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アニメな日々、漫画な月日

アニメ、漫画の感想・考察

脇道無し完全組織映画!!「名探偵コナン 純黒の悪夢」 感想

この記事は

名探偵コナン 純黒の悪夢」の感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

はじめに

思っていた以上にガチでした。
シリーズ初めての映画での組織編と言いたい位の映画でした。
感想です。
ネタバレしまくりなので、ご注意ください。

間違いなく組織編だった

どうも前作の櫻井さんの脚本は、殆ど使われていなかったようですね(汗
本編の殺人事件が取ってつけたような感じでしたが、脚本段階ではしっかりと描かれていたとか。
公式で声明出すほどには、別物だったようで。

今回はどうだったのでしょうか?

内側に関しては不明ですけれど、ここまでしっかりと組織との対決のみに傾注された作品はシリーズ初ですね。
これまでも「天国のカウントダウン」、「漆黒の追跡者」と組織映画ってありましたが、どちらも「組織とは無関係の殺人事件に組織を絡めた」お話でした。
だから組織との対決という観点に絞ってしまうと、やや物足りなさといいますか、違うかなと。
だけど、当然そうなるよねとも思っていたのですよ。
いくら青山先生が原案出し段階から関わっているとはいえ、映画でガッツリとした組織編は難しいと考えちゃうじゃないですか。
vs組織は重要な要素ですし、原作以外で展開させにくかろうと。

この認識は間違ってたようです。

徹頭徹尾文句なしの組織編でありました。
組織無関係の事件は一切描かれず、余分な登場人物も出てこない。
オッドアイの組織の工作員キュラソーだけをしっかりと描いてドラマを紡ぎだす。
そんで、彼女を巡ってコナン達とジンらが完全に対決していた。
しかも、原作に支障を来たしたり、齟齬が生じないよう丸く治めてフォローも完璧。
こうくるか〜というのが見終わった直後の率直な感想でした。
原作の1エピソードとしても、映画のストーリーとしても通用するレベルの大作でしたね。

キュラソー

こういうお酒があること自体知らなかったのですが、このお酒の特色を見事に話しに落とし込んでいて、そこが凄すぎの1。

キュラソーには大きく分けて、無色透明のホワイト・キュラソーと、橙色のオレンジ・キュラソーがある。
ホワイト・キュラソーにはトリプル・セックという別称がある。
他の色のキュラソーとして、青色のブルー・キュラソー、緑色のグリーン・キュラソー、赤色のレッド・キュラソーも存在する。
これらは、ホワイト・キュラソーを合成着色料で着色したものである。
wikipediaより

天海さん演じるキュラソーは、無色透明のホワイト・キュラソー
それをラムが黒に染め上げていたものの、記憶を失うことで再び無色に戻って、合成着色料として探偵団が現れる…と。

作品に没しないで、俯瞰で考えちゃうとキュラソーが助かるわけがないというのは分かりきってるんですよ。
知りすぎた彼女が生き延びてしまうと、それこそ原作に多大な影響を及ぼしてしまうので。
同様の理由で彼女がラムでは無いというのも最初から分かりきっていたこと。

だからこそ、どのような最期を迎えるのかに注目していたのですが、酒のキュラソーの特色が活きていたと。
一度組織に殺されかけたというのは大事なエピソードでしたよね。
これがあったから、組織を裏切ってもおかしくは無いなと思えましたもの。
その上で、中盤にしっかりと尺を取って探偵団との関係性を描かれてたこともあり、探偵団の色に染まっていく様子が自然に伝わってくる。
結果として組織を裏切り、楽しさを与えてくれた探偵団を守って逝く。

冒頭からラストまで彼女のドラマを丹念に描いていたからこそ、その結末には切なさがありましたし、ただ単に「物語の都合上死んだ」とは思えない作劇でした。

赤井と安室の共闘に鳥肌

今回ミステリ的な要素って皆無と言い切っても良いんじゃないかな。
「コナン」にミステリを求めるのは当然ですし、それを期待していると大きな肩透かしを食らってしまう映画。
だけど、組織との戦いの時って多かれ少なかれサスペンスに寄ってしまいますから、組織編好きなら文句無く楽しめます。

冒頭からアクションシーンは派手ですからね。
年々パワーアップしてる気がしますね。
とはいえ、前作よりかボリューム自体は抑え気味。
冒頭とラストに大きなアクションシーンがあるだけで、ドラマ面にもしっかりと比重が置かれていました。

さて、そんなアクションシーン。
クライマックスの大バトルがもちろん見所なのですが、興奮したのはやはりコナン、赤井、安室の共闘でしょう!!!!!
ただ単に共闘する訳じゃない。
安室は相棒の敵である赤井を当然憎んでいるし、そこはちゃんと踏まえている。
ジン達が迫っているというのにお構い無しに赤井に肉弾戦を挑みます。
決して仲良しこよしということはさせずに、憎みながらも、コナンが2人の間をうまく取り持つ役目を担うことで、共闘を実現させていました。

3人が協力しての大観覧車を止めるシーンは、迫力もとんでもないですが、それ以上に(結果的に)連携プレイを魅せる赤井と安室にただただ興奮(笑
いや〜、最初観覧車を見たときは「最後にこいつが転がるんでしょ」とか思ってたんですがwww
まさか転がった観覧車を止めることになるとは。
しかも、その止め方が格好良すぎて鳥肌もので…。

キュラソーのドラマと対を成すほど印象に残った点でした。

まとめ

通常営業の「コナン」とはまた違った組織編の「コナン」。
ハリウッドのアクション大作を見に行く腹積もりでいると、大満足という纏め(笑
ビジュアル的には予算が増えてるのかなと感じるくらいどんどんパワーアップしてるので見応え抜群です。


それにしても、CGモブ達の違和感の半端なさw