「劇場版 名探偵コナン から紅の恋歌」 感想
この記事は
「劇場版 名探偵コナン から紅の恋歌」の感想記事です。
ネタバレを含みます。
熊本で見てきた
まだ熊本にいますが、熊本の光の森で鑑賞してきましたので感想です。
率直に言って、メッチャ興奮してます。
ミステリ、アクション
史上稀にみる長さのシナリオを青山先生がギュッと濃縮したという今作。
それを知っているかどうかで感想も変わってくるかもしれません。
知っていたので、すごい興奮しました。
先ず始まって15分でクライマックスが来ます。
誇張抜きで。
いつもは終盤に大脱出劇が用意されてますが、今回は冒頭にいきなり大脱出劇です。
日売テレビの社屋が爆破され、平次、和葉、コナンが大脱出をします。
特にコナンの脱出の仕方は、テレビ局ならではの大パノラマアンテナを使ったダイナミックなもの。
場所の利を活かした方法で、非常に見ごたえがありました。
この爆破と同時に起こる殺人事件。
犯人は一体誰なのかというフーダニットが二転三転する展開。
爆破の意図、動機の練りこみ、百人一首の犯行予告の意味。
これらがしっかりとシナリオで練りこまれていて、ミステリとしてシリーズ屈指の出来栄えとなっていました。
そしてアクションシーンです。
最初にも書きましたが、冒頭の脱出劇。
そして、クライマックスにも当然脱出劇があります。
こちらは主に平次を立てた脱出劇であって、「天国のカウントダウン」をインスパイアしたような見事な出来。
ミステリとアクションはおなか一杯に堪能できます。
ラブコメ
メインは平次と和葉、そして大岡紅葉(原作に先行で登場してますが、劇場版からの逆輸入)の三角関係。
この3人のラブコメが本当に面白い。
笑いあり、オチあり、ときめきありで。
さらには、エンディング後にはちゃんと新一・蘭のラブコメもさりげなく挟んでくるなど、本当に抜け目がない。
事件を邪魔するどころか、事件に密接にリンクする形でラブコメが差し挟まれているので、自然に馴染んで見ることができます。
紅葉は今後も登場するっぽい引きで終われたので、そこも○。
良いキャラですもの。
原作でどんどん活かして欲しいキャラですね。
歴代トップの面白さ
前回劇場版コナンのランキング記事を書きました。
nuruta.hatenablog.com
シナリオに深く刻まれたテーマに因んだドラマの濃さという面では「ベイカー街」の方が上です。
しかし、ミステリ度、ラブコメ度は圧倒的に今回の方が上。
つまりですね、個人的に1位を塗り替えられた気分なんです。
21作目にして、21作目なのに、この面白さ。
原点回帰の素晴らしさに称賛を送りたいです。
すげかった~。
来年は
安室のターンですね。
これでまた女性ファンを動員出来ますね(笑