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「スレイヤーズ 16 アテッサの邂逅」ちょっとだけ感想。これぞスレイヤーズな1冊だった!!

この記事は

「スレイヤーズ 16 アテッサの邂逅」の感想です。
ネタバレあります。

はじめに

奥さん、18年振りですって。
「デモン・スレイヤーズ!」で長編が終わって、以降短編集だけになってました*1が、久々の長編です。
ナンバリングタイトルです。
まさかの第3部始動か!!
と思ったら、特別編なのね。
確かにちょっと前に「ドラマガ」で連載してたわ…。
感想です。
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感想だよ

第2部はちょっと違ったよね。
少なくとも僕にとっては、「スレイヤーズ」じゃなかった。
アニメから入ったからです。

リナ、ガウリィ、ゼルガディス、アメリア。
4人の凸凹珍道中をゼロスがかき回す。
まぁ、アニメは原作をかなり改変してるし、「TRY」(3期)以降はほぼアニオリなんですけれどね。
とはいえ、ずっとこのメンバーでわちゃわちゃしてる作品だったから、2部でゼルとアメリアが出て来なくなったのは痛かった。
(ゼロスは割りとどうでもいい)
特にアメリアがさ。
好きだったんだ。アメリア。
鈴木真仁さんの声が当時大好きで。
…すみません、どうでもいい情報ですね。

メインキャラもそうだけれど、まぁ、暗かったよね。
重かった。
1部もシリアスパートはしっかりと重たかったけど、2部では救いも無かったというか。
「アトラスの魔道士」だっけ???
1部でもあのあたりも相当救いが無かった気がするけど、そのノリを終始引っ張ってしまったのが2部というのが僕の印象。

前置き長いね。
16巻の感想は、これぞ「スレイヤーズ」って感じでした。
メインキャラが久々に集結したのも然ることながら、神坂先生が得意とするコメディ要素をふんだんに含んだノリ。
ああ、これだ。
これがスレイヤーズだって物語でした。

わちゃわちゃした軽妙なトーク。
シンプルな世界観に入り組んだ人間関係。(今回の人間関係はさらっとしてましたが)
戦闘は力押し一辺倒では無くて、程良く駆け引き・心理戦を含んでいるモノ。
それでいて、カタルシスたっぷりのバトルもあるから、バランス良いんですよね。

今回は完全なる1巻完結だったからか、全体的に分かり易さを重視したプロットになっていたとは思います。
これが続き物だったりしたら、ルコーリアの裏に更に黒幕が居て…ってなってた気がしますが、そこまで複雑な背景は無かったですからね。
全体的に、シリーズ初見でもなんとかついていけるような親切設計なのも良かったです。
18年も経ってたら細かい部分はすっかり忘れてますからね。

一度しっかりと完結しているので、第3部というのは諸手で賛成出来ないんですけれど、今回みたいに「一夜限りの復活」ならば、時折あっても欲しいかな。
そんなことを感じた1冊でした。

終わりに

いつも以上にtwitterで十分じゃねって感じの中身の薄い感想でしたが、こんなところです。
あ、挿絵。
あらいずみるい先生が続投なのは嬉しかった。
久々だし1巻だけだから、違うイラストレーターさんにしましたとかも有り得そうなところ、きちんとオリジナルを尊重してくれてるようで。

ただ、女性陣の胸の描写が気になりました(汗
服の上からぽっちが浮かんでるのは違和感がw
久々のリナ達のイラストに感慨もありましたが、そこだけ気になっちゃいました。

*1:調べたら「すまっしゅ。」も5巻で完結してるんですね