Mangaism

アニメ、漫画の感想や考察を書いてます

「To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス」 第63話:感想

この記事は

「To LOVEる-とらぶる- ダークネス」第63話の感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

「To LOVEる-とらぶる-ダークネス」第63話「all right〜終わりよければ……〜」 感想

度を越したラッキースケベに遭遇しまくるリト。
僕自身も最近はちょっとな〜と思っていた頃だったので、今回のお話はタイミング的にはバッチリだったかな。
まあ、リトを戒める…的な流れでは無かったですけれども。

こうして前々回から続いていた美柑とナナの不機嫌は解消されましたが、ただ今後もこの2人にはツッコミ役を続けて欲しいところ。
やっぱりバランスって必要ですから。
リトのラッキースケベを結果的に受け入れちゃう派ばかりだと不自然です。
そこは「不可抗力と言えば許されると思うなよ」派はきっちりと存在して欲しいのです。
ヤミ、唯、美柑にナナ。そういう意味でもこの4人の存在って大事。

今回、そんな貴重な彼女達の立ち位置が揺らぎかねない話に思えてきました。
ネメシスって、こういう使い方も出来ちゃうのか…と万能さに驚かされたんですよね。

モモが危惧するような事態、つまりはネメシスがリトと女性陣の仲を滅茶苦茶にするというのは、今のところそのような事にはならない気がします。
ネメシスには何のメリットも無いので。
その行為に面白味を見出せるのなら別ですが、そうでも無い限り、リトと女性陣の仲を引き裂いたところでネメシスには何の得も無いですからね。

これは前回の話からも窺える事。
もし、リトと女性陣の仲を裂きたいのならば、リトに見せた「痴女唯」のイメージを見せるだけでは無く実行に移したでしょうし、春菜に告白めいた事もさせていないでしょう。
言うなれば「リトの本心・願望とは真逆の行為には及ばない」様が見て取れるんです。
あくまで「リトの願望」に沿ったことを「ギリギリセーフになるようなライン」で行っている。

なんていうのかな。
ネメシスってリトが本気で憤るような事ってしないんじゃないかな。
だって感覚を共有してる以上、ネメシス自身が楽しくなくなるから。
リトの中を楽しいと思っている以上は、リトが不快になるようなことはしない。
リトもそれを信じて、だからこそ、ネメシスを信じたのかなと。
基本は天邪鬼なネメシスだけれど、この点に関しては素直なのではないでしょうかね。

ということは…です。
リトがラッキースケベなんかしたくない…みたいなことを考えてしまったら。
この不可抗力で女性陣を怒らせたくない…と思ったら。
流石のネメシスもリトのラッキースケベを無くす事は無理です。
ラッキースケベはこの世界における「神の意志」なので、絶対に無くせないでしょう(笑
ならばということで、今回同様逆ラッキースケベを起こしまくって、女性陣が怒れないようにしてしまったら…。

最悪「リトにツッコミを入れられるヒロイン」が居なくなってしまうことになります。
それはマズイです。
連載継続の危機です。


まあ、リトのラッキースケベは、「怒ってくれる子」がちゃんと怒ってくれるからこそ許されている側面も絶対あるでしょうから、こんなことには絶対にならない筈ですけれどね。

まとめ

もう1つ。
ネメシス次第では「奥手」だったリトを肉食系に見せかける事も出来ちゃうんですよね。
リトの態度次第では即攻略可能なヒロインズを次々とハーレム傘下に出来ちゃう。
こうなると、モモのこれまでやってきた苦労とかが水泡に帰すわけで…。

モモにとっては嫉妬してる場合じゃない程、危機感を募らせないとならない出来事だったんじゃなかろうか…。