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「To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス」 第39話:ダークネス発動条件から透けて見える組織の鬼畜さ

この記事は

「To LOVEる-とらぶる- ダークネス」第39話の感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

「To LOVEる-とらぶる-ダークネス」第39話「The begining of darkness〜その時〜」 感想

モモがリトになにをしてたのか…。凄い気になる…。
体勢から考えて、1つしか無いのかな…。
ま、いっか。

話数も39話になったということで、まさかの急展開を見せた今回。
遂にダークネスが発動してしまいました。

ちょっと思ってたのと違いそうなのが、ヤミの精神状態。
文字通り「闇」に染まってしまい、残酷・残忍・冷酷な性格になってしまうのかと想像していたのですけれど、そうじゃなさそう?
自我は保ったまま、トランス能力が暴走している感じ。

このまま自我を保てるのかはまだまだ分かりませんけれど、もしこのままだとしたら、ヤミの意識コントロールが出来ない状態でトランス能力が暴走してしまうことを「ダークネス」と呼んでいるのかもしれませんね。

ただ、謎というか、腑に落ちない点が1つあります。
ネメシスは、この「ダークネス」は「ティアーユ追放後植え付けられた」と語ってます。
作中で描かれているように、ティアーユが組織に追放されて、この彩南町で再会するまで、2人は一切接触を持っていませんでした。
ティアーユが影からそっとヤミを見ていたという事実も今のところありません。
故に、もしもこの現象が本当に「ダークネス」なのだとしたら、ティアーユは知らない筈なんです。

でも、違いますよね。
ティアーユはメッチャ反応を示してます。
「この現象は」と分かりやすく「知ってますアピール」をしています。

ここから推測できることは1つだけ。
「ティアーユは、ダークネスというものが何なのか理解している可能性が高い」という事ですね。
「ダークネス」がヤミに植え付けられた事実は知らなかったのでしょう。
けれど、それが何なのかは知っていた。
例えば、「ダークネス」の研究に携わったのかもしれないし、組織が開発している過程を盗み見ていたのかもしれない。
となれば、ティアーユがヤミを救える唯一の存在となりそうです。

なので、あまりヤミについては心配して無くて。
心配なのは寧ろメアの方かな。
完全にネメシスに乗っ取られてますがな…。
メアの心の奥底にある闇というのも、案外ネメシスの事を指していたりして。

ネメシスの「本体」は、普段メアの心の奥底に棲んでいて、リト達の前に現れた姿は仮初のもの…とか。
なんだかそんな可能性も出て来て、彼女を救う手だての方が難しそうです。

「ダークネス」発動条件が酷過ぎる

それにしても、「ダークネス」発動条件が酷過ぎる。
一見すると、とってもおかしな事。
兵器なのに、奥の手と言えそうな禁断のトランスを解除する方法が「"心の平穏"を心から受け入れる事」というのは。
"兵器にあるまじき"というネメシスの言葉が示すように、確かに似つかわしくない。

でも、「どこまでいってもお前は所詮兵器なんだ」という組織の思惑が透けて見えて気持ち悪い。

組織にとって最も恐れていたのは、ヤミが兵器としての生き様を拒む事ですね。
自我・心を与えたからこそ考えられる最悪の状態。
これをクリアするには、どうすればいいのか。
その道をも奪う手段を講じれば良い訳で、それが「ダークネス化」なのでしょうね。

万が一ヤミが兵器としての生き方を拒み、平穏な生活を心から望んだ時。
組織が最も恐れた状態になった時、彼女の自我に関わらずに強制的に兵器に戻す極悪非道な手段。
「ダークネス」とは、そういうものなのだろうなと。

性根の腐りきった考え方で胸糞悪いですね。
どこまで組織の連中が鬼畜な・人を人とも思わない連中だったかが窺い知れます。

終わりに

でも、本当にモモはなにしてたのか…。
リトがトランクス上げている描写があるし、やっぱr