「からかい上手の高木さん」に傷ついた心を癒される
この記事は
「からかい上手の高木さん」の感想です。
ネタバレあります。
はじめに
はい。
サブブログでお伝えしてましたが、失恋しました。
完全な片思いだったんですけれどね。
この歳でお恥ずかしい。
完全に玉砕したのです。
詳しい経緯なんかはサブブログを見て頂くとして、そんな中で「高木さん」最新刊を買いました。
何も読めない、何も見たくないって心境で、完全に塞ぎ込んでいたのですが、酒の勢いも借りて読みました。
マジ救われました。
「からかい上手の高木さん」8巻
傷心にも関わらず、終始ニヤニヤしっぱなしで読み終わりました。
相変わらず高木さんが可愛い。
今巻のマイベストは「けん玉」。
アニメになったばかりの「テスト返却」の回でもそうなんですが、西片って表情に表れやすい性格です。
だから高木さんに簡単に読まれちゃう。
でも今回は、「騙す事前提」でしっかりと練習まで重ねた西片。
あからさまに「けん玉が下手な振りしてます」というのは出ていなかったように思う。
それでも初見で見抜く高木さん。
これはもう愛がなせる業です。
西片の普段の言動、表情の微かな変化。
常人には辿り着けない、普段の観察眼…西片ラブ目線が成せる業なのかなと。
まさに手玉に取った感じで、西片をからかいました。
ホント2人の距離間が大好きです。
「からかい上手の元高木さん」2巻
同時発売のスピンオフ。
こちらも購入し、読みました。
1巻より絵が雑に感じるのは…気のせいでしょうか…。
こちらはマイベストを紹介する前に、素晴らしい台詞を紹介。
「ざるそば」の中の台詞ですね。
高木さんことお母さんの西片ことお父さんへの一言「お父さんの胃袋をつかむために、それくらい(西片の満腹度)は把握してるよ。」
ぐはっ
い、言われてみたい。
西片の全てを把握済みの高木さんの愛。
素晴らしいです。
マイベストは「コーヒー」。
原作で確かに西片がコーヒーを飲むシーンがありました。
それを受けて、大人になった西片は「ポーカーフェイスを貫き通す」までに成長www
心の声の本音で爆笑しました。
まだまだコーヒーは苦手な様子。
そんな西片がちーの前で威厳を示そうとしたのか、おかわりをして…。
まさかの高木さんのからかいにニヤニヤが止まりませんでした。
これは想像出来なかった。
読者の裏をかいたという意味でも、2巻のマイベストですね。
「恋に恋するユカリちゃん」1巻
「あしたは土曜日」未読なのですが、今作も手に取ってみました。
デフォルメが非常に可愛らしくて上手いです。
線が丁寧で読み易くて良いですね。
恋に恋するユカリちゃんは、コイバナをしたいお年頃。
仲の良い友達とわいわいきゃいきゃいガールズトークに花咲かせたい。
なんたって近くには真野ちゃんとか高木ちゃんとかが居る。
話題にはことかきません。
でも、出来ないでいる。
一緒にいるミナとサナエがその手の話に乗ってくれるキャラじゃないから。
ユカリを中心とした3人のほのぼの漫画。
個人的には元気いっぱい・表情豊かなミナが好き。
可愛い。
アニメでも可愛い。
「高木さん」8巻の「バレンタイン(2)」でも可愛さを存分に振る舞っていた。
「恋に恋するユカリちゃん」では、そんな可愛いミナを堪能できたので、満足でした。
さて、マイベストエピソードは「洋服」ですね。
子供っぽいミナから出た「お洋服見に行こうよ」の一言。
女子から出るには非常に普通な、されど、ミナから発せられたのがとても特別な意味を持つ言葉。
ウキウキワクワクするユカリを連れて、3人は洋服選びに。
楽しい。
女子してる。
そんなユカリの心境とは別に、実にミナっぽいオチが待っている…というお話。
それでこそミナちゃんですってオチが大変面白かったです。
「高木さん」スピンオフというより「あしたは土曜日」の続編という位置づけのが正しいと思われる本作。
あまり高木さん達は出て来ないので、「高木さん」の雰囲気が大好きという方にはちょっと物足りなさがあるかもしれません。
ただ、ほのぼのガールズコメディとしてはとても面白い。
絵も上手いし、話のほのぼのさが心地良い。
買って良かったなと心から思えた一作でした。
「あしたは土曜日」も買ってきます。
買いました。読みました。
終わりに
深夜、失恋したオッサンが漫画3冊に心を救われる。
そんなお話。
「高木さん」は良いよ。
心の支えです。