アニメな日々、漫画な月日

アニメ、漫画の感想・考察

読者歴25年以上の素人の僕が考える「ジャンプ」で早期打ち切りに合わない作劇法

この記事は

眠れないオッサンの与太話。

はじめに

今、「週刊少年ジャンプ」は変革期に入ってますという話は、以前もしました。

もう一度、ジャンプのニューオーダーキャンペーンの画像を貼っておきますね。
f:id:nuruta:20161028031704j:plain
閑話休題。
中盤から上位を支えてきた長期連載漫画が次々と終わり、シンボル的に誰もが「終わらないだろう」と考えていた「こち亀」まで終わって。
本当に何十年振りかに新人の台頭に期待せざるを得ない状況になっています。

でも、正直な話、最近の新連載陣はピリッとしません。
上の記事でも推しましたけど、「約束のネバーランド」以外ピリッとしません。
折角のチャンスだというのに、「ラブラッシュ!」、「レッドスプライト」と次々と終わってしまいました。
「歪のアマルガム」にしても「青春兵器ナンバーワン」にしても、後ろの方で落ち着きそうな気配も漂っていますし、致命的なまでの画力不足の「デモンズプラン」、サッカー漫画という点だけで厳しそうな「オレゴラッソ」と3か月後のジャンプのラインナップを心配になります。
いつもと違って辛目に書いちゃってますが、眠れないイライラのせいです、ごめんなさい。

どんな局面でも手綱を緩めず、ダメなものはダメと切り捨てていく編集部はぶれないですが、その編集部に負けない新人が出て来てないのは寂しく思えます。

そんな訳で、ジャンプで打ち切られない為にはどうすれば良いのか。
答えなんて数多あるでしょうけれど、僕の持論を。
それにしても…
f:id:nuruta:20161130023924j:plain
眠れないアル

やっぱりスロースターター作品は難しい


言いたい事は、ここで大体書いちゃってますので、一部抜粋します。

漫画に限らず、どんな作品も展開のさせ方は大体2つに分ける事が出来るかと思います。
1つは、最初からトップギアで突き抜けていく作品ですね。
出し惜しみせずに、1話からガンガン物語を展開させていくタイプ。
最初から「面白い」と多くの人から思ってもらえるような作りとでもいうのかな。
(実際に「面白い」と思って貰えるかは、また別問題)

もう1つは、序盤はローギアで、徐々にゆっくりと加速していくタイプ。
尻上がりに面白さを感じていくタイプの作品ですね。
例えば、序盤は伏線張りに終始し、然る後にスピードアップしていくような作品。
特に大きな事件や出来事が序盤にある訳では無く、中盤以降に向けての準備段階に費やすという構成です。
アニメ「STEINS;GATE」なんか個人的にはこのタイプだと思っています。

昔から思っていた事ですけれど、やはり「ジャンプ」は尻上がりに面白さを発揮していくタイプの作品とは相性が悪いと感じます。
「さて、ここから」という所で、敢え無く打ち切り勧告となりそうですし。

早期打ち切りのあるジャンプに於いて、最初から長期展開を見据えた構成をやって、のんびりと構えてしまうと中々に難しい気がするのです。
だから、「仮想最終回」を10話前後で用意するのが、打ち切られない最善手だと考えます。

必然物語も盛り上がるので、人気が得られる可能性が高くなる。
ちょうど打ち切り回避のライン当たりで一定のアンケ人気を得られれば良い訳なので、そこさえ乗り切れれば長期化も視野に入れられるという寸法。

仮想最終回

いくつか「仮想最終回」がありそうな作品を挙げてみましょう。

「DRAGON BALL」。
ドラゴンボール探しという世界を股に掛けた壮大になりそうな導入に反して、最初のドラゴンボール探索篇は非常に短く纏められております。
僅か23話。
f:id:nuruta:20161130020339j:plain
この頃はアンケ人気が芳しく無く、次の展開に進める為の展開であったとは有名なお話。
「DRAGON BALL」でさえ、やろうと思えばいくらでも長く出来た展開をコンパクトに纏めたからこその成功があったというのが見えます。

「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」。
こちらも有名な話ではないかな。
初期の構想では30話程で終わるつもりで描いていたと和月先生が「剣心華伝」にて述懐しております。

最初は30話位で終了するかと思っていました。
だから最初の頃は、連載前に頭の中で考えていたストーリーを連載中に全部入れ込めるとは考えていなかったですね。

「不殺」という「剣心」のテーマが凝縮された刃衛編が9話から始まり14話で終わったのも、その気持ちの現れっぽいです。

「封神演技」に至っては、僅か8話で序章を終わらせていたりと、意外と「仮想最終回」を設けている作品は少なくありません。
なんだったかボケた頭では思い出せませんが、「仮想最終回」をいくつも設定してた漫画もあったと記憶しています。

まとめ

「ジャンプ」で多いのが、読切を連載用にブラッシュアップするタイプ。
「るろ剣」も「ワンピ」も。
有名無名問わず多くの作品には、その下敷きとなる読切版が存在します。

読切で好評だった場合、連載用に立ち上げる。
当然「話を広げる」ことになって、連載が始まるのでしょうけれど、連載前に想定した話を全部やろうとしたって、なかなか出来るものじゃないのでしょう。

その中でもある程度の区切りを作って、先ずはその区切りまでを連載できるよう努める。
そこが出来たら、次の区切りまでと…。
繰り返し繰り返し「仮想最終回」を積んで、壮大な物語を作る。
それが最も無難な作り方なんじゃないかな。

勿論漫画は話だけで決まる訳では無く、絵であったりキャラクターであったりと見せ場となる要素はごまんとあるので、こうすれば良いという正解は無いんですけれどね。
編集者でも無いド素人が何言ってんだって感じですが、25年以上読んでいて感じたことの纏めでした。

ああ。
そろそろ寝れるかな…。
f:id:nuruta:20161130024029j:plain