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アニメな日々、漫画な月日

アニメ、漫画の感想・考察

「氷菓」 関谷純の謎を推理してみた

この記事は

原作未読の僕が無謀にも「氷菓」の推理に挑戦してしまった記事です。
4話までのネタバレありますのでご注意下さいませ。

先ずは奉太郎の説を否定してみる。

奉太郎の説いた推論が間違っている事は、まぁ、次回のサブタイトル等々からも明らかで。
ならば、何がオカシイのか。
奉太郎の説だと、関谷純が退学させられる必然性が無いという事ですね。
教師陣が、彼を退学させる理由が皆無なのです。

教師の意向に反旗を翻す生徒側の首謀者を追い出し、自分たちの考えを強制させる為…。
つまりは、奉太郎の言う所の「勉学に力を入れる為、文化祭の日程を縮小させる」事を改めて実行する為に、退学させたというのならば納得します。
が、恐らくそのような事実は無かったのでしょうね。
それは「史実」が雄弁に物語っている。

奉太郎自ら提出した資料によれば、「文化祭を考える会」が行われたのは45年前たった一度きりだし、44年前・関谷純が去った翌年の文化祭もまた5日間行われたようですから。

教師側に生徒の闘争心を委縮させ、自らの考えを生徒に強いるつもりが無かったのですから、やはり関谷純を追い出す理由が無いのです。
勿論「面目を保つ為」などという下らない見栄や世間体の為なのかもしれませんが、いくらフィクションとはいえ、そのような教職の面子を潰すような展開はやらないんじゃないかという事で却下。

以上の理由から、僕は奉太郎の説が間違いであると思います。

一つの仮説

そもそも生徒と教師の間で闘争があったのでしょうか。
今回しきりに言及されていたのが、学生運動に関して。
里志が「この時代は教師や学校とは争わないで…」的な事を言ってますし、これはそのまま今回の神山高校の件にも当て嵌まるんじゃないかな。

一つ仮説を立ててみます。
里志の資料には「全学」と「我々」という2つの言葉が出て来ます。
作中ではこれはイコールとされていましたが、本当にそうなのでしょうか。
僕はこれはノットイコールであると踏んでいます。

里志の持ち出した資料を読むと、どうも文化部全体を主観として書かれている節があるからです。
つまりは、「(誇りある)神山高校文化部」=「我々」であり、「全学」というのは、文化部に所属していない学生全体という意味なのではないかな?

ようするに、対立の構図は
文化部所属学生 VS 文化部非所属学生
だったんじゃないでしょうか。

対立理由は一つ。
文化祭で模擬店を行うかどうか。

模擬店反対を説いたのが文化部所属の生徒(関谷純)であり、模擬店を望むその他の生徒達と話し合いがもたれた。(文化祭を考える会)
ちなみに「斗争」って中国語らしいですね。
意味の一つに「批判し吊るし上げる事」とあるので、模擬店を行おうとしている生徒達を批判した会という意味なのでしょうね。
「団結と祝砲」というのも、間違いなく文化部のどこかの部が発行しているんでしょうし。

で、この話し合いでは話は纏まらなかったのでしょう。
拗れに拗れて、文化部所属学生の方が授業をボイコット(果敢なる実行主義)するにいたり、遂には教師陣がこの間に入った。

事態の収拾を図りたい教師陣は、関谷純に主張を引っ込めることを薦めるも譲らず。
「文化祭とは、日頃の学習活動を発表する場であり、楽しいお祭りであってはならない」的な主張を教師陣に守らせる事を条件に、ボイコットを解除。
それでも事態を重く見た学校側の判断なのか、はたまた自ら責任を取ったのかは分かりませんが、これを機に関谷純は学校から去った。

まとめ

てな事を考えてみたのですが、納得いかない事が。
文化祭が「かんやさい」と呼ばれている事と文集が「氷菓」と名付けられた理由。
これが↑の推論とは繋がらない。

色々考えたのです。
文字遊びなのかなって。
「かんやさい」⇒「紙屋祭」と展開させて…とか。

若しくは、「寒夜祭」と書いて、実は冬に行われていた文化祭を何らかの理由で別の季節に行うように変更しようと試みたのかなとか。
「氷菓」は夏の季語なので、夏に実施しようと関谷純らは動いていて、折衷案で秋になったのでは…とか。

どれもなんかイマイチなのですよね。
でも、まぁ、次回分かるのでしょうからそれを待ちます。

そうそう。
奉太朗はきっと全て分かっているのでしょうね。
真相を見抜いた上で、わざと間違えてみせた。
えるを慮っての事か、「省エネ」主義の為か。どちらかは分かりませんが。
彼がそうする事はこれまでも散々描かれてきたので可能性としては高いと思うし、きっと今回もそうかなって。

何故、彼はわざと嘘の推理を披露したのか。
もしも「省エネ」主義の為ならば、図書館司書の糸魚川養子さんに話を聞きに行くのが面倒だからなのかなって。
どう推測したところで奉太朗の推理は「想像」でしかなく、証拠に乏しいですから。
彼の推理を裏打ちする証拠ないしは証人が必要で、今回は「推理」を「事実」にする証人が糸魚川さんの役目なのでしょう。

この糸魚川先生。
氷菓2号の前書きを書いた郡山養子、その人なのでしょうね。
わざわざ↓のようなちょい不自然なカットまで使って、この人のフルネームを視聴者に伝えていたのですからねw

恐らく彼女の独白で、事件は全て明るみにされるのでしょう。

ま。謎に関しては結局分からなかったので、素直に次回を待ちます。