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アニメな日々、漫画な月日

アニメ、漫画の感想・考察

次回予告をカットする理由 「中二病でも恋がしたい!」と「Robotics;Nots」の"違い"に関する考察

【アニメ】2012年放送 アニメ

この記事は

次回予告をカットしているアニメに関する記事です。
次回予告、気にしてますか?

はじめに

日本のネット普及率を少し調べてみました。
総務省が纏めたデータがありましたので引用。

http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/120530_1.pdf

これによると、インターネット利用率は79.1%。
さらに細かく年代別に見ていくと13歳から39歳までの3つの世代(ティーン、20代、30代)で95%を超えるという結果になっているそうです。(8ページ)

さてさて。
CMを見てたりすると「○○を検索」という、商品名や内容などが入った検索窓が表示され、インターネットで検索を促すものが増えてきました。
もっといくと、TVCM内で宣伝したい内容(商品)には殆ど触れずに、商品や企業のサイトへの誘導を促すだけとしか思えないCMも出てきました。
この手のCMはどうやら06年頃から使われ始めたようですが、こいつの意味合いは何だろうと思ったのです。

重要なのは、サイトを見て貰いたいと考える企業・団体が増えたという事ですね。
今やサイトは、最大の広告媒体である訳です。
上記資料にあるように、国民の8割近く。
20から50代の商品の訴求対象になりやすい層に限定すれば8割以上が日々利用しているネットを活用するのは、まあ、常識ですよね。

だから。
様々な技術を取り入れ、構成を練り、ユーザビリティやSEO対策なども考慮し、考えに考え抜いて作られているのがサイト(ホームページ)であり、今や企業・団体や商品の顔とも言える訳です。
どんな企業だって、自分とこのサイトへ誘導する事に必死なのです。

ここで突然ですが話がアニメの方に飛びます(笑
「中二病でも恋がしたい!」。面白いですね。
遂に立花が恋に目覚めて、もう、その姿を見ているだけで楽しくて仕方ない。
とまあ、内容の事は今回は置いといて…。

この作品もそうですし、ノイタミナもそうですね。
本放送中に次回予告が無いのです。
作ってないかと言うとそうでは無くて。
ちゃんと作られているけれど、放送では流さない。
で、公式サイト上で公開していたりするわけです。

次回予告を"カット"する理由

次回予告って、作品にのめり込んでいればいる程楽しみで仕方ないですよね。
本当に番組を楽しんでいると、どうしたって次回が気になる訳です。
そんな気になる次回を少しだけ先に見せてくれるのが「次回予告」のメリットで。

昔うちの妹にドラマの次回予告中に話しかけただけで怒鳴られた事がありますw
「聞こえないから黙ってて!」って。
次回予告中だから別に良いかと思って話しかけたのですが、作品を楽しんでいる人にとっては、その時間こそ大事なのでしょう。

かくいう僕にも、やはり次回予告を真剣に見ている番組もありますし、こういうのは普遍的なものなんじゃないでしょうか。

そんな次回予告を本放送でカットする訳です。
大冒険ですよね。
次回がむっちゃ気になっちゃう人達を無碍にしちゃうのだから。

でも、それをするほど大きな益が作品側にあると思うのですね。
だってさ、次回が死ぬほど気になっちゃうファンは、絶対に公式サイトに訪れるから。
公式サイトに行って、次回予告を見て。
で、それで満足してリターンしちゃう人だっているけれど、そうじゃなく、何とはなしにサイト上に留まって他のページに遷移する人たちだって必ず居る訳ですよ。

そうなると、儲けものですよね。
例えば商品ページに遷移して、たまたま目にした商品に心惹かれて、購入の意志を固めちゃうかもしれない。
例えば製作者の裏話やキャストインタビューなどのスペシャルコンテンツを見て、興味無かったスタッフや声優さんとかに興味を持ってもらえるかもしれない。

こういう嬉しい「もしかして」の機会が増える。
かもしれない。

いや。確実に機会だけならば増えますよね。

日頃から公式サイトに入り浸る層も居ますけれど、滅多にいかない人もいる。
この「滅多にいかない層」に検索させて、呼び込む努力の一つとして、ネットで次回予告を公開しているのかもしれない。
そう考えると、とっても「今時な戦略」と言えそうですよね。

スマホに最適化するメリット

ところで、総務省の纏めた上記資料には、面白いデータがありました。
スマートフォンやタブレット端末でのネット閲覧が増えてきているようです。
更に、家庭外でのネット利用では、スマホでのホームページ閲覧が多いというデータも出たようです。

うん。
最近は携帯といえばスマホって感じになって来つつありますしね。
新商品が出ても、ガラケーの少ない事少ない事。
殆どがスマホな世の中で、当然のように利用者も増えている。

別の記事では、国内スマホ普及率は23.5%にも上るようです。
  参考:国内スマホ普及率23.5%、利用者が半年で4割増、内訳は Android が6割強、iPhone が3割強

