アニメな日々、漫画な月日

アニメ、漫画の感想・考察

日常モノの幅を広げる田舎という最強の舞台装置

この記事は

「のんのんびより」を全力でアピールしたい記事です。
もっと本編に触れたかったけれど、ネタバレになるので自重。

日常モノ

日常モノ。
このジャンルの作品は、大きく3タイプに分かれます。
1つは、ファミリー向け作品群。
「サザエさん」、「ちびまる子ちゃん」、「よつばと!」、「クレヨンしんちゃん」、「コボちゃん」等々。
個人的には「よつばと!」もここの括りに入れたいのですが、これについては意見が分かれそうですね。

2つ目は女性向け作品群。
「君と僕。」くらいしか頭に浮かびませんでしたが、主に女性をターゲットにしたような作品。
ようは男子学生の日常を描いている作品ですね。
但し、「男子高校生の日常」は除く。(あれは生粋のギャグ漫画なので)

最後は萌え作品群。
女子学生を中心にした作品群。
言わずもがな男性が主なターゲットとなります。


んで、これらを更に細分化すれば「部活もの」とか「学園もの」とか。
作品舞台をどこに設定するかによって、呼ばれ方も分かれますよね。
舞台が違えば描かれる日常風景も変わりますけれども、1つ共通しているのは「現実的な日常」を描いている事。
作品世界の少年少女達の日常を追体験出来る。
作品自体はフィクションだけれど、作中の日常描写はノンフィクションというか、現実的でフィクションが介在していない。

だから、描かれるイベントも結構似通います。
学生であることが多いから、学校のイベントは一通り描かれます。
学園祭、体育祭、テストに修学旅行。
学外のイベントだと季節毎に定番の行事があって。
お花見とか海水浴(プール)とか紅葉狩りとか雪合戦とかとか。

さて、もう1つの共通項はというと、それが現代の日本を舞台としている事ですね。
例外はあるでしょうけれども、殆どの作品がコレ。


これを元にして、僕はこう思うんです。
田舎を舞台にした日常モノは、最強じゃない?と。

田舎を舞台としたメリットあれこれ

日本と言えば美しい四季がありますよね。
春には桜、夏は暑く、秋に紅葉、冬は雪景色。
くっきりと分かたれた4つの季節を楽しめるのは、日本を舞台にした際の特権です。

ただ、「現代」の日本となると、この特権が少々損なわれます。
特に都会に住んでいるとなかなかにこの差が味わい難くなってます。
自然が少ないですからね。
現代日本の都会と言えば、上のような四季よりもこんな感じですかね。
春には花粉、夏は酷暑、秋も花粉、冬は寒い(孤独で)。
完全に私見が入ってますけれどもw
もうね、花粉がヒドイ。辛い。秋まで勘弁して欲しい。
あとは、隣人関係とか希薄になりがちですから、孤独感に苛まされることもあるんじゃないかな。
(非常に残念な思考からくる勝手なイメージw)

横道に逸れましたけれど、現代日本を舞台にしていると四季の味わいが出し難い。
けれど、田舎ならば問題無しですね。
自然が豊富に残されている田舎は、四季の移ろいを表現しやすい。
農業を描けば、採れる農作物によっても季節を表せられるし、それだけでお話も作れる。

そうそう、これもメリットですよね。
都会が舞台ですと、描けるイベントも決まりきってしまいます。
田舎ですとそれらに加えて、田舎独自のイベントを描けます。

田植えとか稲刈りとか。
田舎あるあるとかでもお話が作れそう。

日常モノの多くは、都会やそれに近い町を舞台とする事が多い気がします。
すると、イベントが固定化してしまい、差別化を図るのが難しい。
けれど、田舎を舞台にすればそれだけで差別化を出来るし、描けるイベントも増やせる。
これって大きなメリットですよね。

あとは、少子化を逆手に取れるのも大きい。
近年では都会の学校でも少子化を理由に廃校や合併、クラスの減少などが当たり前になって来てます。
人口の少ない田舎の学校ともなれば、自然にそういった設定を取り込めます。
つまりは、学年関係無く1つのクラスにキャラクターを集めることも可能であるという事ですね。

子供が足りている学校では、学年ごとにクラスが構成されます。
同年代の子しか、1つのクラスに集められないという事。

しかし、それが不可能ならば、年齢に関係無く1つのクラスに集中できるんですよね。
小学1年生と高校3年生が一緒のクラスに出来ます。
これは幅が持たせられますよね。
中学生以上だと最大で2つしか年齢の差を出せなかったけれど、これなら10以上の年齢差のクラスメイトも可能。
中学1年生の子が小学1年生の子と一緒に遊んだり。
中学2年生の子が小学5年生の子の発育の良さに凹んだり。

こればっかりは、田舎独自とは言えなくなってきた事ですけれども、ただ、田舎なら自然と取り入れられる設定でもあります。
日常の幅がググッと広がります。

現代日本を舞台とした日常モノならば、断然田舎でしょ。
都会には無いメリットがたっぷりあります。

「のんのんびより」が面白いんです

という訳で、10月から「のんのんびより」のTVアニメがスタートします!!!
日本のどこかの田舎を舞台とした小学1年生から中学2年生までの4人の女の子を中心とした「のんびり緩やかライフ」。
是非是非見て欲しいです(笑
そんで、気に入りましたら原作にも手を出して欲しいな。
スローライフを追体験したような気分になれる、非常に穏やかな気持ちになれる漫画ですから。
癒されますよ。