アニメな日々、漫画な月日

アニメ、漫画の感想・考察

フリーブックス問題を知り、著作権を侵害してない漫画好きは1人だっていないという現実

この記事は

違法サイトについての私見です。

別サイト起ち上げるだけだろうね

headlines.yahoo.co.jp
はてなブログで書いてる割には、こういうのに本当に疎くて、この記事まで知りもしませんでした。
んで、ちょっと検索かけて、トップに表示されていたのがこちら。
anond.hatelabo.jp

簡単にまとめてみますと

・フリーブックスは2016年の10月頃開設されました
・作品をアップロードしているのは全て運営
・そこから違法にアイテム(作品)数を増やし続け2016年の終わりには2万5千件ほど、現在は5万2千件ほどになっています
・マイナー書籍はおそらくamazonの読み放題サービス「Kindle Unlimited」から流用しているものと思われます

ヒドイね。

続いて知名度について

・フリーブックスは2017年に入るまでは殆ど無名のサイトでした

良かった。僕が知らなくてもなんら不思議じゃ無かった。

1/02 知恵袋でサイトの合法性について質問された(現在質問の閲覧数は260万)

1/15 twitterでつぶやかれた(以降つぶやきは増え続けています)

3/12 2ch(なんJ)でフリーブックスを話題に扱ったスレッドが建てられた(以降スレッドは頻繁に建っています)

4/28 NAVERまとめでまとめられた

…………?????

4/30 はてな匿名ダイアリーで話題にのぼった(この記事ではありません)

違うんかい。

webサイトのトラフィック量(閲覧数と考えて下さい)を監視している企業Alexaによれば現在フリーブックスのトラフィック量は世界9286位、日本342位です

分かりやすく他のサイトと比較するとこういった感じになります

116位 読売新聞

180位 ピクシブ

342位 フリーブックス

418位 wired(ニュースサイト)

515位 ジャンプ+(集英社が運営する漫画サイト)

802位 裏サンデー(小学館が運営する漫画サイト)

バカな。
「ジャンプ+」や「裏サンデー」より閲覧数が上だ…と…。

それなのに、今の今まで知らなかった。
いや、知らなくて良かったんですけれど。

海外のサーバーにあるので、逮捕も出来ないし、削除要請も通らない。
こういうのは本当になくならないのでしょう。

どうやら当該サイトについては閉鎖されたようですけれど。


本当に酷い人間がいるもんだなと思うのです。
こういう記事を見るたびに。

例えば、yahooの記事の方ではこんな素晴らしいことが書かれていたりします。

正義面するつもりはさらさらないが、いち漫画ファンとして、出版社と作家に利益が還元されず、その影響から自分の楽しむジャンルが痛めつけられる状況は残念だ。

全く以て同意なのですが、耳が痛いなとも思う。

僕を含め、本当の意味で、作家に利益を還元しない…つまり、著作権の侵害行為をした事の無い人って、この国には残念ながらいないんですよね。
まあ、せいぜい赤ん坊くらいでしょうか。
この間生まれた僕の甥っ子は、侵害行為をしてません。
そのまますくすくと育っていただきたいものです。


知らない間に、「甥っ子の将来を生暖かく見守る伯父さん」になっちゃってましたが、話を元に戻して。
うん。
僕だって、「作家を守るべきだ」と常々言ってる割には、権利を侵害してる自覚があります。

ネットカフェ、立ち読み、古本

ネットカフェとマンガ喫茶はイコールで結んで差支えないでしょう。
頻繁に行ってますが、ネットカフェで漫画を読む行為と海賊サイトで漫画を読む行為は、本質的には一緒なんですよね。

確かにネットカフェでは料金を支払っています。
けれど、そのお金は、そのネットカフェの運転資金に回されるだけです。
ネットカフェで読んだマンガの作者に1円だって還元されることはありません。
(ネットカフェ運営側が新刊を買って、店頭に置いているので、その分だけは印税が発生してますが…。大抵は古本屋で仕入れてるんじゃないかな)

ただ、これは改善方向に話が進んでいます。
調べてみると、マンガ喫茶(ネットカフェ)側が著作権者側(21世紀のコミック作家の著作権を考える会)に補償金の支払いを承認するという歩み寄りがあったのが2004年の話。
現在は

日本複合カフェ協会(JCCA/Japan Complex Cafe Association)と「21世紀のコミック作家の著作権を考える会」(現「21世紀のコミック作家の会」)及び「社団法人 日本雑誌協会」の間で暫定合意が成立したことで、現在は大きな問題とはなっていない。
しかし、法的に決着がついた状態とはいえず

ようするに、未だに支払われていないということですね。


立ち読み。
当然ですが、これも同じです。
特にブックオフでの立ち読み。
著作者にとっては最悪な光景でしょうね。
買われたとしても、手元にお金が入って来ない。
買いもせずに立ち読みで済まされている。

心に大ダメージを負いそうです。


結局、ネットカフェにしろ、古本屋にしろ、漫画家側からの要請に対して歩み寄りこそすれ、著作権料を支払っていないのが現実で。
その状態の中、これらを利用してる僕らも海賊サイトについてとやかく言う資格は無いんですよね。


ただ1つレンタルコミックだけは著作権料が発生しているそうなので、「新刊を買うか、レンタルコミックしか利用してない」人だけが批判できると。

終わりに

こんな状況の中で、出版社も漫画家を苛める訳です。
紙の本を出版しないで、電子書籍しか出さないことで。
以前の記事でも書きましたが、紙の本は印刷されるだけで印税が発生し、電子書籍は売れた時点で初めて印税が生まれます。
また、続刊を出すかどうかは「紙の本の初動の売れ行きだけで決められる」為、電子書籍は、漫画家にとってデメリットだらけです。
版元がわざわざ電子化してくれてるので、海賊サイト側にも優しいですしね。


漫画家が筆を折ると、僕らは漫画を楽しめなくなる。
そんな当たり前のことを知っておき、故に、漫画家を守ろうよと声高に言ってるその一方で、漫画家に一円も入らないネットカフェに入り浸っている。

僕ってやつはとことんどうしようもない人間だなと。

マンガで学ぶ藍ちゃんの著作権50講

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