アニメな日々、漫画な月日

アニメ、漫画の感想・考察

「黒子のバスケ」を「スポーツ漫画の皮を被ったバトル漫画」であると思った理由

この記事は

「黒子のバスケ」に関する記事です。
ネタバレありますのでご注意下さいませ。

はじめに

今週はジャンプ感想をお休みして、この記事を挙げることにしました。
今回の「黒子のバスケ」を読んでいて、ずっと納得いかなかった点に漸く納得いったのです。

う〜〜ん。いや〜、これまでもずっとそうじゃないかと思っていたのですが。
赤司とか紫原とか紫原とか紫原とか見て来て…。

この漫画。
僕の中では完全に「スポーツ漫画では無くなった」というのが今回の記事です。

悪役の登場

「スポーツ漫画」と見做さなくなった理由は、「とんでも超人バスケ」化してきたからではありません。
少年漫画なので、これ位の事は良いと思うのです。
楽しければ何だってアリですし。
というか、割と初期から超人バスケはしてましたしね。
「キャプテン翼」等から続くある意味ジャンプの伝統というか。

その事では無く。
ある点から「スポーツ漫画の皮を被ったバトル漫画」であると思ったからですね。

ある点と言うのが、先程も書いちゃいましたが、まぁ、紫原等の存在ですね。
スポーツマンシップというのがあまり感じられず、バスケ漫画なのにバスケが嫌い。
対戦相手のライバルというよりも「敵」として描かれているように感じていました。
「親の仇でも討つかのような」執念というか。そういうのを感じていたのですね。

とはいえ、まだこれは他の「スポーツ漫画」でもある事だと思っていたのです。
「作品の主題となっているスポーツを嫌っている選手」というのも有りがちですし。
スポーツマンシップ云々もスラダンの豊玉連中とか居ましたしね。
(理由があっても、南らのやっていた事はダメでしょう。)

何より、紫原はなんだかんだ言いつつバスケだけで勝負していた。
だから、この事は僕の考えを変える理由にはなりませんでした。

決定的だったのは前回から登場した灰崎。
もう嫌になるほど、ただの不良。
超嫌な奴で、スポーツマンには欠片も見えませんw

どっからどう見ても…キャラ的にも展開的にも「バトル漫画の悪役」なんですよね。
間違いなく黄瀬が負ける展開になる事でしょう。
寧ろ黄瀬が勝ったらビックリするw

完全にバトル漫画のノリ。
灰崎の登場は、僕の「黒子」に対する見方を変える決定打になりました。


とはいえ。
灰崎というキャラは否定できないのですよ。
僕は「SLAM DUNK」が大好きですし、スラダンにも(元)不良が出て来ます。
つうか主人公の桜木がそうだしw
ミッチーの(彼にとっての)黒歴史展開(笑)も否定する事になる。

だから、灰崎の登場自体は良いと思っています。
先程は「灰崎の登場が見方を変える決定打になった」と書きましたが、実は少し語弊があります。

作中で頻繁に使われているある単語が僕はずっと納得いかなかったのです。
「団体競技のスポーツ漫画で使う様な言葉じゃないよな」という思いをずっと抱いていて。
それが灰崎の登場によって、す〜っと自分の中で合点が行った。
バトル漫画だと考えれば、納得出来るなと。

その言葉と言うのが「強い」というものです。

「強い」という言葉を通常選手個人に使うか否か

この漫画では、個人の技量を指して頻繁に使われていますよね。
「強い」って。

僕の中ではこれは本当におかしなことでした。
バスケ等集団の競技。しかも球技に於いて「強い」なんて言葉を用いるだろうかと。
チーム全体を称して「強い」だの「弱い」と評するのは分かるのですが、個人相手には普通使わないんじゃないかなと。

普通は「上手い」とか「凄い」とか。
そういう言葉なんじゃないかと、ず〜〜〜っと思っていたのです。

でも、これは僕の見識が狭いからだと無理矢理納得していました。
自分が知らないだけで、普通に使われているのかもしれない。
そう考えていたのです。

でも、そうでは無くて、最初から「バトル漫画」を意識していたからなのかもしれないなと。
自分の中ではこう考えると一番しっくり来るんですよね。

それほど灰崎を称して「強い」という言葉を用いていても違和感が無かったのです。
彼が「スポーツのライバル」というより「極悪な敵」に見えているからw

まとめ

ジャンプではある程度リアリティに則したスポーツ漫画は難しいのかもしれませんね。
生き残るためか。最初から作者の考え通りなのか。僕が勝手にそう思っているだけなのか。
3つ目の可能性が物凄く高いですが、真実は分かりません。

う〜〜んと。
まぁ、結局は「キセキの世代」を倒すバトル漫画として見做すと、随分とスッキリするんですよね。
黒子達の「敵」は「相手チーム」では無くて「キセキの世代」のメンバー。
「バトル漫画」であり、かつ、「個人」を「敵」として設定しているからこその「強い」というセリフなのかなと。

こう割り切ってみると、今まで気になっていた部分も解消できて、より作品を楽しめる気がしていますが…。
こんな変な考え持っているのは僕だけなのかもしれませんねw

追記「はてなブクマコメのお返事的なモノ。」

本来こういうのは止そうと思っているのですが今回だけ…。
「ちょっと狭量かなぁと」いうコメントを頂戴いたしました。
はい。仰る通りです。
自分でも本当にそう思いますし、おおいに反省すべき点ですね。
どうも「ジャンプのバスケ漫画にはSLAM DUNKの後継者になって欲しい」という身勝手な想いが強すぎるのかと思います。僕は。
「スラダン」にリアリティがあるかどうかというと、フンフンディフェンス等人間離れしてますし、選手のレベルもNBAすら凌駕してると思いますし、微妙と言えば微妙なのですが。
やはりこういう勝手な想いを押し付けて作品を読んではいけませんね。
というか、それを不特定多数の方に見える場に公開しちゃうのが最低でした。