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アニメな日々、漫画な月日

アニメ、漫画の感想・考察

「ひだまりスケッチ 沙英・ヒロ卒業編」が色々な意味で悲しい

【アニメ】その他 アニメ

この記事は

「ひだまりスケッチ 沙英・ヒロ卒業編」の感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

#01 「2月1日〜20日、受験スケッチ」

やっぱり感慨深いものがありますよね。
1期から7年ですって。
僕はリアルタイムで1期から追って来たので、同じく7年の月日を送ってきた。
勿論この7年の間、間断なくずっと見てきた訳では無いのですけれど、4本のTVシリーズと合間のOVAと。
全て見て来たので、沙英・ヒロへの愛着ってやっぱり深かったりします。

ヒロの合格シーンは、原作を読んでいて既に知っていたのに涙ものですよ。
沙英がギャグ調でドバっと涙腺を決壊させてくれたからこそ、泣くまでには至らなかったけれど、ほろりとしてしまいましたw

んで、まあ、この感動はゆの視点だったからこそってのもありますね。
卒業する2人を応援するゆのとひだまり荘の仲間達4人。
そんな彼女達の目線で、彼女達の頑張りを描いてくれていたからこその感動。

バイトをしてない4人。(というか、収入を得ているのは沙英のみ)
生活は親からの仕送りだけで賄っているんでしょうね。
そんな中で、沙英とヒロの為に毎日お弁当を作ってあげている。
きっと自分の食費やらを削って、頑張って頑張っていたんじゃないかな〜。
あんまりこういうお金の事を考えたくはないですけれど、でも、こう考えると余計に沙英・ヒロへの4人の愛情というか、応援の気持ちというか。
そんな本物の気持ちが見えて来て、感動が増すんですよね。

#02 「2月28日〜3月1日、卒業スケッチ」

新房監督のインタビューでもありましたけれど、一つの到達点というか。
シリーズ全体の最終回と言ってもいいような感じのお話でした。

いなくなっちゃうと、作品として成立しないんじゃないかとさえ思える2人の卒業。
これは切なくて、辛いです。
そんな思いをゆの達が代弁してくれていたシーンは、とっても良かった。
これは前半の、これまでの4人の沙英・ヒロに対する本気の気持ちがたっぷり描かれていたからこその重みがあったし、良さが有りました。
繰り返すようですが、7年分の積み重ねが凝縮されたシーン。

んで、ゆのの成長でしょうか。
これは新房監督と大嶋さんのインタビューで触れられてましたけれど、宮子中心に支えてくれた皆との出会いを経て、大人になる過程がしっかりと描かれていたような気がします。
前半までは2人の卒業をただただ悲しい・辛いものとしてしか取られられてなかったものの、この後半になって考えがガラッと変わった。
寂しい気持ちはあるけれど、心から卒業を祝えて、2人のような先輩になるべく明日を向く。

ゆのを支えるように彼女の背後にずらっと並んだ「大切な人達」と前を行く沙英・ヒロ。
皆の協力を得て、目指すべき2人のようにならんとしているゆのの「夢」がそのまま夢として描かれていた素敵な始まりと終わりでした。

切ない

とっても良かった。
でも、でもね、1つだけ不満というか悲しい事があります。

TVシリーズの1篇として見たかった。

4期「ハニカム」の最終エピソードとしてあったなら、もっともっと良かったと思うんです。
だって、本当に本当に作品の顔ともいえる2人の卒業ですよ。
ただのメインキャラの卒業じゃない。
今でこそ乃理となずなが増えて6人になりましたけれど、当初はずっとゆの、宮子、沙英、ヒロ4人の作品でした。
7年前からTVシリーズとして育まれてきた4人の関係。
途中から6人になって、より一層強固なものになってました。

主役級の2人の大事な卒業のエピソード。
TVシリーズの中の1篇として見たかったというのが正直な感想です。

こう思っちゃうのは、OVAはどうしてもナンバリングタイトル的に思えないという個人的な考えがあるからですね。
なんていうか…「見て無くても問題は無いよ」感を覚えるというか。
これまでも何度かOVAはありましたけれど、あれらも実際見て無くても問題はありませんでした。
TVシリーズさえ順番に追っていけば、問題なかった。
番外編的・ファンサービス的要素が濃く感じて、今回のような「見逃せない重要回」はOVAに回して欲しく無かったなと。

もし近い未来5期があったら、いきなり2人がいなくなってるんですからね。
そりゃ寂しいですよ。
ここだけが本編以外の部分で唯一悲しく・切なく感じる点でした。

終わりに

原作を読んでますけれど、コミックス派なんです。
だから、2人の卒業はこのOVAが初見でした。

この後、どうなるのかも知らないんです。
本当に2人は作品から退場しちゃうのでしょうかね。
それは本当に寂しいな。

ひだまり荘の近くにルームシェアして2人で住んじゃえば良いのにw
そうすりゃ、ちょくちょく自然に登場させられますしね。

えと。
切なく悲しい卒業編でしたが、停滞するよりかはずっと良いのでしょうね。
新房監督が仰るように。
止まってしまうと、成長もなかなか見られませんしね。
今回は2人の卒業を軸に、ゆのの成長が見られ、そこが作品としての纏め的役割も担っており、総じて「ひだまりスケッチ」の1つの集大成的なエピソードになっていたと感じました。