんの声が抜けきらなくて、違和感と言う程では無いですけれど、まだまだ現在のキャスト陣には深く馴染めていません。

当時のニュースは本当に衝撃でした。
長寿アニメはいくつかあるけれど、メインキャストがそっくりそのまんま交代というのは前代未聞。
まだまだ行けるのにという、知りもしない人間だからこその無責任な発言を繰り返していた記憶があります。

とはいえ、今冷静に振り返ってみると、英断だったのかもですね。
「亡くなったから」とか「引退するから」というようなただただ寂しい・辛い交代では無くて、「次世代へのバトン」という前向きになれる交代でしたし。
キャスト以外にも全てに於いて心機一転というリニューアルも行えて、作品としては大きくリフレッシュも果たせましたので。

慣れ親しんだ声優さんが変わってしまうというのは、どんな時でも辛くて嫌な事ですけれど、こればっかりは人間が息を吹き込んでいる以上は仕方ないですしね。

1位:「ONE PIECE」出版新記録を樹立

平成最高。
いや、漫画史上歴代最高の発行部数を誇るのが「ONE PIECE」。
二度とこの漫画の記録は破られないと言い切れちゃうのがヤバい。
そんな「ワンピ」の大きな記録は2つあります。

1つは、国内初版発行部数最高記録。
2012年(平成24年)8月に405万部を記録しています。
というのを今知りました。
僕は今、ゴロゴロの技がルフィに全く効かなかったときのエネルみたいな顔してる。
驚いた。

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の持つ初版290万部という記録を57巻(初版300万部)で破った時で時計の針が止まっていたようです。
てか、400万???
まじで…。凄すぎる。


えと。
2つ目の記録は、勿論累計発行部数ですね。
今年の3月に発売した92巻までで累計3億8000万部。(国内のみ。恐らく電子含む)
数字が天文学的過ぎて、凄さをどう例えればいいのかすら分からない。

終わりに

以上僕にとっての6つの大きな出来事でした。

で、自白するとこの記事の最初のタイトルは「アニメ・漫画【平成】10大事件簿」でした。
発端は今年の2月。
ふとアイディアを思いついて、「これは簡単に10本(の出来事)くらい書けちゃうぜ、ひゃっは~」と書き始めたものの、どう捻り出しても6つしか思い浮かばず。
そこから2か月間放置してきたんですが、結局残り4つ浮かばずに、気づいたら平成も終わりそうになっちゃったので「6大事件簿」に変更致しました。
そんな訳なので、順位も適当です。
ご承知ください。

それでは~。