Mangaism

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「生徒会の一存」メインキャスト変更の噂に関する所感

この記事は

声優さんは大事という事が書きたいだけの記事です。
キャスト交代は悲劇ですよね。

結構ショックだったキャスト変更

ハッキリ言ってがっかりしました。
「生徒会の一存」を特別好きでも無い僕からしても、ショックな噂。
アニメ版が大好きなファンの方からすると(声が合っていたと思ってれば)、僕なんかの比じゃない程の衝撃だったんではないでしょうか。

さて。僕がこの噂の一報を知った時点では、確定的なソースは出ていませんでした。
(雑誌の表紙画像だけでは、ソースとしては弱いと判断しました。)
今現時点では既に出回っているのかもですが、そういうのを探す気にもならなかった為、此処ではあくまでも噂としてこの話題に触れていきます。

その噂ですが。
秋からニコ生で先行放送という、これまた噂の(こっちはとっくに確定してる?)「生徒会の一存」新アニメーション。
第2期では無く、新アニメーションとか言っていた時点で懐疑的であったのは確かですが…。
どうやら多くの方が抱いていたであろう不安が的中となったという情報が出回っています。

メインキャストの交代劇――。

知弦役の斉藤佑圭さんと真冬役の堀中優希さんが降板する…らしいです。

とまぁ、噂については一先ず横に置き。
先に僕と「生徒会の一存」について書いてみます。

本放送時、興味こそあったもののスルーしてしまった僕は、BS11での再放送にて作品を視聴しました。
あ。原作は未読です。
正直お話こそ面白いとは思えず、惰性で最終回まで見てしまった感が強い作品だったのですが、それでも、OP主題歌とキャラには惹かれるものがありました。

先ずはOP曲。
今まで聞いてきた全てのアニソンの中でもトップ争いをするくらいには好きな曲です。
ぶっちゃけ椎名姉妹の歌声の聞き分けすら出来ないダメダメっぷりなのですが、それでも滅茶苦茶好き。
4人の歌声が良い感じに重なっていて、勢いがあるけれど、どこかしっとりとした雰囲気をも持つ曲との相性の良さもあって、極上の曲に仕上がっていて。

なんだか薄っぺらい説得力皆無の感想までついつい書いちゃうほど、真面目に好きなんです。

で、キャラクター。
特に真冬が好きだったんですよ。
結構とんでもない重要な秘密のカミングアウトをしれっと言っちゃうような不思議な子で、なんか声が凄いピッタリに思えて。
突然告白したかと思うと、次の瞬間には告白したからもう良いですとか言っちゃったり。
BL大好き発言もあったかな。
この台詞を初めて聞いたのがゲーマーズだかの店頭で。
正直耳を疑っちまいましたものw
いくらアニメの中の台詞とはいえ、ぶっ飛んでいるな〜と。

と、あまりここに厚みを持たせても意味ないのでそろそろ止めときますが。
そんな訳で、今回の交代劇は非常に悲しかった。
作品としてはあまり面白いとは思えなかったのに、どこかで新作をワクワクして待ち続けていた気持ちが、一瞬にしてどこかに行ってしまった感覚とでも申しますか。

う〜〜ん。ショックだ〜。
噂は噂のままで終わって欲しいけれども、火の無い所に煙は立たぬもの。
やけにリアリティのあった噂だったので、きっと本当の事なのでしょう。

交代の理由と思われる2つの事と2つの「事件」

そもそも声優の交代の理由としては、大きく2つに分かれると考えます。
「声優個人の事情」と「それ以外」ですね。

前者では、残念ながら仕事を受けられる状態で無い場合。
病気療養中とか亡くなってしまったとか。引退もここに含まれるでしょうか。
こういうのも含めますので、もうこればっかりはファンが泣こうが喚こうが致し方ない事。
仕様が無い事として、残念に思いつつも、割とすぐに受け入れられるというか。
そういう類の「降板理由」ですね。

これを理由とした交代で、僕が知る限り最も反響が大きかったのが「サザエさん」のカツオの時ですね。
現在の冨永みーなさんは3代目。
14年以上に渡ってカツオ役をされている為、もう完全に「カツオ=冨永さん」のイメージで定着していますが、交代当時は本当に凄い反響だったと記憶しています。

「サザエさん」という作品の中でもカツオはそれ程重要な人物であった上に、2代目の高橋和枝さんが板に着き過ぎていた為という事だったのでしょうね。
自分にとってもカツオと言えば高橋さんの声でしたから。

