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「BanG Dream!」第8話『走っちゃった』 感想

この記事は

「BanG Dream!」第8話の感想記事です。
ネタバレあります。

やっと揃った5人

最後の1人である沙綾加入までを描いたこの回。
良かったですね。
ネタバレありで簡単に感想を。
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STAR BEAT!

「ラブライブ!」もそうでしたが、既存の曲を作中に当て嵌めるのが上手いな~と。
今回使われたのは「STAR BEAT!~ホシノコドウ~」。

いくつもの夢を数えても
聞こえないふり続けてきた
(ねぇキミ 聞こえる?)
本当はずっと気付いてた 記憶の底
小さな声
(その声 聞こえる)
聞こえる
(聞こえてくるから ねぇ)

歌の始まりは、沙綾の気持ちを代弁しています。
バンドをやりたいという気持ちを押し殺してきた沙綾。
周りに迷惑をかけ、気を利かせて、それでも楽しくなんて出来ないという優しい少女の気持ち。

「楽しかったバンドをやりたい」という本音が小さな声として聞こえてくる。

星のコドウを
そっとつかまえたなら
その手でだきしめて
ねぇ もう離さない
ずっと離したくない
わたしたちの"STAR BEAT!"

「星のコドウ」が「小さな声」に掛かっているから、これは沙綾の気持ちに等しい。
今度は香澄達の想いですよね。

沙綾の気持ちをそっと捕まえたら、もう離さない。
「わたしたちの"STAR BEAT!"」と「沙綾の気持ち」は同じなんだから。

また、ドラムはよく「ビートを刻む」という言葉で表現されます。
ここら辺もちゃんと掛けてあるのかもしれませんね。

走ってた いつも走ってた
愛と勇気を届けたい
(あふれる思いで)
眠ってた声がいざなった
風にゆれるキミの歌
(夢見るココロと)

まぶた閉じて あきらめてたこと
いま歌って いま奏でて
昨日までの日々にサヨナラする

一緒に悩ませてという香澄の気持ちがこの歌詞に出てますよね。
「愛と勇気を届けたい」。勿論沙綾に。

昨日までの諦めてた聞こえない振りをしていた日々にサヨナラする。
沙綾の心情を表現したかのような前向きな歌詞です。

歌詞と沙綾、香澄達の気持ちがしっかりとリンクしており、まさに今回の為に書き下されたかのような感覚さえ覚えます。
勿論前後関係は逆なので、シナリオが巧かったという表現で間違いは無さそうです。