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アニメ、漫画の感想・考察

「ニセコイ:」 第7話「イモウト」の桜の演出に対する一考察

この記事は

「ニセコイ:(第2期)」第7話の感想・考察記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

はじめに

春がやっっっと登場〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!
長いよ。
長すぎるよ。
まさか7話まで待たされるとは考えてもいませんでしたよ。
確かに原作を読み返すと、1期最終回のロミジュリからここまでは思ってた以上の話数がありましたよ。
これでもマラソン回とか削って、春の登場を早めてくれてた方です。
6話までのエピソードもカット出来ないから仕方ないんですが。

2期発表時から春の登場を待ちに待ってた身としては辛かった。長かった。
だからこそ、遂にという気持ちが限界までグワーッと高まって。
今週の「ジャンプ」で遂に登場と知って、昂ぶりましたね。
ワクワクしながら金曜の23時半を待ちに待っておりました。








冒頭5分寝落ちしました( ´_ゝ`)






……
………


_ノ乙(、ン、)_




録画分を見直しましたので、感想を。

春は何故5話で出て来たのか

基本的には原作75話「カミカゼ」と76話「イモウト」のストーリーをそのまんまアニメにしてました。
お話は同じなのに、でも、受けた印象はちょいと違うかな。

原作では、春が小咲の妹だという事実に注目が行くようになっていました。
小咲に妹がいる事はそれまでの小咲の台詞から分かってましたけれど(小咲と春が電話してるシーンがありました)、春が実際に出て来たのはこの75話が最初。
髪型等ですぐに察しが付くようにはなってましたが、春自身が「小野寺小咲(原作ではここを「お姉ちゃん」とルビ振ってます)の妹です」と宣言するまで彼女が小咲の妹だと分からないような構成になっています。
要するに「小咲の妹が出てきましたよ」という点が一番の見せどころになっていたのです。

でもアニメでは違っていたかな。
原作ファンは春の事を知ってるし、アニメから入った人も公式サイトを見れば、春が小咲の妹だと知り得るようにしていて。
そうそう。
第5話で"原作では出て来てない"春を、前もってぶち込んだのは、全ての視聴者に春が小咲の妹だと教える為だったんじゃないかと解釈してます。

第5話後半エピソード「ラクサマ」。
万里花の飼ってるオウム・ラクサマに楽が振り回されるお話で、小咲と一緒に春が出て来てました。
ODAを除けば、アニメ初登場をこの時果たしていた訳です。
でも、このシーンはお世辞にも良いとは言えませんでした(汗

自分が小咲の妹だと説明するような台詞を呟いただけで、無言でフェードアウト。
画面の右方向へ1人歩いて行き、そのまま退場するという謎の登場でしたから。
小咲もそんな春に何も言わなかったので、違和感が凄まじかったです。

原作の該当エピソードに出て来ない春をわざわざ出したのは何故だったのか。
放送当時はただのファンサービスかなと思っておりました。
それもあるのかもですが、本意は「全ての視聴者に春が小咲の妹だと前もって紹介する為」だったんじゃないかなと。

この5話があったからこそ、春の「小咲の妹宣言」に驚きと言う要素は無かった筈です。

最初から原作とは違う狙いがあった気がします。
「イモウト」としながら、アニメでの「イモウト」回のテーマは「春と楽の関係に注目させる」回のように見えました。

桜の演出

桜が印象的な回でした。
冒頭から桜。
中盤に桜。
締めも桜。

原作でも冒頭の春初登場時や春が初めてパンツを見られちゃう瞬間には、風と共に桜の花びらが描かれていました。
アニメではこれを更に強調した形です。
上記2つのシーンは勿論、廊下でのやりとりではシルエットで桜の花が舞い散る様子が描かれ、小野寺家のお風呂の外にも桜の木。
月をバックに桜を描いたりと、文字通り最初から最後まで桜尽くしでありました。

桜と言えば、(四季の)春を象徴する花です。
だから、そのまんま小野寺春を象徴する花というイメージを植え付けさせたかったのかもしれません。

さて、後半Bパート。
廊下でのシーンの終わり。
春が楽にパンツを見られたと告白。
ブチ切れた千棘が楽をぶっとばしました。
この時、1枚の桜の花びらが地面に落ちるカットがありました。
黒バックにスポットライトが当たっているかのような場所に綺麗に落ちる1枚の花びら。

なんとも意味ありげなカット。

お話は進み、楽のペンダントを春が拾ったと分かるシーン。
はい、ここです。ここ。
このエピソード最大にした唯一の謎。


一体どうして楽はペンダントを落とせたのかという究極の謎。


春を不良(?)から助けたシーンで、楽はペンダントを落とすようなアクションは起こしておりません。
何らかの弾みで落としたとしても、気絶してしまった春が楽のペンダントを拾う事も出来ないんです。


もうこれはあれです。
保健室に運んだ際、偶然ペンダントが何らかの拍子に落っこちて、楽が気付きもしないで保健室を後にする。
目覚めた春が、落ちていたペンダントに気づき回収。
「楽、とぼけ過ぎだろ」とツッコまざるを得ないキセキが起きたと考えるしかないのでしょうかねw


閑話休題。
脱線しました。

えと。
ここで、もう1つ意味深なカットが。
先程落ちた花びらが、再び風を受けたのか、舞い上がる描写が挿入されました。

これ何かなと。
無い頭を振り絞って考えたのです。
やっぱり気になりましたので。
意味はある筈と決めつけて。

で、出た意見が先述の「この回で魅せたかったこと」に繋がっているのかなというもの。
今回は「春と楽の関係に注目させる回」と僕自身は受けました。
上記2つの桜のカットは、それを象徴しているのかなって。


日本人って桜に明るいイメージを持っています。
何かに成功すると桜のマークを付けてお祝いしますよね。
特に受験で見られる光景。
時期的に入学と桜の開花時期が被るからと言うのもあるのでしょうけれど、桜には「成功」とか「始まり」という正のイメージを与えています。
だけれど、逆に失敗したら「サクラ散る」なんて表現を用います。
散った桜は「失敗」とか「終わり」を表しますよね。

だから、1つ目のカットも「終わり」を意味してるのではないかと。
桜を(小野寺)春に見立てているのでしょうから、小野寺春にとっての何らかの終わりを告げている。
直前に楽がぶっ飛ばされているし、そうなるよう結果的には春が仕向けているので、「春と楽の関係の終わり」を表現している。

故に2つ目のカットは、一度は"終わった"関係が再び動き出したことを暗示していたのかなと。
落ちた花が風に煽られたのでしょうか。
再び空へと舞い上がる様子でしたから。
「春と楽の関係が続く」ことが予想できる。

こんな風に桜と小野寺春を結び付けることで、桜の花びら1つで楽との関係性を表現されていたのかもしれません。

終わり

想っていた以上に佐倉綾音さんの声が春に合っていて、良い意味で衝撃。
発表時はちょっと合わなそうな印象だったので、驚きました。
良いですね!!!
ホントに中の人も含めて「さくら」色の回でした。

これで心置きなくアニメの春を満喫できそうです。
俄然アニメ2期が楽しくなってきましたよ♪