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アニメな日々、漫画な月日

アニメ、漫画の感想・考察

【ネタバレあり感想】「美女と野獣」吹替え版を見て来た

この記事は

「美女と野獣」の感想記事です。
ネタバレを含みます。

さいしょに

実の所原作(という言い方で間違いないよね?)のアニメーション版を見たことがない僕。
ほぼほぼ初見という感じです。

吹替え版を見てきましたので、感想を。

あらすじ

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ひとりの美しい王子が、呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまう。
魔女が残した一輪のバラの花びらがすべて散る前に、誰かを心から愛し、愛されることができなければ、永遠に人間には戻れない。
呪われた城の中で、希望を失いかけていた野獣と城の住人たちの孤独な日々に変化をもたらしたのは、美しい村の娘ベル。
聡明で進歩的な考えを持つ彼女は、閉鎖的な村人たちになじめず、傷つくこともあった。
それでも、"人と違う"ことを受け入れ、かけがえのない自分を信じるベルと、"人と違う"外見に縛られ、本当の自分の価値を見出せずにいる野獣──その出会いは、はたして奇跡を生むのだろうか…?

ディズニーランドのアトラクション

ディズニーランドって本当に夢と魔法の王国にいるような疑似体験をさせてくれる場所です。
計算し尽くされた設計と世界観に浸れる徹底した演出を以て、キャストを夢の世界へと誘ってくれます。
この映画はまさにディズニーランドにいる気分を味わえる映画。

そう。
ディズニーランドの1アトラクションという感覚で、鑑賞してきました。
ストーリーはまさに王道。
心の醜い王子が魔女に魔法を掛けられ、心のままの姿にされてしまう。
呪いを解く事が出来るのは唯一、愛する女性が出来た時。
物語はミュージカルという体裁を以て、進んでいき、まさに野獣よりも醜い人間が愛する2人の障害となって…という展開。

お伽話なので、悪く言えば退屈。
よく言えば安心して見る事が出来ます。

個人的には、悪役であるガストンの落としどころを原作を無視してでも変えて欲しかったところ。
最後彼は死んでしまったのでしょうか。
夢のある物語にしては後味が悪く、折角魔女が最後に奇跡を演出してくれたのですから、彼女がガストンを『第2の野獣』に返るくらいのバツで丁度良かった気がします。

物語として気になったのはそのくらいで、あとはすんなりと鑑賞出来ました。

ミュージカル部分

さて、ミュージカルなので、大切なのは歌ですよね。
いつからでしょうか。
吹替えの時でも、歌のパートはオリジナルのままだったのが、歌まで吹替えになったのは…。

英語を前提にした曲に無理矢理日本語を当て嵌めるので、どうしたって違和感は出てしまうモノ…と思っていたのですが、不思議な事にそこまでの違和感は覚えませんでした。
翻訳が上手く、かつ、主演声優に本職のミュージカル俳優を配置したのもあって、丁寧に作られているという印象を持ちました。


ただ、やっぱり最初はオリジナル版を見るべきなんでしょうね。
吹替えの後にでもオリジナル字幕版の鑑賞は必須なのかもしれません。

個人的には、藤井隆さんが絶品でしたので、吹替えを選んで正解だったなと。
本当に芸達者な人だわ。

悪役の処遇に関して

ディズニーの「夢と魔法」を考え得る最高の形で映像にしてる本作。
だからこそ、先にも書きましたが、悪役の処遇を変えて欲しかったな。

今作のテーマって心の美しさは見た目を凌駕するってところだと思うのですね。
最近書店で「人は見た目が100パーセント」ってタイトルの漫画を見て、「ええええええええ」ってなりましたけど。
そうじゃないんだとブ男代表としては言いたい。

心は…あれ?
別に心も美しくないな…僕は…。


…。



うん。
呪いを掛けられ、優しい心を持った野獣と人間でありながら心の醜いガストン。
両者を巧いこと対立・対極的に描いており、人間はやはり中身なんだと演出している。
心が醜くても、野獣のように変心することがあると描いている。

だからこそ、「敗者」であるガストンを死という単純な罰し方はせずに、生かしたままにして欲しかったな。


くどいようですが、そこだけが本当に悔やまれます。