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「大室家」 暇だったので大室撫子の彼女を推理してみた

この記事は

「大室家」第1巻の記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

始めに

ニコニコ静画で2,3話読んだことのある「ゆるゆり」スピンオフの「大室家」。
そのコミックス第1巻が出てました。
書店で見かけるまで知らなかったので、ビックリ。
個人的には「ゆるゆり」の中で櫻子が最も好きなキャラ。
彼女とその姉妹が中心とあっては買わずにはいられない。という事で購入して、速攻で読みました。

そしたら、櫻子ではなく、お姉ちゃんの方に目が行ってしまったから不思議です(笑
別に撫子を櫻子以上に好きになったという訳では無くて、このシリーズ初めてのガチ百合描写を見せてくれたからですね。
「ゆるゆり」…「緩い百合」とはいっても、百合描写は極度に少ないです。
ちなつが結衣に。
綾乃が京子に。
ともこ(ちなつの姉)があかね(あかりの姉)に。
それぞれが一方的な感情を持っているだけ。

他は、まあ、友人関係の中で持ち得る範疇の感情に見えるんです。
(あかねは百合というか、病的なシスコンですので除外w)
あまり百合要素が見られないんですけれど、撫子だけはガチですね。

撫子さんはに明らかに彼女がいます。
ガチ百合です。

で、彼女が誰か気になりました。
そこで暇だったので推測します。

前提という名の言い訳

その前に言い訳染みた、けれど、多分的を射てるであろう前提を提示しておきます。
撫子の彼女が誰なのかについて、今作では、少なくともこの1巻では、誰なのか分からない様な描写に留めていると思います。
ここからどんな風に考えても、撫子の彼女が分からない様になっているという事ですね。

11話が象徴的かなと思うんです。
この時、撫子の部屋に来ていた友達が彼女である可能性があります。
普通の友達かもですが、それだったら、暈す必要が無いからです。
(明かさなければならない訳でも無いので、根拠としては弱いですが)
最後の最後まで「誰でも当て嵌まりそうな事」しか花子は言わず、正体に迫れそうな事も「忘れた」という事で、結局語られず。
意図的に彼女の正体を明かさない様にしている様に思えたのです。

これは、今後も明らかにする気が無いからという事も考えられます。
敢えて永遠の謎として残しておいて、読者の興味を持続させる為に。
なもり先生も「誰が彼女」なのか決めておらず、誰になっても問題無い様にしている…のかもしれません。
何にせよ、決め手が無いんです。

つまりは、この1巻では、誰が彼女なのか特定する術が全く無いという事です。
僕がこれから書く事も、何の裏打ちも出来なければ、根拠の提示も出来ません。

ではでは、妄想推理です。

彼女候補紹介

撫子の高校の友達が3人出てきました。
彼女達がそのまま恋人候補となります。

三輪藍 18歳。
泣きぼくろのある長髪黒髪(黒系統)の少女。雑貨屋さんが好き。
撫子の前の席に座っている模様。

八重野美穂 18歳。
童顔ロリ系の外見とは裏腹にドSな子。
「(他人を)喜ばせて何が楽しいの?」と素で口にしちゃう位のSっ娘。
語尾を伸ばしがちなのが特徴?

園川めぐみ 18歳。
唯一バイトをしている、イマドキの女子高生っぽい普通な感じの少女。
撫子からはM扱いされている。

以上3人。
この3人以外の誰かの可能性も勿論あるのですが、今回はそれは考慮しません。
答えが出ませんのでw
あくまでも、この3人の中に彼女が居るという考えで進めていきます。

彼女に迫る4つのヒント

彼女の正体を1人に絞る為の決定的な描写は無いと書きました。
僕が気付いてないだけかもですが、恐らくありません。
ですが、彼女に辿り着く為のヒントはありましたので、それを纏めてみます。

