Mangaism

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予測不可能な終盤の展開に唖然 「また、片想う。」

この記事は

「また、片想う。」第1巻のレビュー記事です。

表紙買い

秋葉原の書店巡りをしていて、アニメイトで出会った「また、片想う。」。
表紙と帯に惹かれて買って参りました。

また、片想う。 (1) (角川コミックス・エース)

また、片想う。 (1) (角川コミックス・エース)

簡単ですが、レビューです。

赤面女子可愛い

主な登場人物は3人の高校生。
清瀬詩帆と野方司は幼馴染。
初めての告白は、小学生の頃。
地域の清掃活動中の突然の告白。
戸惑う詩帆を見て、司は笑うのであった。

本気なのか、冗談なのか。
それから司から詩帆への告白は、毎日のように行われた。
中学に入って、2人の中に金井元明が加わって、3人の友人関係は高校生になっても続いていた…。


司から毎日のように告白されて、冗談なのかなんなのか。
ともかく日常の一部になってしまったから、詩帆にとってそれは特別な意味を成さないことだった。
それがある日、司からの本気の告白。
思わず返事をしてしまった詩帆は、司と付き合う事になるんですが…。


幼馴染
繰り返される告白
特別は特別では無くなり、彼への感情は分からない。
好きなのか、そうじゃないのか。

そんな状態でも、司は構わないと言って、交際が続く訳です。

甘酸っぱくほろ苦い青春活劇を堪能できます。
なによりも、赤面女子好きは必読です。

やっぱり女の子の一番可愛い時って、照れてる時だと思うのですよ。
全開笑顔も素敵ですが、耳まで赤くして顔を火照らせてる姿が最高に可愛い。

詩帆は、司から何か言われる度、何かされる毎に顔を真っ赤に染めあげます。
初デートの時なんて、終始ドキドキして顔を赤くしちゃう。
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しかもです、作者のタチバナロク先生の描く女の子はムチムチしてます。
男はムチムチ女子が大好きです。
例に漏れず僕もそうです。
痩せぎすの女の子より、断然むっちり女子。
決して太ってる訳ではないんですよ。
程良く肉付きの良い女子は、見ていてそそります。

そんな詩帆がドキドキしてる。

滅茶苦茶可愛いです。
これはヤバい。

司が言うんですよ。
「同じ好きでも好きの程度は人それぞれだしね」
「恋する者同士でもその気持ちはイコールじゃないんだ」
「お互い片思いしてるようなもんなんだよ」
だから、少しずつ好きになってくれれば構わない…と。


女子が可愛い時の話に戻ります。
赤面してる時です。
恋に恋してる初々しい時です。

慣れてしまって、赤面しなくなると「赤面女子」ではなくなっちゃいます。
交際が始まって程なくすると、誰でもその関係性に慣れちゃいますよね。

でも、このカップルは、違う。
司は詩帆を好きだけれど、詩帆は司を好きかは自分でも分からない。

だから付き合ってるのに、関係性に慣れることは無く、常にドキドキ。
胸が高鳴っちゃう。
赤面してしまうのです。


これは良い赤面女子漫画だ~と。
僕はそう信じていました。



1巻終盤、怒涛の展開が!!!!!!!
これは読めないよ。
どうなっちゃうの、これ!!!!!
ってところで、1巻終わり。
続きは2巻で、うわわわ、商売上手過ぎ。


読み終わって、帯が少しだけこの展開を示唆してたことに気づきました。
帯にはこうあります。
「好きだと告白された。恥ずかしくて返事できなかった。…私は、その日を後悔した。

何故、後悔することがあるのか?
2人の関係は始まっても居ないのに。
これから、少しずつ築いていこうねという段階なのに。
何故?

ここを良く考えておくべきだったなと。

終わりに

名作で終わるか、迷作になってしまうのか。
衝撃の展開で終わった第1巻。
この行方を知りたくば続きを読めとでも言う様な予測不可能な事態に、僕は混迷し、しかし、迷うことなく2巻を手に取ることでしょう。

いや、だって、これ続き気になるもん。