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アニメ、漫画の感想・考察

「劇場版 黒子のバスケ LAST GAME」 感想

この記事は

「劇場版 黒子のバスケ LAST GAME」の感想です。
ネタバレを含みます。

はじめに

原作は、本編のみ既読。
この映画の原作に当たる「EXTRA GAME」は未読です。
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簡単にではありますが、感想を書いていきます。

キャラアニメとしても、バスケアニメとしても問題無く楽しめる

久々にアニメ「黒バス」を鑑賞しましたが、かなり満足度高かったです。
それぞれに見せ場がきちんと用意されていて、7人がコートに立つまでのシナリオもきっちりとしていました。
メインキャラが7人いて、コートに立てるのは5人まで。
それをどうやり繰りするのかなと思っていたのですが、見せ場と絡めて綺麗に"交代"させていて流石の一言。

個人的に、「最強」に相応しい黄瀬、赤司、青峰、火神の活躍のバランスが絶妙で関心しきりでした。
前半の方で、黄瀬が体力を使い切ってまで全力で試合を作れば、後半、赤司がパワーアップ。
唯でさえどんでもない能力を持つ赤司が更に力を付けて、相手エースを個でも圧倒すると、青峰、火神のダブルエースで試合を決める。
紫原、緑間もしっかりと自分達のバスケを見せており、黒子が要所要所で主人公として活躍する。

これだけの濃いメンツを集めて、誰一人として埋もれさせずに活躍の場を用意しているのは、キャラの描き訳がしっかりとしている証拠なのでしょうね。
キャラアニメとしても、バスケアニメとしても問題無く楽しめるんじゃないでしょうか。

チームで勝つということの大事さ

原作本編終了後に描かれた本作のシナリオは、キセキの世代6人に火神を加えた7人の黄金チームが結成というまさに夢のようなステージ。
相手にも相応の敵が用意されて必然ですが、充分見合った敵キャラでした。

原作で、黒子と火神がやってきたことって、個での戦いを否定し、チームでの戦いをすることでした。
有り余る才能にチームよりも個を優先し、バラバラになったキセキの世代の5人は、そんな黒子達との試合を経て、個人での勝負よりも大事な事を取り戻していった。
赤司が紫原に言ってましたよね。
「僕達は個人での勝ちよりチームの勝ちを大事にする」的な事を。

だから、チームとして戦う訳ですが、そんな敵としてはやはり「個人で戦う奴ら」が望ましい。
嘗ての自分達。それを上回るのではないかという強さを持った個のチームとの戦い。

これをチーム戦で完膚なきまでに叩き潰す事で、黒子達が原作でやってきたバスケが肯定されるという構図。
今までオレ達のバスケを否定された事を取り消してくれという目標を持って臨んだ試合でしたが、しっかりと「黒子のバスケ」という作品の根幹ともリンクして実証出来ていたと思います。

終わりに

主人公が黒子に徹するという非常に特殊な役割を背負っていましたが、彼が成し遂げたことの集大成として、嘗ての仲間が一致団結して「個のチーム」を打ち破る様は爽快であり、原作のテーマを肯定した素晴らしいシナリオでありました。
作品の本当の意味での最終回としても相応しい映画であったと感じましたね。