第3話に2か所。
1)撫子と彼女は周りにばれないように普通の友人関係を演じている
2)撫子が「好き」と言わされている

この3話と10話より1か所。
3)午後10時に定期的に連絡を取り合っている

13話から1か所。
4)メール

以上4か所ですね。

無理矢理絞り込む

では、本論に入ります。
先ずは上記ヒント3)。
ここから分かる事っていうと、特にありませんwww
3人の誰であってもOKっぽいです。

唯一引っかかりそうなのが、めぐみ。
18歳でアルバイトをしている彼女は、午後10時以降もバイトのシフトが入っている可能性があります。
しかし、バイト先によっては18歳になっても午後10時以降のバイトを禁じている事も。
仮に毎日午後10時に電話し合っているとしたら、彼女がその約束を守れない可能性もある訳です。
唯一定時での電話が出来ない可能性が提示されてはいるものの、決め手に欠ける事。
やはりこの点から絞り込む事は出来ません。

続いて1)について考えます。
普通に接しているという事は、吐かなくても良い嘘を吐いたり、変な態度を取ったり。
また、自分のキャラとは違う事を言ったり・したりしてないという事でしょうか。
あくまでも自然体で接しているという事ですね。
2人しか知り得ないお互いの秘密だけは言わないよう気を付けているんでしょう。

だから、めぐみに対する撫子の態度も嘘では無いという事ですね。
どんな時でも、撫子はめぐみを弄っているのかもしれません。
これを元に2)を検証。

電話相手の恋人に「好き」と云わされている撫子。
こういう事、Mの人が相手に言わせようとするでしょうか。
Mと見做している人から強要されて、素直に従うでしょうか。

「絶対にない」と否定する要素はありませんけれど、個人的には無いかなと思う。
彼女がSと考えた方がしっくりきます。
撫子にM扱いされているめぐみが恋人の可能性は低いんじゃないかなと。
何度でも書くようですが、決め手が無い以上強引にでも絞り込む必要があります。
めぐみは、ここで脱落させます。

残りは藍と美穂ですね。
Sならば、美穂一択と言えそうです。
ですが、藍がMなのかSなのか描写が無い以上、何とも言えないです。
Sには見えないけれど、違うと否定する要素も無い。
故にここだけで2人から1人に絞り込む事は止めます。

最後のヒント4)。
「デート来週だよ〜!」。
この語尾の「〜」に無理矢理着目しました。

語尾を伸ばす。
なんか、美穂っぽい文章です。
いや。これ位誰でも使う普通の文章です。語尾を伸ばす事なんて誰でもやります。
ただ、個人的に美穂っぽいと思ってしまった。

先程の「Sっぽい」という要素も相まって、僕の中では撫子の彼女は美穂に確定しています(笑

美穂×撫子にしか見えないんだもの

あまりにもヒドイ絞り込み方ですけれど、6話を読むとそうとしか見えないんですよね。
撫子が食べていたお菓子の中からチョコ味をひょいと摘みあげて、美穂はこう言います。
「撫子はチョコ味が特にお気に入りなんだよねー」
と。
これに関して、藍もめぐみも知らなかったというリアクション。
当の撫子はというと、汗を掻きつつ無言。

直後美穂は、撫子の前に無造作に置かれた食べ後の袋を指して「チョコ味ばかり食べているから」と、自分の推測の根拠を提示していますけれども…。

これ、2人しか知らない事だったんじゃないかなと邪推しちゃうんです。
ドSの美穂ちゃん。
わざと2人しか知らない事を暴露して、焦った撫子を愛でるプレイを楽しんでいるのかもしれないな〜とか見てしまうw

16話でも「あ〜んして食べさせてもらえるの期待してるんでしょ?」とか言ってたり。
隠しきれないラブラブ感が出ているような気がしてならないw


白状します。
単純に自分が美穂が一番良いなと思ってしまったから、こんな風に思っちゃっただけです。

終わりに

推理という言葉を使う事すらおこがましい内容となりましたが。
「大室家」良いです。
早く2巻読みたいです。
そんで、撫子と謎の彼女の件に妄想を膨らませたいですねw