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「To LOVEる-とらぶる- ダークネス」 第35話:三姉妹それぞれのキスの先から見える事

この記事は

「To LOVEる-とらぶる- ダークネス」第35話の感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

「To LOVEる-とらぶる-ダークネス」第35話「Kiss〜キスの先にあるもの〜」 感想

リトの断り方は、実にリトらしいですね。
まだこの時点でも、モモの考えに染まる訳では無く、彼本来の考えを貫いているのは好感が持てます。
どちらかといえば、流され型の主人公ですけれど、肝心な部分ではしっかりと自己主張をする。
「To LOVEる」1話から変わっていないリトの良い所ですね。

で。
このシリーズ。三姉妹のそれぞれの恋愛観が焦点になっているようなので、ちと個人的に纏めてみます。
三姉妹それぞれのキスの先。

ララの場合

長女・ララの場合。
彼女の最終目標は、リト、ララ、春菜。3人で結婚する事ですね。
何故3人なのかと言えば、ララは春菜を大好きだから。

別に百合百合した感情を持ち合わせている訳では無いのですが、リトと同等に春菜も好きなのでしょう。
地球に来て一番最初に出来た友達だからというのも大きいのかもしれない。
あとは、本編でも描かれてましたが、春菜もリトを好きだと知ったからですね。
自分の大好きな友達も、自分の好きな人を好きでいる。
相手の気持ちを慮れる・優先できるララにとっては途轍もなく嬉しい事。
嘗てプールでリトの気持ちを知った時に万歳していた理由。

という事は、これって裏を返せば、リトと同じくらい好きになった女友達が増え・かつ、その子もリトを好きならば、その分ララは多重婚を望むのかもしれないという事ですよね。

でも、それは無いですね。

理由としてはリトの気持ち。
今回みたいに自分の気持ちを優先しちゃう事もありますけれど、基本ララはリトの想いを汲んでくれる娘です。
リトが春菜以外に好きな人が出来ない限り、ララも他の子との結婚は認めない。
春菜はララにも好かれてるし、何よりもリトに好かれているからこそ認められている訳で。

んで、リトは春菜とララ以外の子を好きになる事は今のとこ無いでしょうね。
それどころか、彼はどちらか1人に絞ろうとすらしていそうです。
今回の告白からは、そういう強い意志が見えましたもの。

まとめとしては、ララは、春菜と共にリトのお嫁さんを目指している。
この考えは先ず変わらないと思われます。
問題点は、リトの気持ちですね。
彼が1人に絞ろうとしている。
現状ララの目標は達成できそうにも無いです。
けれど、解決は簡単そうです。
もしもリトが春菜を選んだならば、ララは自ら身を引くでしょうし、ララが選ばれたならば、そのまま2人だけでとなるでしょうし。

ララのキスの先は、3人での幸せな未来ですが、ちょっと難しそうです。

ナナの場合

では、次女・ナナの場合はどうでしょう。

彼女の考えが最もオーソドックスですね。
現状のリトの考えに最も近い意見を持っている。
つまりは、結婚は男女1対1でするものという考え。

常にこういう考えを持っている事は覗かせているナナですが、今回はそれが重要なシーンになってました。
自分の気持ちを率先していたララを冷静にさせるという重要なお仕事。
僕はこのシーン。他にも重要な意味があったと思っています。
ナナの気持ちに関する重要事項。

ナナは自分の考えとリトの考えが近い事をララに話しながら実感した筈です。
そして気付いてしまったんだと思うんですね。
絶望的な状況に。
だからこそ、彼女は苦しいのでしょうね。

好きになっちゃってるリトの事。
ナナとしては認めたくは無いのでしょうけれど、もうこれは確定的な事で。
んで、そうすると、リトが自分に振り向いてくれない事も分かってしまったと思うんです。
リトが好きなのが春菜とララだと知り、リトの考えからすれば、どちらか1人に絞るだろう事もきっとナナは察してしまっただろうから。

ナナとしては、好きな人と2人だけで結婚したい。
現状では、この「好きな人」がリトな訳ですから、彼女の最終的な目標はリトとの結婚。
ナナのキスの先は、リトと結ばれる事ですね。
ですが、それが絶望的な状況だという事を今回知ってしまった。
彼女の心は酷く揺らいでいそうです。

モモの場合

三女・モモの考えは、特に今更ですね。
この漫画のキーになる事であり、「ダークネス計画」の対となる「ハーレム計画」がそれに当たります。

元々ララの「3人で結婚」が元になっており、そこに「自分もリトさんの隣にいたい」という想いが合わさっての計画。
モモのキスの先はハーレムです。

こう考えてみると、ララの考えに近いんではないかといえば、全然違ったりします。
ララの考えを拡張した物がモモの考えですので。

でも、違う。
現時点で、モモはリトの気持ちを考えていないからですね。
あとでどうとでもなるとでも思っているのか、外堀を埋める作業。
つまりは、ハーレム候補を作る作業しか進めていませんから。
リトの気持ちを最優先するララの考えとは根本的に異とする点です。

ようするに、モモの計画とララの計画は決して交わらないという事でしょうか。

さてさて、今回ラストでモモがナナに接触を持ちました。
リトの気持ちを知ったナナならば、自分の計画を教えても良いという事みたいですが、それは何故なのか。

正直ナナの考えとモモの考えは比べるべくも無く相容れません。
水と油。
火を見るよりも明らかな程、正反対の考えです。

そんな正反対の考えを持つ相手に、自分の計画を話すメリットなんかあるんだろうかと思ってしまう。
しかも普段から考えの違いから言い争いの絶えない双子の姉にするメリットは無さ気…。
でも無いんでしょうね。

モモとしては、当然ナナの考えは御見通しの筈です。
ナナがリトに好意を持っている事も最近になって確信を持つレベルにまでなっていますし。
だから、ナナの現在の心境も分かるんでしょうね。

モモとしては、ナナを自分の仲間に誘うつもりなんだと思うんです。
このままではリトと結ばれる事は無い。
だから、ハーレム計画を推し進めて、その中に一緒に入りましょう…と。

きっとモモも最初はナナと同じだったんでしょうね。
でも、自分が気になった時には既にララがリトを好きになっていて。
大好きな姉を恋敵にするつもりも、奪い取るつもりも無かったから、一線から引いた。
愛人でも良いから何とかならないかと思っていた矢先に、ララの「3人で結婚」案を聞いて、道を開いた。

だからこそ、ナナの心境も分かる。

本当にリトが好きで、リトと結婚したくて。
でも、それが無理だと分かっているならば…。
ナナがモモの計画に引き込まれる可能性は高いんじゃないかな。

ナナの行方

次回のポイントはココな気がします。
個人的には、ナナがモモの計画にホイホイと乗るとは思えないです。
そんな簡単に割り切れるとは思えないんですよね。
少なくとも次回、モモの計画を聞いて即決はしないと思う。

ただ、その先は分からないですが。

双子が結託して、より強力にハーレム計画が推進するのか。
三姉妹それぞれ平行線のまま、より複雑化するのか。

どっちに転んでも増々面白くなりそうで、期待ですね。