この交代劇は唐突だったこともあり、本当に大騒ぎとなりました。
当時の事を覚えている方には、どれ程大きな「事件」だったか理解して頂けると思います。
全く関係の無い「週刊少年ジャンプ」の目次に載っている作者コメント欄でもこの事に触れていた作家さんもいましたし。

「ドラえもん」の時も凄かったですが、あれは計画的に段階を踏んでの一斉交代だったので、そこまで大騒ぎにはならなかったですし。
未だに僕の中では、この交代劇が一番印象深いです。


後者。こちらが厄介というか、謎というか。
「声優個人の事情以外」というと、どんなのがあるんでしょうね。
声優業界及び芸能界の常識や慣例など、そういった事情含め何も知らないので、全く分からないですが…。
まぁ、殆どは「大人の事情」の一言で片づけられそうです。

今回の噂に於いては、真冬役の堀中さんが事務所を移籍したからというものが「降板理由」として推測されていましたが…。
斉藤さんも、当時からプロダクション・エース所属では無かった為、今回外されたとか。
こういった理由が確かだとしたら、やるせないですね。

何にせよこの手の理由だと、公に発表されない事が殆ど。
だから余計に何時までももやもやしてしまう。

最近で言うと「名探偵コナン」の小五郎役の神谷明さんの降板。
当時からネットを中心に様々な憶測こそあれ、本当の所は未だに公表されていません。
ブログ等々で、理由については遠回しな表現で触れられたみたいですが、それだけでは分かりませんしね。
恐らくこの先も語られる事は無いのでしょうけれども…。

いや〜、これは本当に本当にショックだったんですよ。
僕は男性声優の中では神谷さんがダントツで好きです。
子供の頃から「ヒーローの声」と言えば神谷さんでしたから。

キン肉マン、冴羽獠(リョウ)。
僕自身は見てませんでしたが、人によってはケンシロウ。
そして、小五郎と。

コミカルな声も、2枚目声も自由に使い分けられる方で、小五郎役として本当にピッタリ嵌っていらして。
だから、交代するなんて考えてもいなかった。
番組プロデューサーの諏訪さんが「高山さん、山崎さん、神谷さんの誰か一人でも降板する事になったら、番組を打ち切る」と言われていた言葉を真に受けていたのもあります。
(冷静に考えれば、キャストの交代を理由に打ち切れる訳無いと分かるのですが…)

だからこそ、最初の一報を目にした時は、目を疑ったし、暫くその事を受け入れられませんでした。
でもまぁ、神谷さんの健康に関する理由では無くて良かったとは思いましたし、唯一の救い所でしたが。

まとめ

「声優さん個人の事情」による降板は、残念ではありますが仕方ありません。
でもでも、大人の事情による降板だけは本当に残念としか言えませんね。

僕自身は、自分の事を声優オタとは思ってないです。
結構好きではいると思いますけれど、特別詳しい訳でも無いですし。

ただ、声には結構拘りがあるとも思っていて。
以前の記事で、作品の印象は視覚情報よりも聴覚情報の方が勝るらしいという事を書きました。
人間は、目で見た事よりも、耳で聞いた事の方を重要視するらしいです。

声と言うのは当然ですけれど聴覚情報。
視聴者のイメージを左右するほどの事なんです。
こういった観点からも、声優さんというのは、作品にとって間違いなく大事な要素。

声を重視していない方にとっては「声が変わったくらいで」と思われる事と思いますけれど、作品にとっては大切なんですよね。
続編ともなると、1期の印象はどうしても拭えにくいものです。
だから自ら印象を変えるような事をしてしまうと、反発も大きいと思うんですけれどね。
あ〜だからこその「新アニメーション」なのですね!!
納得!!…………は出来ないな〜(笑

「生徒会の一存」のキャスト変更。事実だとしたら残念でなりません。

そうそう。
秋からの「ひだまりスケッチ ハニカム」は延期して欲しいです。
切に。
後藤さんが退院されて、満を持して仕事に復帰されるまで待ってほしいな〜。
うん。声優さんは大事ですよ。

7月21日追記
確定ソースとっくに出回っていたようですね。
どうやら脇を固めるキャスト陣も、角川グループ傘下のプロダクション・エース所属の声優さんに一部変更みたいです。
要するにメイン2名含めてプロダクション・エース意外の事務所に所属している声優さんは、殆ど交代させられたようです。
こういうあまりにも露骨な事をすると、誰も得しないと思うんですが(汗
後を継いだ声優さんが叩かれてしまうという理不尽な事が起きる可能性も高くなっちゃいますし、「大人の事情」を挟む場合は分からないようにこっそりとやって頂きたいものです。
「分からないようにこっそり」という事が今の情報化社会で可能かどうかは分かりませんが…。