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「To LOVEる‐とらぶる‐ ダークネス」 第31話:凜の"将来"を示唆するナナの何気ない挙動

この記事は

「To LOVEる-とらぶる- ダークネス」第31話の感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

「To LOVEる-とらぶる-ダークネス」第31話「Cleaning〜華麗に綺麗に♪〜」 感想

久々の前後編となりそうなエピソードですね。
リトに靡く可能性を秘めた数少ない女性キャラの一人・凜にスポットを当ててきましたね。

モモが感じるように、確かにザスティン一筋の沙姫とそんな彼女しか見えてない綾は、ハーレム候補からは外れると僕も思うんです。
今後も、彼女らが加わってくる可能性はほぼゼロではないかなと。

そんな中、凜だけは違うんですよね。
正確には凜と綾の違いかな。

沙姫と凜に助けられ、沙姫を盲目的に心酔している綾は、言うなれば男性が見えていない。
まだまだ恋愛とかは二の次な印象が強いんです。
それに比して凜は、綾と同じくらいに沙姫を慕ってはいるものの、同性としてしか見ていない。
時には主として、時には親友として。
一般的な同性の間に芽生える感情しか持ち合わせていない様に見えて、その性格上、一歩引いて見ている様にすら見えます。

恋愛をしようと思えば、いつでもしてしまうっていうのかな。
そういう「普通の女性」というと語弊がありますが、まあ、綾とは違って恋愛OKという感じに見えるんですよね。

恋愛なんか眼中にない綾とリト以外の男性に恋愛中の沙姫。
彼女らとは違った凜の立ち位置。
だから、ハーレム候補に加わってくる可能性はあるとは思うんですが、多分そうはならないかなとも思う。

若しかしたら、このエピソードを経てリトを好きになるかもしれません。
けれど、最終的にリトを選ぶ事はしないと思うんですよね。
そこはあくまでも沙姫を優先しそうで。
恋愛はするけれど、友情と"仕事"を放り出してまで熱を上げることはしないというイメージを持っています。
さて。どうなるのでしょうかね。

んで。
そんな凜と、リトに対する感情という意味合いで似た立場にいるのが僕はナナだと思っております。

ナナの何気ない行為から見えるコト

ナナもどんどんリトに引かれていってるように見えますが、それでもまだまだ表面上は「ケダモノ・リト」と言いつつ、一定の距離を取ろうとしています。
リトに言い寄るモモを見て「あんな奴のどこが良いんだ」と呆れるナナの画というのは定番化しております。
この辺は、凜も同様ですよね。
リトが転ぶと必ずエロハプニングが起こると思っているからこその動きを見せてましたし。(見事なまでに裏目に出てましたがw)

ただ、凜は兎も角として、ナナはどんどんリトに引かれていってるのは事実なんですよね。


ちょっと本編から離れます。
人間、怖いと感じるとどういう行動を取るでしょう。

怖さを感じると不安に駆られてしまう為、兎に角落ち着こうとしますよね。
布団にくるまったり、誰かの身に縋ったり。
自分が安心出来る行動を取るのが一般的だと考えます。

その際、例えば、誰かの身に縋る場合。
誰でも良い場合もありますが、でもなるべくなら、安心出来る相手に寄り添うのが自然ですよね。

お化け屋敷で、彼女が彼氏に身をくっ付けたり。
怖がっている子供が親にべったり寄り添ったり。
たりたり。
人間恐怖を感じると、最も安心出来る行動を取るんじゃないかな。

今のナナにとって、リトはララ以上に安心出来る存在になっているのかもしれません。

美柑が凜に告げています。
「あいつあんなだけど ホントに困った時は頼りになるヤツなんで!」

凜に最も近い感情を持っていたであろうナナが、頼りになる姿を幾度となく目にする事で、口では否定しているものの、かなりリトに信頼を置いている事が窺えました。
だから、凜もまたリトに引かれていくのかもしれません。
今回のナナの描写は、そう思わせてくれるものでありました。