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「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー」 感想

この記事は

「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL」の感想記事です。
ネタバレあります。

見て来た。

公開から5日経って、平日水曜日。
ちびっこのいない時間帯を見計らって、平日に動ける暇なオッサンことわたしく、nurutaは、「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー」(長ぇ)を鑑賞してきました。
簡単にではありますが、感想を書きたいと思います。
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シリーズを大切に

一時期のライダーシリーズで気に食わなかったのが、歴代ライダーを下に置いているかのような扱い方でした。
その時メインのライダーを主役にするのは順当であり、そこは尊重出来る点なのですが、ゲストで登場する歴代ライダーの扱いが見ていてふびんに感じることが多かったのです。
単刀直入に言えば、メインライダーの変身ガジェットの一種として登場するというのが、僕は肌に合わないのです。
物じゃないんだから…。
あと、他のライダーがほいほいと歴代ライダーに変身するのも好きじゃない。

という訳で、歴代ライダーの出演は、オッサンなりの「子供心」に火をつけてくれる代わりに、燻った想いを抱くことも多かったのです。


さて。
本作ですが、そんな僕の溜飲を大いに下げてくれる作品でありました。

以前のライダー程出番があって、出番の多さに差こそあれ、大切にしているのが伝わってきたんですよね。
特に「オーズ」ファンは、今作は見るべきです。
TVシリーズの延長線上の物語で、アンクとの「再会」と「再びの別れ」にはファンであればきっと心打たれるものがある筈です。

やっぱり本物が出てくると、一味違いますね。
オーズもそうですが、個人的にはフォーゼにワクワクしましたね。
今や売れっ子俳優の仲間入りを果たした福士蒼汰さんが出演してくださった…って言い回しは卑屈すぎますか?
中には黒歴史扱いにしたり、なかなか登場してくれなかったりしてくれる中で、6年振りにカムバックしてくれたのですから。
「宇宙キターーーー」には1人で感動しました(笑

最後の最後まできちんと歴代ライダーに見せ場が用意されていて、それだけでも、「ただ出しただけじゃない」脚本になっていて凄く良かったです。

物語が分かり易い!!

僕は、「エグゼイド」と「ビルド」を視聴していません。
なので、細かい人間関係とか物語とか何も分からずに鑑賞しました。
「エグゼイド」の"2号ライダー"の多さに驚くばかりで、人間関係の把握に追いつけない程。
でも、「物語」の理解には、何の障害にもなりませんでしたね。

この作品オリジナルの敵が出て来て、並行世界の地球をぶつけて破壊しようとしている。
この一行で事足りる物語なので、理解は容易くなっています。
その辺はちびっこ映画なので、当然ですね。

多くの"2号ライダー"が「活躍出来ない」設定もお手の物。
理屈こそ不明ですが、「変身出来ない」の一言で、変身不能にさせるという裏ワザを披露www
うん。分かり易いw

とはいえ、この「変身出来ない」という設定は、「何故自分の命を賭してまで、見ず知らずの人々を助けるのか」というテーマと結びついていて、とてもよい設定だったなと。
変身後の武器だけを手にし、生身で戦いに挑む永夢達エグゼイドチーム。
力を失い、普通の人間と大差ない中でも、人々を守るために戦う姿は、まさしく「仮面ライダー」でした。

凄い感想を見つけてしまった。

と、ココまで書いてみて、感想をググったのですがちょっと失敗した。
いや、失敗というか…。圧倒されました。
熱量に。

例えば、ファイズやカブトが出てきて「愛と平和のために!!それが仮面ライダーだ!!」と叫んだとしても、それはやっぱり「似合わない」と思うのだ。
彼らの魅力が映えるのは、あまりそういう路線ではない。

 
これが一転して、オーズなら、フォーゼなら、鎧武なら、ゴーストなら。
彼らなら、真正面から戦兎の言うところの「ラブ&ピース」を語っても、「似合う」。
それが似合うほどに、作品それぞれがエンタメ性に満ちた人間賛歌として成立していたからである。


そういう意味での「二期集大成」として、本作『FINAL』はひとつの答えと言っても過言ではないだろう。
個々が決め台詞を叫ぶあのシーンが、まさに象徴的である。

jigowatt.hatenablog.com
素晴らしすぎる感想。
自分との色々な意味でのレベル差に愕然としました。
凄いわ。
世の中には、本当に心に響く感想を書く人がいるもんだと改めて思いました。
自分の感想が恥ずかしくなるレベル。

うん。
良い映画でした。
この感想は、それを表現できてないので、皆さんちゃんとググって下さいw