Mangaism

アニメ、漫画の感想や考察を書いてます

漫画雑誌を卒業する切欠はいつもギャグ漫画に笑えるかどうかにある

この記事は

笑いの大切さを解いた記事です。(大袈裟)
雑誌を読み続けられるかどうかは笑えるかどうかにあるよねという内容。

はじめに

漫画雑誌って、その雑誌を編集している編集部だったり出版社だったりの方向性なり考えだったりの上に成り立っている筈です。
「週刊少年ジャンプ」の「友情・努力・勝利」みたいな。

「こういう方向性の作品を載せますよ」みたいなコンセプトが合って、どんな作品からも多かれ少なかれ、そういった雑誌の特色というのは見出せるかと思います。
対象年齢、コンセプト。
様々な形態で、それを言語化して作品に反映させている訳です。

んで、最近特に思うのが、そういった「雑誌の色」は、ギャグ漫画に出やすいんじゃないかなというのがあります。
ギャグ漫画で笑えるかどうか。
これが、その雑誌を読み続けられるかどうかの分水嶺なんではないでしょうか。

「ボンボン」の購読を止めるに至った切欠

小学生時代僕はずっと「月刊コミックボンボン」を愛読しておりました。
小1くらいから買ってもらうようになって、毎月15日の発売日が本当に待ち遠しくて。
ワクワクドキドキしながら誌面を捲っていたのが思い出されます。
「OH!MYコンブ」、「騎士ガンダム物語」、「仮面ライダーSD マイティライダーズ」、「池原版ロックマンシリーズ」、「本山版マリオシリーズ」、「帯版ゴエモンシリーズ」。
どれもこれも懐かしい大切な思い出の漫画達です。

そんな幸せな時間が1年経ち、2年経ち、3年が経過し…。
いつからだったか、もう覚えていないんですけれど、ある時それまで楽しんでいた「ボンボン」をあまり楽しめなくなっていたんですよね。

単純に「対象年齢から外れた」というのも勿論あった事でしょう。
小学生も高学年あたりになれば「ボンボン」や「コロコロ」等の児童誌とは、そろそろ卒業の頃合いなので。
ただ、それ以上に掲載されているギャグ漫画に笑えなくなっていたんです。

子供って、程度の差はあれ下ネタとか好きですよね。
画面にうん〇が出てきただけで笑える程、笑いのツボが浅くて、歳相応の幼稚さがあります。

僕自身はそういうのは好きな方では無かったのですが、幼稚ではありましたから、小学生向けのギャグにしっかりと反応はしていたと思います。
「コロコロ」ですけれど、「おぼっちゃまくん」とか「つるピカハゲ丸」とかアニメを好んでみていました。
「元祖温泉ガッパドンバ」とか大好きでした。エロくてwww
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児童誌という性質上「ボンボン」連載作も小学生にウケる様なネタを中心としたギャグ漫画を多く掲載していて、だからかな。
成長とともにそういうのが笑えなくなっていったんですよね。
ギャグ漫画に笑えなくなってくると、次にストーリー漫画が急に幼稚に思えてきて、同じように楽しめなくなりました。
そうして次第に読む作品が減っていき、「読んでる作品の最後の1本」である「ウルトラマン超闘士激伝」の連載の終わりと共に雑誌の購読を止めてしまいました。
中学3年でした。(歳がバレルな…)


中3まで「ボンボン」を買っていた事が異例なのかもしれません。
この位の歳になれば、「ボンボン」・「コロコロ」の漫画が合わなくなるのは自然なのかもしれません。
けれど、切欠はギャグ漫画だったんです。


さて、もうすぐアラフォーを迎えてしまう僕。
歳を考えると嫌になる年齢になってきました。
未だに「週刊少年ジャンプ」を買っています。
25年くらいは買い続けているのでしょうか。

やはり中学から高校あたりで、一度漫画を読むのがかったるくなった時代があったんですが、継続して1号も買い逃すことなく、25年買い続けています。
原動力はストーリー漫画なのですが、ギャグ漫画に未だに笑えるというのが強いのかもしれません。

「ONE PIECE」のギャグが水にあっていなかったら…。
「ONE PIECE」はギャグ漫画じゃないですけれど、もしも笑えなかったら、今「ジャンプ」を買っていたのかなと。
もしかしたら、それを機に購読を止めていたのかもしれません。


漫画の中心には笑いがあると思っています。
よほどシリアスな漫画でない限り、クスリと笑える程度のシーンは必ずあって。
人と漫画の相性は、そんな笑いにある気がするのです。

バトル漫画にせよ、ホラー漫画にせよ。
笑いのシーンでしっかりと笑えると、楽しめる。好きになれる。
逆に笑えないと、ストーリー自体楽しめない。

これは極端にせよ、多かれ少なかれ、笑えるかどうかが作品の好き嫌いを分けるというのが僕の持論。

だから、笑いが特に中心に来るギャグ漫画で笑えるかどうかが、ひいてはその雑誌を読み続けられるかどうかの判断基準に繋がっていると思うのです。

「青春兵器ナンバーワン」が地味に笑えるんだ

「青春兵器ナンバーワン」が地味に笑える。
17話のゼロイチが疑われ、それっぽい証拠もあがって、でも、そこまで来たら普通違うよねとなるところ、やっぱり犯人でしたって展開。
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エージのツッコミに爆笑w


このマンガのお陰で、僕はまだ「ジャンプ」を読み続けられるって確信できます(笑