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アニメな日々、漫画な月日

アニメ、漫画の感想・考察

「To LOVEる-とらぶる- ダークネス」 第55話:感想 一歩前に進んだのは誰の気持ち?

この記事は

「To LOVEる-とらぶる- ダークネス」第55話の感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

「To LOVEる-とらぶる-ダークネス」第55話「Worry〜一歩前に〜」 感想

告白無かった(笑
流れ的には、そういう流れにはなったけれど、今回も寸止めで無し。
らしいっちゃらしいですけれどね。
両思いなのに、いっこうに進展しないのはリトの性格もさることながら、春菜の性格にも原因の半分はありますからね。

個人的には、キス直後のシーンから始まって、そのまま告白に…というのを望んでいたんですが、それは流石に無かったですね。
キスさせるかどうかで悩んだと両先生がコメントしてましたから、その悩みが顕れていた気がします。
キスさせても、2人を付き合わせる訳にはいかないという制約のようなモノがあるのかもな〜と。
キス直後に告白シーンを持ってきたら、雰囲気的にも逃げる事は難しそうですから。

とはいえですよ。
一歩前進には変わりない。

リトと春菜の関係が進んだようには思えないので、僕的にはモモの気持ちが一歩先に行った様に映りました。

モモのこの表情がここ最近では一番良かったですね(笑
動揺が顔に出まくっていて、とても良いです。
リトの唇を自分以外の女の子に先に奪われた事のショックを認識した点こそ、一歩の前進ですよ。

以前モモがリトからのキスを拒んだのは、第12話でのお話。
その時は、
「側室」として「リトの意志」で
キスしてくれないとという想いから拒否してましたが、このシーンを思い出すというのは…ね。

リトと春菜のキスは事故であり、そこにリトの意志の介在はありません。
モモの望むキスの形では無い。
それなのに、キスをした春菜に敗北感を覚えたというのは、12話で拒絶した事への後悔も含まれているのが窺えました。

また、2人の告白が未然に終わった点に安堵しているのにも、この回想が掛かって来てる気がします。
作中で自身が述懐してましたが、ハーレム計画推進には大きな一歩なのに、それを心の中では拒絶している。
「側室」としての自分の立ち位置に納得いってない気持ちが出ている。

リトとの春菜のキスは、2人の関係の前進には然程ならなかったと思うのです。
が、セフィの言葉に揺れ動くモモの心情を大きく一歩前進させたように感じました。

終わりに妄想を1つ

それにしても、何故両先生はわざわざコメントを出す程、キスさせるかどうかで悩まれたのでしょう?
恋愛を扱っている以上は遅かれ早かれ通る道ですし、おかしくは無いと思うのですが。
恋愛のプロセスとして、先ずは告白ありきという考えなのでしょうか?
その前に一歩先行くキスという行為はさせたくなかったのか?

それとも、今のキャラ間のバランスを崩したくなかったのか?

分かりません。
分かりませんが、例えば、こんな理由だったら面白いかな。

「全てのヒロインの立場をフラットにする為」

特に少年漫画に於いては、恋愛・ラブコメものは、連載当初からある程度ゴールが見えています。
噛み砕いて言えば、主人公が誰とカップルになるのかがおおよその見当が付く作りになっていると。
開始当初から登場しているヒロインが最有力であるんですよね。
物語中途から出てくるヒロインには、勝ち目は薄いのが定番と言えるんじゃないでしょうか。

今作で言えば、やはりララと春菜が最も「勝者」に近いです。
だけれど、それは無しにしましょうというのが「ダークネス」。
「ダークネス」では、ララ春菜の2人を「正室」にして、その他のヒロインを「側室」にしましょうという感じで進んできてます。

今後、もう一度その図式をゼロに戻そうとされているのかもと。
「されている」のではなく、「そうだと面白いかもな」という僕の願望ですね。

リトに全てのヒロインへ意識を持たせる。
これは現在進行形で進んでいます。
無印の頃からそうですけれど、今回もまた春菜に告白しようとしつつ、ララやルンの事を考えてしまっていた。
この意識をヒロイン全員に向くようにさせて、最終的にはリトがその中から誰を選び出すのかを描いていく。

これをするには春菜とくっ付ける訳にはいかないですから。
キスは両想いである春菜とリト2人がくっつく切欠になってしまう。
だから、悩まれた…という妄想。


妄想が過ぎますが、こう考えると、モモの変心も面白い方向に行く気がします。
「皆の仲を取り持つ行為」が、今まではハーレム計画の推進でした。
ヒロインに素直になって貰って、リトハーレムに入って貰うというもの。
どちらかと言えば、ヒロイン達の気持ちをリトに向けさせようという動きですね。
リトの気持ちは後回しになっていました。
リトに各ヒロインを好きになってもらうのではなく、「肉食系になってもらって」的な恋愛そっちのけのアプローチでしたから。

これが、逆に作用してリトが全ヒロインに意識を向ける事になってしまうと…。
同じようでいて、ちょっと違う。
リトの中でヒロイン全員が平等な立場になりますからね。
ララと春菜の優位性は無くなります。(特に春菜は無くなっちゃいますね)
「正室」とか「側室」という定義が崩れちゃうんですよね。

誰とくっつくのかが分からなくなる。
以前のモモにとっては、あまり歓迎できることじゃないかなと。
リトの気持ちが、固まっている事が前提の計画ですから。
ララ若しくは春菜(若しくは両方)を好きなまま、他のヒロインの恋を成就させる為に、リトを好きな子を全員抱えて下さいというのがハーレム計画。
「正室」が居て初めて成り立っていました。(いたと考えます)

だけれど、リトの気持ちが揺らいでしまったら、リトは大いに悩んでしまうでしょう。
彼の性格上、誰か1人に絞ろうと固執しちゃう気がします。
計画推進の大きな問題点になってしまいます。

でも、モモが変心して、リトを独り占めしたくなれば話は別。
自分がその「正室」になろうと躍起になるのかなと。


なんだか書いていて、自分でもよく分からなくなりましたが…。
告白が無くて残念でしたが、モモの気持ちが進んだので良かったです。