「響け!ユーフォニアム2」 巡り巡って久美子を主役に立てて来た第10話が凄かった
この記事は
「響け!ユーフォニアム2」第10話の感想です。
ネタバレあります。
反省
先日こんな記事を書きました。
この中で、サブキャラがメインのお話が多くて不満的な言い回しで今作の感想を纏めてしまったのですが、これは深く反省せねばなりませんね。
いや、凄かった。
これ多分、次回以降メインキャラの麗奈の話になりますよね。
これまで、サブキャラ回での久美子の立ち回りから「久美子は滝先生の過去を知っている」と麗奈が感付いたのでしょう。
知っていたうえで黙っていた…から怒っているのかなと。
今までのことがあった上で、メインキャラに話が回ってくる。
これはしてやられたというか、そこまで考えられなかった僕は愚かですね…。
で、今回も、本当にお見事。
巡り巡って、久美子のお話になってるじゃないですか。
姉の話とあすかの話は関連して、同時に決着が着くのではという予想は立てていました。
実際にそんなような形になったはなったのですが、主役は誰が何といおうと久美子でしたね。
3人のユーフォ奏者の想いが相互に干渉し合った今回の話。
年間のベスト話数とか決める機会がもしあったらば、この10話か「ラブライブ!サンシャイン!!」の9話で悩んじゃいますね。
それ程凄いな~と感嘆しちゃいました。
仮想お姉ちゃんへのリベンジが凄い
お姉ちゃんは久美子の目標。
こうなりたいという目標で、その想いをお姉ちゃんにぶつけ続けた。
両親もその願いを聞いて、久美子にユーフォを習わせた。
お姉ちゃんはというと、妹が自由にさせてもらっている(と姉からは見える)反動で余計に「親の言う事を聞かねば」という思考に陥ってしまって…。
大好きだったユーフォを結局は辞めることになった。
久美子としたら、これほど遺憾な事は無かったですよね。
痛恨の出来事ですよ。
お姉ちゃんを目標として、ずっと一緒にやっていきたかったのに。
それを主張してたのに、それが裏目に出てしまった。
お姉ちゃんに「後悔しない様に」って言われても、間違いなく一度後悔してるんですよね。
久美子は。
お姉ちゃんと一緒に吹きたかったのに…。
自分のせいでそれが出来なかった。
あすかの本当の気持ちを知った久美子が、「一緒に吹きたい」と思う先輩を引き留められなかったら。
もうそれは後悔以外の何物でもない。
「高校生なのに大人のフリをしてる」なんて、まさにあすかにぴったりで、あすかと昔のお姉ちゃんはぴったりと重なります。
リベンジですよ、久美子にとっては。
一度失敗し、後悔したリベンジ。
相手は「仮想お姉ちゃん」。
手強いお姉ちゃんを今度こそ説得できた。想いを通じさせた。
リベンジ、大成功ですね。
いや、本当に面白かった、今回。
格別な面白さでしたね。
間違いなくこの作品の主人公は久美子なんだと改めて思い知りました。
まとめ
やっぱり主人公が気持ちを吐露すると見ていても気持ちいいものですね。
本当に凄いお話を見させてもらいました。