で、この内訳に注目しました。
Androidが6割強でiPhoneが3割強ですか。
iPhoneの1強かと思いきや、まだまだ他のスマホの方が強いようですね。
多勢に無勢という感じなので、当たり前なのかもですが。

んでですね。
「中二病」とノイタミナを代表して「ロボティクス・ノーツ」の公式サイトを僕のスマホから見てみました。
どちらもサイト上で次回予告を流しているのですが…。

  中二病でも恋がしたい! アニメ公式サイト⇒トップページに置いてあります。
  Robotics;Nots アニメ公式サイト⇒「ストーリー」コンテンツで次回予告が見れます。

「中二病」。これは問題無く見れました。
どうやらYouTubeの京アニチャンネルに動画をアップロードして、YouTubeのプレーヤーを使用している為、普通に視聴出来たようです。
僕のスマホはAndroid端末なので、Google系列(という呼称は何か変ですが…)のYouTubeは問題ないようです。

で、「ロボティクス・ノーツ」。
うん、ダメでした(汗
なんか再生できなかったです。
といっても原因は明白。
FlashプレイヤーをDLしてなかったからですね。

「ロボノ」の次回予告は、どうやらFlashみたいなんです。
だから、スマホにFlashプレイヤーがインストールされていないと見れません。
そこで問題なのが、Flashが使える事がウリだったAndroidで、プレイヤーを新規DL出来なくなってしまった点です。
今年の8月15日以降、DL出来なくなったようです。

ちなみに。
iphoneはそもそもFlash未対応だったりします。

どちらも回避方法…つまりは、Flashコンテンツを視聴する方法はあるようです。
が、ひと手間必要な事は言うまでもありません。

これから更にスマホは普及していくと思うのですよね。
スマホで公式サイトへ次回予告を見に行く人も、もっともっと増える可能性がある。
でも、「ロボノ」のように「見れない」コンテンツを提供していると、マイナスになるのかもしれませんね。

スマホに最適化したサイト作り。
今後特に重要になりそう。

2つの作品の違い

と、纏めても良いのですが、少し考察。
この「次回予告」に関する差から、何か分かるかもしれません。

ホームページというのは、製作するプロが存在します。
サイト制作一つで飯が食っていけるという訳ですね。
彼らは当然、スマホではFlashが見辛いというのは承知している筈で。
パソコンでさえもプレイヤーの導入が必須な為(Flash再生に対応したブラウザもありますが)、Flashを使うサイト自体少なくなってきたとも言われているようです。

そんな中、敢えてのFlash導入。
別にFlashを導入している事が悪いとかでは無くて…。
ここから推測できる事って、「ロボノ」のスタッフは、次回予告を「サイトを見て貰う為の"エサ"」と考えていないのではないかという事ですね。

ノイタミナのアニメは、もっと別の理由で次回予告が無いのかもしれません。
まあ、「ロボノ」一つとって結論付けるには早計ですけれども。

ただ、「中二病」は、明確に公式サイトへの誘導の手段として用いていますよね。
わざわざテロップを出して、次回予告について触れている訳ですし。

些細な事かもですが、こういう違いの考察も出来るのかもしれません。

まとめ

半年程前の記事になるのかな?
「隠れてていいよ」さんの記事で「アニメ公式サイトの消滅は、アニメ作品の終わりを招くかもしれない」というのがありました。
この記事でトラックバックを飛ばすのは忍びないのでリンクは貼りません。すみません。

んで、当該記事でちゅんさんが以下のような事を述べられていました。
失礼ながら抜粋させて頂きます。

私は、アニメの公式サイトも含めてアニメを愛していたいと感じています。だから、あまり考えたくはないのですが、制作会社の消滅という事態が発生してしまったとしても、何とかウェブサイトは保存されるような仕組みがあればいいな、と常々思っています。

作品の名前で検索してもキャッシュすら引っかからないというのは、まるで作品が死んでしまったように感じるのです。

公式サイトが消えてしまうのは、もおこれは致し方ない事です。
サイトの維持費も馬鹿にならないですしね。
ヒット数も、放送から時間が経てば経つほど少なくなり、情報の"賞味期限"も切れますしね。

でも、それを分かった上での主張だったのではと僕は解釈しました。
その上で凄く感銘を受けたのです。

うん。公式サイトの存在は大事ですよね。
なんたって「作品の顔」ですから。
ビジュアル有りで作品を知る事の出来る唯一の情報源が作品の公式サイトと言っても言いすぎじゃないですし。

だから、公式サイトへの誘導の手段としての「次回予告は公式サイトで」というのも、とっても良い事な気がします。
単純に僕らにも"恩恵"がありますしね。
予告の時間分、本編の放送時間が増えるという"恩恵"が。
(本編にでは無く、OPやENDに割り当てられる事もあるでしょうけれどもw)

てな事を昨日「中二病」を見ながら考えていた僕って一体…。
ところで。
スマートフォンって略すと何故に「スマ"ホ"」になるん?
自分で使ってて、アレですがw
普通「スマ"フォ"」じゃないんですかね?
どうでもいいですが。