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アニメ、漫画の感想・考察

「とどのつまりの有頂天」が素晴らしい百合漫画だった

この記事は

「とどのつまりの有頂天」第1巻の感想です。
ネタバレあります。

アキバで出会った

先日、東京まで行く用事があり、10時前には終わったのでふらっとアキバまで足を延ばしてみました。
始めて東京ー秋葉原間を歩いてみましたが、余裕で歩けますね。
涼しい日だったので気持ちよく散歩できました。

そんな秋葉原、一番の目当ては「ラブライブ!サンシャイン!!」曜ちゃんのフィギュアでした。
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1500円程で売っていたので入手。
あとは流れでとらのあな、アニメイト、メロンブックスと梯子。
新刊スペースを中心に回って、知ったのがこちらの作品でした。

恥ずかしながら初めて知った漫画。
絵とか帯とか雰囲気に釣られて購入。
これが当たりだったので簡単に紹介してみます。
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ドタバタなメイン2人

帯に「女子×女子 全力青春ラブコメ」とあります。
思春期特有の悩みだったり、学生だからこその困りごとを抱えた6人の少女達。
それぞれ強いキャラを持つ彼女達がハイテンションでドタバタな日常を送る百合漫画です。

基本的には表紙の2人がメインキャラ。
三つ編みおさげの女の子(左)が山田美古都。
はんなり京都弁のおっとり系女の子。巫女部の部員。

サイドポニテの女の子(右)が猫崎蓮。
生徒会書記をこなしている才色兼備。

タイプの異なる2人は、異なる理由から「友達がいない」という共通の悩みを抱えているのですが…。
1巻の中で2人の関係が慌ただしく動いていくように見えるのです。

最初は、猫崎さんが美古都にラブって感じで描写されています。
本当は4人必要な部の発足も、職権乱用してまで美古都と2人きりでいたいが為に巫女部を設立。
生徒会の仕事の合間を縫っては美古都に会いに行き、癒される、可愛いと美古都を愛でます。
最初から惚れてんな~って感じで、良い感じで百合百合な空気を醸成してくれています。

友達のいない私と一緒にいてくれる。
一方の美古都は、友達になってくれた猫崎さんを「友達として」接しています。
そこへ、辺銀律(昭和歌謡レコード部)、獅子丸愛莉(昭和歌謡レコード部)、熊倉タクヤ(TOKYOファッション部)、兎田夜空(ひきこも部)の4人が闖入。
部員の少ない部活同士合併して、部として正式に認めて貰おうと巫女部にやってきます。
当然猫崎さんは猛反発するも、美古都が簡単に籠絡されて晴れて「有頂天部」として発足します。
そんな有頂天部…新しい友達4人から「普段の猫崎さん」について教えられた美古都は、次第に彼女を目で追うようになります。

「わたし…実は…猫崎さんのこと…全然知らへんの…かな…?」

中盤、「お友達」だった猫崎さんの気持ちが気になりだす美古都。
何度か言いかけられた「美古都さん…わたし…あなたのこと」の続きが気になりだして仕方ない美古都。
彼女の口調や表情、場の雰囲気からまさかと察します。
「わたしのこと好きなの?」
意識しだすと止まらない。昂ぶる気持ち、逸る鼓動、上気する頬。
美古都が恋に落ちました。

もう両想いじゃん。
ばかっぷる爆誕でハッピーエンドじゃんとニヤニヤ。
ニヤ付きが止まりません。
勢いでページを繰ります。
終盤、遂に猫崎さんが美古都にあの続きを吐露します。

「美古都さん…私と…




友達になってくれてありがとう…!!」


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恋に落ちた美古都も充分ショックを受けますが、僕もショックでした。
あれ?好きじゃ無かったん?
友達としての友愛表現だったのん?
いや、無いとは言えない。
女子って友達にも一見「恋愛感情があっての言動」としか取れないようなことも平然とするから。

あああああああああ、わかんないいいいいいいいいいいいい。


友情なのか愛情なのか。
こんがらがってきました。
ガチで続きが気になるやつ。

兎田さんが可愛い。

そんなメインカップルの動向も気になるんですが、既に出来上がってるカップルの行く末も気になるんです。
熊倉タクヤ(TOKYOファッション部)と兎田夜空(ひきこも部)は幼馴染。
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病弱薄幸美少女(自称)の熊倉ちゃん(左下)は、6人の中で唯一のやる気担当。
前のめりでアグレッシブに行動する女の子。
病弱なのに。

一方、兎田さん(右下)は、常に寝袋を着込んでる女の子。
陸上では、明太子。海ではナマコとか呼ばれてます。

この2人の絡みがメッチャ好き。
夫婦漫才そのもの。

幼馴染が故にツッコミに容赦がありません。
それでいて、お互いがお互いを大好き。
もう堪りません。

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特に兎田さんね。
寝袋から出ると、美少女。
嫉妬して、勘違いして、勝手に爆死しちゃう。
死ぬほど哀しんじゃう兎田さんが熊倉ちゃんを好き過ぎて尊い。

しかも、同じ位に熊倉ちゃんを兎田さんを愛してるのがね。
もうね。

百合って良いものですね。

ドツキ漫才コンビも良いよ

残りの2人が昭和歌謡レコード部。

辺銀は、見た目と喋り方のギャップが凄い。
かなりロックな見た目してるんですよ。
前髪とそれ以外で色の異なる髪。ロックンローラーがしてそうなピアスをしてる。
それなのに、言葉遣いはメッチャ丁寧。
誰に対しても丁寧語。
この落差が良い味出してる。

獅子丸は真逆で、清楚な大人しそうな感じなんだけれど、かなりの毒舌家。
思ったことは口に出しちゃうタイプ。
ちょっと性格捻くれてる女の子。

そんな2人だから、必然会えば喧嘩。
言い争いが絶えません。

でも、喧嘩するほど仲が良いという例えもあるからか、周りからは仲良しに見られることも。
白熱して「昭和歌謡レコード部を解散だ~」となっても、解散芸として処理されちゃう。

この2人はユーモア担当というか。
賑やかし担当ですね。
いるだけで場が騒がしく、明るくなる。

3組の中では唯一百合的な要素が見られないのですが、本心はどうなのでしょうか。
獅子丸がぺんぎんの寝顔を撮っていた本当の理由はあるんでしょうかね。

このコンビの動向も気になりますね。

まとめると

読んでいて楽しいです。
基本的に底抜けに明るいバカっぽいノリで展開していくので、気分が晴れる系の漫画ですね。
その上で、百合描写がしっかりとある(えっちぃシーンはありません)ので、そっち方面でも高い満足感を得られます。

買って良かった漫画ですね。
続きが楽しみです。