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「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」 第4話:桐乃視点で見た感想

この記事は

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」第4話の感想記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

はじめに

もう4話!?
早いよ。
もう4分の1終わっちゃいましたよ。

気を取り直して。
リア登場ですね。
声は誰だろうと思ったら「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」の姫小路秋子役で怪演を魅せてくれた木戸衣吹さんでした。

またしても「お兄ちゃん」連呼する役を…。
一度でいいから「ぐへへ」って言って欲しかった(笑

で。感想。
相変わらず原作既読ですが、地の文まで覚えていないという頭の弱さなので、「未読」の体で書いていきます…。

リアと桐乃の関係

2人の関係が面白いです。
桐乃はリアを「妹みたいな子」と称していました。
このセリフからこれまでの桐乃を思えば、自ずとリアを猫かわいがりするのでは?と想像出来ます。
そりゃ病的なまでに可愛がる姿が浮かび上がるんですが、実際はそうじゃなかったです。

取り繕わず、それこそ京介に接する時と同じ桐乃に近かった気がしますね。
自然体に近かったというか。
だからかな。
自分のオタク趣味も隠さずに、あけっぴろげでいられたんではないかなと。

趣味を明かしていたのは、京介の功績でもありますよね。
ちょっと前の桐乃ならば、リアにも自分の趣味を明かしていなかったと想像できる。
彼女が趣味を披露できたのは、外国での友人という事で「裏の感覚」と近かった事が一つ。
もう一つは、オタクな自分を受け入れることが出来たというのが一つかな〜と。

後者が京介の功績で、こういった変化があるからこそだと思うのですけれど、それ以上にリアを「京介と同じような扱い」をしていたのは、「桐乃にとっての理想の兄妹像」の反映なのかなと思う訳です。

桐乃視点で見る第4話

今回のお話。
桐乃視点で考えてみると、非常に面白いと感じました。

クライマックスで、桐乃とリアの"決闘"があり、京介は自分の姿を桐乃にダブらせて応援してました。
これ、桐乃は全く同じ事をしていた気がします。
換言すれば、「自分が兄だったら」を頭に置いて、リアと接していたと思ったのです。

桐乃だって、年下の女の子に完膚なきまでに負けてしまったんです。
元来負けず嫌いの性分も重なって、リアに負ける事は相当悔しい事であったと推測できます。
でも、彼女は逃げないんですよね。
一生懸命足掻いてもがいて。追いつき、追い越そうと努力を重ねる。

まあ、実際はアメリカから「逃げた」恰好で戻って来ちゃいましたけれど、これはリアの言う通り京介が居なかったからですね。
そうだと思っています。

さて。
京介自身が述懐してましたが、京介と桐乃のかつての関係が、今の桐乃とリアなんですよね。
過去の京介と今の桐乃が重なり、過去の桐乃と今のリアが重なっている。

んで、過去の京介は過去の桐乃から逃げてしまった。
けれど、桐乃からしてみたら、逃げて欲しくなかったんじゃないかなと。
格好悪くてももがいて、挑んできて欲しかった。
それをリア相手に体現していて、だからこそ、京介を相手にした時と似た態度でリアに接していたのかなと。

桐乃視点で振り返る。
すると、京介が応援してきた事って、桐乃にとって凄く凄く嬉しかったと思うのです。
かつて逃げた兄が、自分の姿に感化されて応援してくれている。
「昔の兄」が戻ってきた感覚。

桐乃視点でクライマックスを見ると、目尻に涙が溜まりましたw
「アンタの事大好きだけどさ、今のアンタは世界で一番ウザい」
リアに向けた桐乃の台詞。
偽らざる京介への想いなのかなと。

終わりに

なんだかんだ言いつつ、原作を読んでいるからこそ、こういう事が思えるんでしょうけれど…。
次回。サブタイからするに、いよいよ彼が出て来るんでしょうか。
ヤヴァイですね。超楽しみです。
僕は「彼」が好きなのでw

ここからは個人的な見所ばかりなので、これまで以上に楽しみです。