Mangaism

アニメ、漫画の感想や考察を書いてます

DMCAに基づき削除された記事が復帰したので報告

この記事は

著作権侵害についての経緯と結果。

はじめに

7月27日に全てが始まりました。
googleから突然メールが届きました。

お客様
本日は Google サイト運営者向けポリシー レポートをお送りいたします。
このレポートは、お客様のアカウントに関連付けられたサイトにおいて、ポリシー違反に関係する最近のアクティビティをまとめたものです。
詳しい情報は、AdSense ポリシー センターの [ポリシー遵守に向けたページ単位の修正] セクションでご確認いただけます。


サイト全体またはアカウントのレベルで発生した違反については、このレポートに含まれませんのでご了承ください。
サイトやアカウントのレベルで違反があった場合は、別途メールでお知らせすることがあります。
ページ単位であれサイト単位であれ、ポリシー違反がなかった部分については広告掲載が続行されます。


過去 24 時間の情報:
新たな違反が検出されました。
このため、AdSense プログラム ポリシーへの違反が見つかったページでは、広告掲載が制限または無効化されています。
ポリシー施行の詳細については、AdSense ヘルプセンターでご確認いただけます。プログラム ポリシーについて詳しくは、AdSense プログラム ポリシーをご覧ください。

調べてみると、アメリカの企業からDMCA(「デジタルミレニアム著作権法」)で訴えられたページでアドセンス広告を掲載しませんよということでした。

アドセンスが表示されないだけなら兎も角、ページ検索されないという大問題がありました。

DMCAに基づき記事が著作権侵害してる!と訴えられると、当該記事はGoogleで検索してもヒットしなくなります。
検索流入を主戦場としている人からすれば、これはかなりの痛手です。その記事が存在しないのとほぼ同義ですからね。


参照:DMCAの規定に従いブログの記事が削除されたので異議申し立てをした話 - オタクの戯言

これはいかんということで、上記のあにおさんの記事を参照に異議申し立てをする事にしました。

そもそも何の記事を訴えられたのかというと、「ラブライブ!サンシャイン」についての記事です。
「恋になりたいAQUARIUM」考察 新しい人魚姫の解釈 「ラブライブ!サンシャイン!!」 - アニメな日々、漫画な月日
サンライズや角川に訴えられたのかなと。
YouTubeの公式動画を貼り付けていたので、それが原因ではと青ざめて速攻で削除したり。
でも、違った。

訴えて来たのはアメリカの企業で、アクアリウムという英単語を使ってるブログを片っ端から訴えて来てました。

これは横暴です。
一般的な英単語を使ってるだけでアウトとかふざけんなって話ですよ。

ただ、やり方が分からなかったので、あにおさんの記事には大変助けられました。
あにおさんも「ラブライブ!サンシャイン!!」の記事を訴えられていたので、勝手に親近感を覚えつつ、異議申し立てをしました。

1度目の異議申し立て

異議を申し立てしたところ、こんな返答がありました。

Hello,

Thanks for reaching out to us.

We're working to respond in your language, but we're currently best able to answer in English. We apologize for this inconvenience.

As described in 17 U.S.C. 512(g), we will forward the counter notification to the complainant. If we do not receive notice that the complainant has brought a court action within 10 to 14 days, we will reinstate the material in question.

出ました。英語。
日本語のページから異議申し立て出来るのに、回答は英語というこのもにょる感じ。
くそう、バカにして。

どうも10~14日以内に訴えた企業が訴訟を起こさなかったら、ページを復帰するということらしいです。

訴訟とか怖いんですが、もう仕方ありません。
コチラには非が無いんですから。
2週間待ちました。

再度異議申し立て

8月15日ごろ。
そういえば2週間過ぎたなということで、再び該当ページを見てみても、やはり広告が掲載されていません。
ページ検索も出来ない。

googleも何も言って来ない。
おかしいじゃないかということで、再び異議申し立てをしました。

今度は文言を変えて

アクアリウムという普通の英単語を使ってるだけなので、著作権侵害には当たらないじゃないか。ふんす。

ストレートに攻めてみました。

そしたら、こんな回答が。

Hello,

Thanks for reaching out to us.

We're working to respond in your language, but we're currently best able to answer in English. We apologize for this inconvenience.

We would like to help you, but your submission is missing the following information, which is required by law for a DMCA counter-notice:

  • Your street address in the following format: 123 My Street, City, State, County, Zip Code

For more details on the required content of a DMCA counter-notice, please see http://www.lumendatabase.org/dmca512/faq.cgi#QID922, or 17 U.S.C. § 512(g)(3).

Upon receipt of this information, we will proceed with the reinstatement process. You may include any information listed above in a response to this email thread.

異議申し立ての時に住所の情報が不足してるぞコラって感じですね。
住所は入力必須項目だったので、当然入れていたのですが、ここで逆らってはいけません。

住所を返信しました。
日本語で。
アメリカっぽい形では一応書きましたけれど、日本語で。

そしたら、また10日から14日待てと来たので、待ちました。

結果

さきほどgoogleからメールが届きました。

Hello,
Pursuant to the counter notification you sent us, we have reinstated the following URLs:

http://nuruta.hatenablog.com/entry/2017/01/24/020759

回復してくれたとの事です。

まとめ

異議申し立ても1度だけでは反応してくれないこともあるようです。
こちらに非が無いことが確かなのであれば、繰り返し異議申し立てする事で回復を待つべきだと感じました。

でも、もうこんな面倒事に巻き込まれるのは御免ですね。
なるべく英単語は使わない方がいいのかもしれません。