「ジャスティス・リーグ」 感想
この記事は
映画「ジャスティス・リーグ」の感想記事です。
ネタバレを含みます。
はじめに
「DCエクステンデッド・ユニバース」シリーズの5作目に相当するんですね。
4作目かと思ってたら、「スーサイド・スクワッド」を含めるんですね。
さて、僕はこのシリーズを「マン・オブ・スティール」と「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」の2本しか見ていません。
2本の印象は「暗い」・「重い」・「長い」の3拍子。
とてもじゃないですが、良いイメージは無かったのです。
特に「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」は、ぶっちゃけ退屈でした。
過去の感想記事を漁ってみたんですが、当時の僕は感想を放棄したらしくありませんでした…。
うん。
多分、相当書く気が無かったんだと思う。
だから、今回も見送るつもりでした。
事前に「今回は暗くない」という情報を仕入れていたのですが、及び腰になっていたんです。
見に行くぞと自発的な考えは出来なかった。
のですが、タイミングよく無料鑑賞券をゲット。
シネコンでよくある「6本見たら、1本無料」というアレです。
折角なので、今回使ってみようという事で、早速公開初日に足を運んでみました。
前置きが長くなりましたが、感想です。
今までで一番面白かったですよ。
あらすじが分かり易い。
今回の肝は何と言っても分かり易さでしょう。
複雑な人間ドラマや背景を一切省いて、徹底的に分かり易さに努めてあった。
今回のヴィランであるステッペンウルフの出自と対立する理由。
目的がなんといっても分かり易い。
過去地球侵略に来たステッペンウルフが再度侵略に来たので、ヒーロー皆で頑張って追い払おうというお話ですね。
実に分かり易い。
この辺、前作までを見て無くても問題無く物語に入っていけます。
スーパーマンは前作で命を落としてしまったということだけ知ってれば問題無いし、その点についても冒頭でちゃんと触れてくれますので、本当に今作だけで話が成り立っているのが分かり易さの要因でもありますね。
今回初出のヒーローもいて、背景には色々なモノを背負っているのでしょうけれど、最低限のドラマに絞ってあり、ここも「物語の単純化」を担っていました。
特に僕が気に入ったのがフラッシュ。
バットマンが誘いに行ったら、二つ返事で「いいよ行く行く」と軽いノリ。
彼のノリのよさ、軽さが、随分と作品全体を軽く見せることに奏功していたなと。
ヒーローの活躍という点に絞って、非常にスッキリとした爽快感溢れる脚本になっていて、そこが前作までとの大きな違いでしょうか。
スーパーマン復活の道程も分かり易い
あとは、これですね。
当然復活するスーパーマンですが、彼を復活させる過程も非常にシンプルでした。
単純なのは別に悪いことでは無く、全体のバランスですよね。
これまでの映画がとても重く複雑だったので、今回単純化できたのかなと。
そう考えると、これまでの2作の重さにも意味はあったのかな。
それにしても、スーパーマンの強さよ。
エグイ程強い。
他のヒーローの誰よりも強くて、強すぎて、ステッペンウルフすら瞬殺レベル(笑
あまりの無双振りに笑っちゃいました。
今後もシリーズとして続いていくようですが、スーパーマンの使いどころは難しそうです。
終わりに
これまでを知らなくても存分に楽しめる1本。
ヒーロー映画としてスカッとしたアクションを楽しめるかと思います。