Mangaism

アニメ、漫画の感想や考察を書いてます

背景から感じた湘南愛!「つり球」

この記事は

「つり球」の感想っぽい記事です。
ネタバレは…恐らく無いです。

絵画のような背景

このアニメを見て、一番惹かれたのは背景でした。
これまでも背景の綺麗な・力の入ったアニメに沢山出会ってきましたが、それらとはちょっと違うと言いますか。

今までのは写実的な背景。
実写と見紛うような繊細で、極限まで描き込まれたような背景画像のアニメでした。
最近では「花咲くいろは」とか凄かったかな。あれは見惚れる程綺麗でした。

んで、このアニメはというと、それの対極にいる感じ。
写実的というよりイラスト寄りの背景。
色の使い方が大胆と言いますか。

例えば木を描く場合。
写実的な背景だと、基本となる緑色を決めると、その(決めた緑色の)近似色で陰影を付けていく。
そんなイメージ。
極端に色を変化させるのでは無くて、グラデーションでも作るかのように細かく色を変えて塗られているように見えます。
(これは実際の制作工程を知りませんので、あくまで僕のイメージですが。)

対して「つり球」の背景はというと、色使いが大胆。
黄緑の影を深緑で塗るような感じ。

これは惹かれました。
と同時にどこか既視感に襲われました。
どこかで見たような気がするな…と。

イラストレーター・ジュジュタケシさん

常人以下の頭をしてる僕。思い出すまでに時間が掛かりました。
でも、イラストレーターさんの名前を知らない。
これはダメだろうという事で、ググって漸く突き止めました。

ジュジュタケシさん。

横浜に住んでいる人ならば、一度は絶対に見た事のある方だと思います。
てっきり横浜出身の方かと思っていたのですが、プロフィールを拝見すると東京生まれなのですね。
それはさておき。
横浜・鎌倉・江の島のイラストといえば、僕の中ではこの方が真っ先に浮かびます。

公式サイトに、画像・データ等の無断転載を禁じる旨が書いてありましたので、代わりに公式サイトを張ります。
jujuTakeshi Art Museum

イラストから適当に何枚か見て頂ければ「この方か〜」と思って下さる人も多いかな。
割と有名な方だと思っていますので。

色使いがどこか似ているのですよね。
「つり球」の背景とジュジュタケシさんの絵。
似てるな〜って思いました。
http://www.jujutakeshi.jp/illust/sea/0052-praia/
↑これなんか特に。


ただそれだけなのですが。
勝手にこういう所からも「湘南らしさ」を出しているのかなと感じました。

(ここまで書いておいてなんですが、イマイチパッとしないというか。
ジュジュタケシさん以外でもっとこの作品の背景画のようなイラストを描かれている方がいたような…。
でもいくら調べても出て来ない。あ〜〜モヤモヤする)

浦島太郎

この背景と栗コーダーカルテットの音楽が良い感じに融合していて、目でも耳でも楽しい気分になる作品でした。
ここからどう「地球の命運」を巡るお話になるのか。
全く想像出来ませんが、非常に楽しみです。

なんとなくですが「浦島太郎」が関係していそうw
冒頭でハルが下りた(と思われる)駅が小田急片瀬江ノ島駅で、この駅舎は竜宮城をモチーフとしていますし。
同じ神奈川県の神奈川区には浦島伝説が伝わっていたり、宇宙というワードも「ウラシマ効果」を彷彿とさせます。
ハルがまるで魚を操っているかのようなシーンや、釣りというテーマ。

竜宮城は宇宙にあって、ハルはそこからの使者。
…とかかもですねw

ま。深く考えずに、楽しい音楽と背景画像を愉しむ事とします。